下田市柿崎「弁天島」の場所・アクセス・周辺の釣り
2014-06-15T18:00:44+09:00 2014/06/15
「弁天島」という地名は全国に数多くあります。
下田市柿崎にある弁天島は、武士であり思想家、教育者でもある幕末・明治維新の精神的指導者「吉田松陰」が、弟子の金子重之輔と、下田湾に停泊中のペリー艦隊へ乗艦し密航を試みた場所。
当時下田は日米和親条約の締結により、函館と共に日本で初めて開港した港であったため、マシュー・ペリー率いる数隻の黒船艦隊が沖に停泊していたのです。
結局ペリー艦隊はこのとき乗船を認めず、吉田松陰たちは返されることになったのですが、この時の勇気と日本の将来を危惧しての行動は後々まで語り継がれ、この弁天島に松蔭の銅像や「吉田松蔭・金子重輔先生踏海企ての跡」などが建てられ、歴史の足跡を後世まで受け継いでいるのです。
弁天島は現在公園に整備されています。
芝生広場や遊歩道にベンチも作られているので散歩やピクニックに最適です。
又近くにイタリアンレストランもあるので、デートスポットとしても知られています。
そんな観光客やカップル等が訪れる場所ですが魚釣りもできるのです。
おすすめは投げ釣りでキス、ふかせやだんごでクロダイです。特にクロダイやキビレの魚影は濃い。
今は知りませんが、昔は周辺にある干物製造店が魚のアラを付近の海岸に捨てていたため、3kg位までの魚はかなり住み着いています。
ただ、すれているらしくそう簡単には釣れないのですが・・・
下田市柿崎「弁天島」の釣り・メニュー
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「弁天島」の場所・行き方
地図では下の位置です。
135号線をひたすら南下していくと下田湾の入口に交差点があります。
この付近が「柿崎」地区です。
左折すると須崎半島・爪木崎や恵比須島、九十浜海水浴場、等に行くことができます。
写真はクリックで拡大します。
「柿崎」交差点を左折し2・300m程行くと「玉泉寺」の看板が出ています。
ここに右に行く道があり、少し走ると弁天島なのですが何の目印も無いので意外に分かりにくい。
少し手前に釣具屋があるのでエサでも購入して情報を仕入れるのもいいかも知れませんよ。
弁天島の斜交層理
公園の手前にある縞模様が綺麗な地層でできた岩。
ここは「伊豆半島ジオパーク」に指定されている「斜交層理という地層です。(左下)
左側には吉田松陰の七生説の碑・金子重之助の顕彰碑と弁天社。
吉田松陰と金子重輔が密航を試みた際にここの祠に身を隠したそうです。(右下)
「弁天島」の釣り・ポイント
公園には駐車場とトイレが整備されています。
奥にあるのが当時の松蔭たちのことを描いた「吉田松蔭・金子重輔先生踏海企ての跡」。
公園の中央は芝生広場です。
松蔭と金子重輔の銅像がここに建てられています。
題は「踏海の朝」。
沖側遊歩道
沖側は遊歩道が整備されています。テトラに下りてクロダイやメジナもできますが柵が高いので乗り越えるのは難しい。
おすすめは投げ釣りでシロギスやメゴチ狙いです。
結構簡単なタックルでしかもチョイ投げで釣れますよ。
東側は磯になっています。
西側の小堤防(トーフ)と港
公園の西側先端には小さな堤防が出ています。
この周辺は浅いのですがクロダイ、キビレの好ポイント。もちろんシロギスも釣れますよ。(左下)
弁天島の内側は港です。
港は足場も良いのでファミリーフィッシングに最適です。
水温が上がればサビキで豆アジや小サバなどの小型回遊魚も釣れます。
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港の先端から堤防に上がれますが少し高い。
東側の磯
駐車場の入口にあるのがイタリアンレストラン「Earny’s(アニーズ)」。その脇から地磯に行くことができます。
狭い通路ですが奥まで行くと海岸に下りる階段が作られています。
海岸の右側にあるのは臨海学校などで使われる「弁天島つりぼり」。底は海と繋がっています。
この周辺の磯も水深は無いのですがクロダイのポイントです。