出会い岬から見る戸田村と、波穏やかな「戸田御浜海水浴場」
2013-06-24T18:00:35+09:00 2013/06/24
伊豆の西海岸沿いの道は石廊崎まで続きますが、ところどころにとても見晴らしが良い場所があります。
井田村を一望できる「煌きの丘」もそうでしたが、ここを過ぎてしばらく行くと戸田村を見渡すことができる「出会い岬」というビュースポットがあります。
ここは戸田村に下る国道17号線沿いの右側に設けられた車やオートバイも停められる結構広いスペースで、左側を見ると眼下に戸田村と戸田港が一望できますし、やや右側を見渡すと駿河湾の奥に富士山がそびえています。
トイレも完備されていますので、休憩所として利用することもできます。
この日も平日にもかかわらず、他県からの観光客が入れ替わり立ち代り足を止めていました。
戸田港は天然の港で水深もかなりあります。
ここは駿河湾で獲れる世界最大のカニ「タカアシガニ」が水揚げされることで有名ですし、遠洋漁業の基地にもなっています。
また、周囲は温泉街になっており、何軒もの温泉旅館やホテル、民宿、飲食店が軒を連ねています。
戸田御浜海水浴場・メニュー
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出会い岬から見る戸田御浜海水浴場
国道17号線沿いの右側、少し突き出たスペースに出会い岬が作られています。
この付近から下り坂になっており、降りきったところが戸田村です。 先端の展望所。 ここからの景色は最高です。 比較的広い駐車場とトイレも完備されていますので休憩所としての機能も十分です。
戸田御浜海水浴場の場所と行き方
戸田村の中心部を過ぎると土肥方面に行く峠の入口に右側の行く細い道があります。
ここを右折すると突き当たりが戸田御浜海水浴場。
戸田御浜海水浴場の概要
鳥のくちばしのように延びている御浜岬の内側が海水浴場になっています。
細かい砂でできた広い砂浜と、裏側にある松の防風林が他の海水浴場と違う雰囲気を醸し出しています。
- 所在地・・・沼津市戸田
- 利用料金・・・無料
- 監視員・・・あり(8時30分~17時)
- 水質調査・・・AA(2012年は全国の海水浴場の中で5位以内に入るほど良好な水質)
- 付帯施設・・・海の家・トイレ・足洗い場
- 駐車場・・・1日1200円・142台収容
開設期間・利用期間についてはパージ下の「詳細情報・関連記事」でご覧ください。 シーズンに向けて海の家を作っている最中です。 海水浴場の入口は御浜岬公園になっており、松やイヌマキが生い茂る中に美しい石畳が設置されています。 公園の入口にある石柱。総御影石でできており公園のシンボルになっているそうです。 シーズンになると海に設けられる恐竜の遊具と筏。 たぶん子供たちは大喜びですよ。
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トイレと駐車場
トイレは海水浴場の入口にあります。右の階段からは駐車場に行けます。 駐車場は広いですね。 夏季のみ(7月14日~8月26日)有料で1日1200円です。 駐車場の外側はゴロタ浜の海岸。晴れた日には富士山が見えます。
ここも海は比較的おだやかですが、少しの気象の変化で荒れだすこともありますし、少し沖は水深もありますので泳ぐにはやめたほうがいいですね。
戸田の魚釣り
湾の中は潮の流れが緩やかですが、潮通しが良いので多くの魚種が釣れます。
釣れる魚は場所によって大きく変わります。 まず湾内のほとんどの場所で狙えるのがアオリイカ。
ただし季節は4~6月頃までの産卵期と秋口に限定されます。
おすすめポイントとしては岬の内側にある堤防。
特に諸口神社の鳥居がある先端の堤防は掛けてから取り込みやすいですからヤエンにはおすすめです。
メジナは外側のゴロタ浜です。
本気に大きなサイズを釣りたいのであれば、サラシが少しあるときの夜釣りです。
良い場所を探し当てれば40オーバーは比較的簡単に釣れるでしょう。
夏は回遊魚も狙えます。主にイナダやワカナゴ(ワカシ)ソーダ鰹、シイラ、トビウオ、小カンパチ等が対象になります。
潮通しが良いですから遠投カゴ釣りで狙っていれば魚が廻ってくると思います。
他は湾内に停泊している船の間でカマスやメバル、カサゴ、漁協の前あたりで小鯵やイワシ、サバといった小魚が狙えます。
貸しボートが2軒あります。
昔は「イナギ」という名前でしたが今は「貸しボートセピア」になっています。
もう1軒は「ちどり丸」という民宿。
ここは民宿や湾内係留船もやっています。
湾内係留船とは戸田湾内に係留してある漁船に渡してもらい、そこで魚釣りをするというものです。
船は止まっているので船の弱い人でも酔うことはないでしょう。
湾内で狙えるものは以下のようになります。
- 春~初夏・・・マダイサバ、ヒラメ、イトヨリ・クロダイ・アジ・カワハギ・カサゴ・キス・等
- 夏~秋・・・丸ソーダ・平ソーダ・イナダ・マダイ・カンパチ・サバ・アジ・カワハギ・カサゴ・等
料金やポイント等の詳細はページ下のホームページでご確認ください。
戸田もジオパークに入っていた
ここも伊豆半島ジオパークのエリアに入っています。
ここは「大瀬崎・戸田エリア」になります。 伊豆半島ジオパークとは、伊豆半島の大地(ジオ)の貴重な資産を多数備えたうえで、それらを保全し活用することで地域振興につなげていくという仕組みです。
日本ジオパークネットワークへの加盟は2012年の9月24日に終えています。