田貫湖は紅葉を見ながらサイクリングもでき 湖には逆さ富士が映え キャンプ場もある
2017-12-11T00:04:02+09:00 2017/12/11
田貫湖とは、静岡県富士宮市にある湖です。
これは、入り口の写真です。
行き方は、富士東名エリアから降りて富士宮街道を登っていき、まかいの牧場という牧場が見えたら、その裏にあります。
また、案内看板があるのでそれに従っても着きます。
断層活動により隆起した古富士泥流の、窪地を拡大させて形成された人造湖で、富士山の西麓・朝霧高原の一角にあり、逆さ富士、ダイアモンド富士が見れる観光スポットです。
湖自体は、深くないですが遊泳は禁止です。
天気がいい日は、富士山と湖を一望できます。
概要
田貫湖は、静岡県富士宮市の朝霧高原エリアに内に位置する人造湖。
富士山のほぼ真西に位置し、大沢崩れを真正面に望むロケーションが特徴的です。
富士山までの距離も非常に近く、ダイナミックな姿が望めます。
また、富士五湖の東の定番が山中湖なら、西の定番が田貫湖です。
静岡県内をはじめ、富士山より西側のエリアからのカメラマンを中心に賑わいます。
自然湖である富士五湖に対して田貫湖は人造湖であるため、やや高台です。
そのため霧が溜まることがなく、冷え込んでも湖周辺ガスに包まれることはほとんどないです。
田貫湖といえば、ダイヤモンド富士です。
ダイアモンド富士とは、富士山頂から昇る朝日が光輝く様子が湖面にも映し出されることから、ダブルダイヤモンド富士とも言われています。
1949年に「田貫湖」に改称されました。
東西1km、南北0.5km、周囲4kmの湖畔には、桜や各種ツツジのほか、北側には広葉樹林も広がり、春の桜から秋の紅葉まで、雄大な富士山をバックに美しい風景画が広がっています。
恵まれた環境の中でのキャンプ、ボート遊び、ハイキングも出来ます。
また、ヘラブナ釣りのメッカとして全国的に有名です。
ちなみに、ダイアモンド富士が見れるのは、4月20日前後と8月20日前後の約1週間、富士山頂から朝日が昇り、光輝くダイヤモンド富士を見ることができます。
人造湖
田貫湖は、人造湖なので富士五湖に含まれていません。
どうやって、田貫湖が作られたか。
元々は狸沼あるいは田貫沼と呼ばれていた小さな沼地であったが、1923年に発生した関東大震災の影響で、周辺の水の供給を賄っていた芝川の水量が減少したことから、農業用水を確保するために1935年(昭和10年)に堤防を建設し、沼を人工的に拡張。
これにより706,000m3の貯水ができる人造湖となり、その後も水の需要増加に応じて拡張工事を行い、現在の貯水量120万平方メートルの湖になりました。
見どころ
撮影ポイントは大きく2箇所に分かれます。
1つは北側の駐車場から遊歩道を5~10分ほど歩いた湖岸です。
開けておりに雄大な富士山を望みます。
もう1つは休暇村富士の正面にある展望デッキ。
こちらは左右から張り出した島の間から富士山が覗く特徴的な展望となります。
逆さ富士が見られやすいのは展望デッキのほうです。
春「桜の名所」でもある田貫湖
田貫湖は「桜の名所」でもあります。湖畔には、約350本もの桜が植えてあり、特に南側キャンプ場横の駐車場からの眺めは絶景だそうです。
毎年、桜の見ごろは前後しますが、4月中旬位には富士山と田貫湖をバックに満開の桜の風景を見る事ができます。
夏
湖畔では6月下旬から7月上旬にかけて、夜になるとゲンジボタルが舞います。
私も、夜に友人と来たときにほたるがいて、感動しました。
年々減ってきているそうなので、貴重です。
冬も一応営業していますが、あんまり乗る人はいないようです。
こじんまりとしていて、静かなボート乗り場です。
秋
ちなみにこの赤富士は、4時20分〜4時40分くらいまでしかみれません。
4時くらいになって、カメラを携えた人たちが集まってきます。
サイクリング
自転車を借りて「サイクリング」
料金は自転車が1台、30分300円で60分500円です。
走行料は無料です。
だいたい一周20〜30分ぐらいです。
周回する方向は「反時計回り」と決まっているので注意。
田貫湖には橋が2つあり、その一つがこの長者の橋です。
サイクリングコースは、舗装された道ばかりでなく、こういう林の中の道もあります。
これは、田貫湖にあるもう一つの橋ひめのはしです。
施設
田貫湖ふれあい自然塾
田貫湖の南西にある「田貫湖ふれあい自然塾」は環境省が推進する自然学校の第1号です。
詳細は、田貫湖ふれあい自然塾ホームページを参照してください。
管理運営は環境省、静岡県、富士宮市、財団法人休暇村協会、「田貫湖ふれあい自然塾運営協議会」が行っています。
「自然とのふれあい」をテーマに富士山麓の大自然とのふれあいや体験活動を行い、自然を学び、尊ぶ心を養います。
自然のしくみや恵みを肌で感じる事で、自然の尊さや環境保全の重要性を認識することができます。
とはいっても、あまり形式ばらずに子供から大人まで気軽に体験学習ができます。
専門のスタッフが、楽しく気軽に自然を体験出来るプログラムを組んでおり、個人から団体まで、基本無料で気軽に利用できます。
プログラム内容は、
- 洞窟探検。
- 巣箱作り。
- 親子キャンプ。
などが、季節ごとにあり、いつでも遊べるものは、
- 生き物スタンプラリー
- 昔の懐かしい遊びコーナー
- おもちゃ貸出コーナー
これらは、施設内で遊べるものなので、冬でも遊べます。
今日のレクリエーションが手書きで書かれています。
今日のレクリエーションは、クラフト作りのようです。
それと、この施設は誰でも無料で使う事ができて、トイレも完備しているそうです。
入館する際は、靴を脱いで入館しましょう。
キャンプ
富士山の絶景を目の前に、日帰りバーベキューやテントを行えます。
ここはキャンプ場の駐車場です。
入り口はこういう門になっています。
門をくぐると「キャンプ場」が目の前に広がっています。
「田貫湖キャンプ場」は南側の「テントサイト」と北側の「バンガローサイト」に分かれています。
「テントサイト」は主に家族連れなどの少人数利用が主体で約300のテントが張れます。
「バンガローサイト」は40人用の団体宿泊所が2部屋と8人用のバンガローが10棟もあり、団体客利用が主体です。
夏のキャンプシーズンと冬の年越しシーズンには混雑します。
駐車場からも、富士山をみることができます。
「ハイキング」、「サイクリング」、「ボート遊び(レンタル)」などの「アウトドアレジャー」もできるので、キャンプ場所はおすすめです。
「バーベキュー」もできるのですが、キャンプ場利用の宿泊客限定で現在は、「日帰りのバーベキュー」は禁止されています。
ただし、日帰り客でもお弁当を持参して、芝生などに座って食べるのは自由です。
眺めが抜群ど、キャンプ場も完備については、冨士周辺では一番だと思います。
ホテル
休暇村は、1961年創業以来、国立・国定公園など、優れた自然環境の中のリゾートとして、全国に店舗があり、歴史あるホテルです。
詳しくしりたい方は、休暇村公式ホームページを参照してください。
コンセプトは、「その土地ならではの魅力にふれていただきたい」、といものを掲げており、地元の食材を活かした料理を提供してくれます。
また、田貫湖のような自然の中にあるので、緑豊かで、空気がおいしく、過ごしやすい環境です。
有名な版画家川瀬巴水の作品に出てきそうな富士山をみることができます。
釣り
釣り師の間では「ヘラブナ」として知られる魚は、ゲンゴロウブナといい、コイ目コイ科コイ亜科フナ属の淡水魚である。
ここが田貫湖の釣り場です。
破損のため釣り入場禁止のテープがしてありますが、ここ以外でも釣りをすることは可能です。
ヘラブナ以外の別名は、カワチブナ、オウミブナです。
琵琶湖固有種のゲンゴロウブナという種を、釣りのターゲット用に品種改良した魚です。
成長につれ体高が高くなることから、ほかのフナとはと区別できます。
現在では日本全国に生息しており、昔から根強い人気のターゲットとなっています。
ヘラブナ釣りの魅力・面白さは、繊細なアタリをとるゲーム性と引きの強さで、時にとても小さくてタイミングよく針に掛けるのが難しいのが特徴です。
しかし、その難しさがヘラブナ釣りの醍醐味でもあり、このゲーム性に魅了されるたくさんの釣り人がいます。
最後に
逆さ富士山と赤富士には、 心が洗われるくらいの絶景で感動しました。
幼児向けではないかもしれませんが、家族写真や年賀状用の写真をとるのには、うってつけの場所といえます。
注意することが一つあり、湖岸での撮影時の水没や転落です。
湖岸には柵もなく、また湖に向かって傾斜した斜面となっているため、水没事故が多発します
お子様連れ、三脚台を使う際の撮影には、周りや足元をよく見て、注意して楽しみましょう。
この記事を読んで、少しでも興味が出た方は田貫湖にぜひ言ってみてはいかがでしょうか。