富士山本宮浅間大社の前身「山宮浅間神社」は建物が無い
2013-05-18T18:00:39+09:00 2013/05/18
山宮浅間神社は、富士山の表口登山道「富士宮ルート」の途中にあります。
住所は、静岡県富士宮市山宮740。139号線からは15分程度で行くことができます。
山宮浅間神社というのは、富士宮市の街中にある富士山本宮浅間大社の元となる冨士信仰の大神が最初に祀られた場所で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が創建したといわれているため、全国の浅間神社の中では最も古いそうです。
ただ建物は有りません。ここは富士山を拝んだ「遥拝所」があった所だといわれます。
入り口にある案内所の係員の方に聞いたところ、建物は相次ぐ災害により建てては壊れ建てては壊れを繰り返したため、最後は最建築を断念したそうです。
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山宮浅間神社への行き方
大きな地図で見る
東名・新東名高速道路から行くには、冨士インターチェンジで降りて「西冨士道路(139号線バイパス)」に入ります。
西冨士道路はそのまま139号線に繋がっていますので、そのまま山梨方面に向かいます。
そうすると右側にパチンコ「マルハン」、左側に「すき屋」がある交差点が見えてきます。
この交差点が「登山道入口」の交差点です。
山宮浅間神社へは、この139号線にある「登山道入口」の交差点を右折します。
浅間大社から行く場合は、浅間大社手前の交差点を右に曲がり道なりに真っ直ぐ行き、正面に「さぬきうどん」の店が見えたら、その交差点を右折すれば上の「登山道入口」の交差点に出れます。
ここからもマルハンとすき屋が見えるのですぐ分かります。
登山道を15分位上がると左側に大きな杉の木が見えてきますが、そこが山宮浅間神社の入口になります。
近くに来ると鳥居が見えますが、ここを左折してもいいのですがこの先は駐車場が狭いので、そのまま20m程直進すると左側に新しく作ったと思われる大駐車場と案内所の建物があるのでそこを利用したほうがいいでしょう。
駐車場は市営。今のところ無料で停めることがでます。
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山宮浅間神社案内所
案内所は駐車場の奥。
おそらく世界遺産登録に向けて新築したのでしょう。
真新しい建物です。
中には浅間神社に関する資料が壁に掛けられており、関連パンフレットが用意されています。
これらを読めば一通りの歴史が分かるようになっていますので、是非寄ってみてください。
トイレはこの案内所にしかありません。
用をたしたい人はここで済ましたほうが良いと思います。
ここのトイレの扉は開ける時気をつけましょう。
両側の男・女専用の扉は押すと開きますが、真ん中の家族用は引き戸です。
・・・・まあ、たいしたことではありませんが入るときちょっと戸惑いました。
入口の鳥居から神社山頂まで
入口の鳥居を入ると昔からの駐車場。
その裏には浅間神社の石碑。そこには「富士山本宮」の文字が彫られています。
それは、ここが富士山本宮浅間神社の前身であるということを表しているのでしょうか?!
両側は地元企業から奉納された灯篭が並んでいます。
そこを進むといよいよ歴史を感じさせる中門が・・・・
門の中には参拝者名刺入れが付いた賽銭箱と、浅間神社の記念スタンプ。紙が用意されてますから誰でも押すことができます。
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鉾立石は2つある
鉾立石は富士宮市内の街中にある富士山本宮浅間大社にもありました。
浅間大社のものは、ここ山宮浅間神社にお祭りに行くとき、その石に鉾を起き休めるためのもの。
そこで休んだ後は山宮浅間神社までは鉾を地面に付けてはいけなかったそうです。
ここにある鉾立石は、浅間大社からずっと持ち続けてきた鉾を置くためのものだろうか?
手前の鉾立石。
奥にも鉾立石はあります。
神社の敷地内は封鎖されている
鉾立石を過ぎると最後の階段が・・・
ここを登りきるといよいよ、建物が無い浅間神社・遥拝所が見えます。
中はこんなかんじ・・・本当に何もありません。
そして今の所この中には入ることもできません。
もう一つの登り方
階段がきついと思う人は少し遠回りになりますが、左側に山道がありますのでそこからも登ることはできます。
山道は一番下の鳥居の奥を右に入った所から頂上の遥拝所まで整備されています。
ここは最後の石階段がある付近。
階段がきつい人はここから上がっていくこともできます。
ここが終点。遥拝所はここを上がりきるとすぐ見えます。