田舎暮らしブログ

田舎暮らしブログでは、田舎暮らしに役立つ情報やニュース、コラムを発信していきます。田舎暮らしに興味のある方はゆっくりご覧になっていって下さい。



田舎暮らしコラム 田舎暮らしニュース

実際に田舎暮らしをして 古民家選びは不動産がいいのか 市によって違った水道事情

2019-07-02T01:34:42+09:00 2019/07/02

実際に田舎に暮らしていて、メリット、デメリット、注意点、こうしたら良かったなどについて話します。

田舎の風景の写真

移住した人たちの主な職業

私の近隣で、暮らしている人たち、田舎暮らしの記事、雑誌に掲載されていた移住した人の理由で、大まかに分けたものを紹介します。

害獣の駆除、毛皮を売る

雑サラして、農家の畑を荒らすイノシシやクマを撃退する職についた方を記事でみかけました。

甲斐犬と共に暮らし、猟銃の資格を取得し、悠々自適に暮らしているそうです。

また、退治したクマやイノシシの毛皮、肉をジャーキーにして売ることもできるそうです。

鹿やイノシシ等の毛皮や角をとるには資格が必要です。

地域おこしの協力

2015年にはじまった「地域おこし協力隊」という制度です。

最長3年間という期限付きではありますが、地方の仕事をお手伝いするという名目で移住をすると国から給料が支給され、住居も付く場合があります。

近年出来た制度ですので、具体的に何をするとかはまだ明確になっていません。

支給される金額は自治体によって変わりますが、16万円〜20万円ほどを設定している自治体が多いです。

また、自治体によって様々で何を求められるかも決まっていないそうです。

一次産業、農業や林業

農業や漁業、林業、畜産業などの一次産業。

移住する目的として「自給自足の生活をしたい」という人も多いですし、地方での主流な仕事になります。

最近は専業で一次産業だけをやるよりも、他の仕事と兼務する「兼業農家」や暮らしの一部に農を取り入れる「半農半X」と呼ばれる生き方を田舎で実践する人も増えてきたそうです。

私の知人も米づくりを副業でしていましたが、あんまりうまくいかなかったそうです。

一次産業は年々減少してきており、後継者に悩む経営者も多いのです。

 事業継承

人口減少や少子化といった課題は日本全国で問題になっていますが、特に地方では深刻な問題となっています。

農地を経営する農家さんが80歳を超えていたり、次の跡取りがいなかったり「後継者不足」に悩んでいる所は年々増えてきています。

後継者不足を理由に廃業に至るところも多く、今後この流れは益々加速していくと考えられています。

そして、その結果輸入に頼ることになります。

仕事を無くさないという事で、後継者に悩む事業主の方から事業を継承するという方法が考えられました。

ただ、信頼関係と有効な人間関係が必要になるので、時間はかかりますが「将来は地方で独立したい」と考えている人にとっては願ってもない事だと思います。

 自伐林業

低投資で始めることができる副業前提の林業です。

通常、林業は森林の保有者が管理を森林組合などに外注します。

外注になるので管理にコストや人件費がかかってしまいますが、自伐林業はこれを「自分でおこなう」というものです。

チェーンソーや資材搬入などの設備投資に少し資金が必要ですが、栽培した木などは自分で販売することができるので、毎月数万円の利益が見込めます。

副業感覚で自伐林業をおこなう人も増えてきました。

ただ、年々木が減ってきているのが問題です。

 起業

都会で起業するとなると、数百万円〜数千万円規模の資金調達をして、オフィスを借り、様々な環境を整えた状態でスタートとなりますが、地方ではちょっとしたことから仕事をはじめることができます。

様々な業態が人手不足で悩んでいるので、そこを補填するサービスを立ち上げたり、インターネットを使った地方の商品を販売する仕組みを整えたり、アイデア次第で形にしていけることがあります。

家賃や食費などの生活にかかる費用も安いので、都会に比べると挑戦しやすいのがメリットです。

ただ、田舎自体に人が居ないので、固定客や何かしらのスキルが必須といっても過言ではないでしょう。

古民家カフェや民宿

最近増えてきた、地方にある空き家を活用した古民家カフェや民宿、ゲストハウスなどを経営する人もいます。

以前紹介した浜松の都田建設の記事にもこの古民家カフェが出てきました。

どういう事かというと、空き家を安く譲り受けリノベーションを行い、ゲストハウスなどの宿泊施設にするといった方法です。

都会と違い、田舎は家や土地を購入が安く手に入れることができるので、田舎だからこそできる事でもあります。

 高齢者サポート

地方でかなりのニーズがあるのが高齢者のサポートや福祉介護の仕事です。

紹介した職業の中で一番この職が、一般的で入りやすく、ある程度の生活が確保できるものだと思います。

介護施設や老人ホームなどの施設で働く、または訪問介護、車の送迎や日常の家事手伝いなども。

今後も高齢者は増加していく傾向にあるので、職に困る事はないかと思います。

 

移住した人がどうして移住したのかについて

大体の理由が

  • 脱サラして農業を始めたい
  • 老後の資金集めため古民家を買った
  • 豊かな自然に囲まれた暮らしがしたい

です。

他にも子供の喘息があるからや、療養のためとかもありますね。

私の近所の近隣の人たちからは、若い頃に古民家を購入、ローンで家を購入して、老後を自然の中で過ごしたいという計画の元引っ越してきた方もいました。

若い頃にたくさん働いて、かつ土地代の安い田舎で家を立てたので生活も都会で家を建てるよりは厳しくなかったそうです。

ここが、田舎暮らしのメリットかもしれません。

不動産屋に行くべきか、自分で探すべきか

一概に何がよいとは言えませんが、個人的には自分で探す、です。

自分で、不動産屋にも行って何軒か探し(3〜5)ピックアップし、次に自分で過疎地域などに行って自分にあった、古い家を見つけたら連絡先を調べるなどする。

これも、何軒か調べてみるのがおススメです。

重要なのが、一回の下調べ、家を見て決めないことです。

私も何軒か見て選んだんですが、生活すると全く違います。

生活する上でも、何が必要か、どういう気候が自分にあってるかなどを頭に入れて選びましょう。

「古民家を購入して住みたい」と思っているけど、何処に相談したらいいか?をよく相談されます。

また、「何県に住んでいるんですが〇〇〇円くらいの物件を…」など。

条件が揃っているなら、ネットでキーワードを入力し、探すのも手ですが、実際住んでいる人、探して購入した人の方が信頼があるとは思います。

私も探していた時人に聞いて周りましたが、なかなか見つかりませんでした。

結果、不動産屋、足で探すを行なって購入までに至りました。

なので、経験上の個人の意見なのですが、古民家の購入はネットより、歩いて探す方をお勧めします。

不動産屋で探して、実際に見に行って、自分でも探してと行った感じで。

時間はかかりますが、それはしょうがないことです。

家を購入するというのは、大変な買い物です。

一生の問題になる場合もあります。

慎重ぐらいがちょうど良いです。

また、古民家情報を紹介するイベントなどを行っている自治体もあるので、住みたいエリアの自治体に問い合わせてみるのもひとつの手かもしれません。

余談ですが、田舎暮らし系雑誌で山梨県周辺の峡南地区で500万前後のからの物件がポツポツ出ていました。

もっと安いのがいいとなると、長野県 長野市から飯山市にかけて300万〜1200万円前後の物件があったりもしました。

古民家購入は、補助や税金メリットがあるって本当?

住みたいと思えるような古民家物件を見つけたら、次に気になるのが購入にかかるコスト。

購入の流れは基本的に中古物件を購入する際と同じですが、実は古民家ならではのメリットは税金だと私は思います。

実は、古民家には築70年や100年という物件もざらにあるので、建物自体の価値が低く見積もられ、固定資産税が安いんです。

庭も駐車場も付きでも8000円〜100000円ぐらいだったと思います。

そのほか、不動産取得税も少なくなりやすいので、税金面ではいいことが多いです。

実際に暮らして。どういう土地がいいのか、市によって違った水道事情

私が田舎暮らしていて、こういう事も気をつけて物件を選んだ方が良かったと思った事をピックアップしました。

個人的な意見なので、鵜呑みにはせず、参考程度に見てください。

まず、医療機関です。

田舎暮らしにしても、都会で暮らすにしても、人は病気になります。

老後を田舎で暮らそうとし、免許を返納する年まで暮らしたた場合、近くに病院がないとかなり不便になります。

次に、自然災害への対策や避難場所が確保できる場所。

これは、自然の中で暮らす上で覚悟しておかないといけないことになる場合があります。

どうやっても、人間は災害には勝てません。

ですが、出来たら土砂崩れの対策、シェルターがあるところを選べたらよいです。

スーパーなどの公共機関について。

わざわざ都会の人混みなどが嫌で、田舎に暮らしてきたのにまた人の多い場所を利用するのかと思いますが、大事なことです。

最新のスーパーや豊富な品ぞろえがある公共機関でなくてもいいのです。

ただ、車で30分以内にスーパーがある場所にしないと、純粋に食べ物に困るときがあります。

私が住んでいる場所は、近くはないですが30分以内のところにスーパーがあり、雨が続いて作物が採れなかったときなど重宝しました。

また、農協などが管理している農家直送の販売所があったらもっと良いです。

珍しい野菜もあるし、形が悪いけど食べられる野菜が安値で売っている場合があるので。

余談ですが、浜松は静岡県でも全国に野菜を輸出している市なので農家の野菜が直送で売られている場所が多いです。

最後に水道について。

水道問題は、都会でもどこでもあるのでは?となりますが、ここで言いたいのは、地域による水の質と水道代の値段が変わる場合が田舎はあるという事です。

例えば、私は富士と山梨、浜松に住んだことがありますが、水のが全く異なったときがありました。

特に富士と浜松です。

富士の水は、富士山からの湧き水を使っている地域があり、カルキの匂いがかなり軽減され、水が硬い。

そして、すごく冷たいんです。

一方、浜松は山の湧き水等はないので、カルキの匂いが富士よりは鼻につき、水がぬるい。

冬でも、富士よりはぬるいので洗い物とかにはいいですが、夏は冷たい水がでるまで水を流し続けるので効率悪いです。

また、水道代の値段ですが、富士と山梨はピンきりであんまり都会と変わらないです。

浜松が、住む場所によって毎月いくら水道を使っても3000円のアパートを天竜川付近でみたことがあります。

近隣の人に聞いてみると天竜川などの過疎地域に部類されている場所以外でも、浜松まれにあるそうです。

住んだことはないのですが、御殿場に住んだ事がある知人が御殿場は水道代がだいたい安いと言っていました。

確かな数字はわかりませんが、どうやら山の中で富士山の雪解け水がよく流れる地域というのが関係あるみたいです。

関連記事

都田建設が手掛けた北欧タウン「ドロフィーズキャンパス」駅カフェ「都田駅」についての記事

湧き水や地下水の基礎知識や使い方、注意点を知っておくと田舎生活に役立つの記事

スポンサーリンク

-田舎暮らしコラム, 田舎暮らしニュース