海水浴と磯遊び、魚釣りができる須崎半島の先端「爪木崎」
2013-07-31T10:00:10+09:00 2013/07/31
爪木崎は須崎半島の先端にある岬です。
ここは水仙の群生地として知られ、静岡県の名所100選では3位に選らばれている下田市きっての景勝地です。
水仙は毎年1月初旬に咲き始め2月の中旬頃まで楽しめます。
この時期は水仙祭りも行われるので、伊豆に行った時には是非立ち寄って見て下さい。・・・とにかく見事に咲いていますよ。
海水浴場は爪木崎の入り江です。
そこそこの広さがある海岸で、周囲はどこの海水浴場より磯に囲まれています。
岬の先端には灯台があります。
ここから見る下田の海は絶景。天気が良い日には伊豆七島の島々もうっすら見ることができます。
周囲は遊歩道が整備されていますので歩いて行けますよ。
須崎半島「爪木崎」・メニュー
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爪木崎の場所・行き方
須崎半島にある「九十浜海水浴場」の奥にあります。
道は途中から一本道ですから迷うことはないでしょう。
入口には料金所が設置されています。
写真はクリックで拡大します。
駐車場はこの付近と下の海岸沿い。
普通車・軽が1500円。大型バス2000円。マイクロバス1000円。2輪車は100円です。
普通車で行ったのですが午後だったためか、1000円にしてくれました。
爪木崎の全景
海岸線はこんなかんじ。入り江の沖に見えるのが「爪木島」です。
下の駐車場が広いように見えますがスペースのほとんどは漁協のものですから停めることはできません。
トイレが整備されています。
近くには漁協の直売所がありますのでおみやげも買えますよ。
海の家というか売店がありました。
温水シャワーもありますので冷えた体を温められます。
砂浜はおよそ200m。
周囲は磯がかなり長く続いています。
けっこう先のほうまで浅くなっていますので海水浴や磯遊びには十分でしょう。
砂浜の後ろは芝が生えてますからテントを張って休むこともできます。
灯台へと続く遊歩道
海岸からこのような遊歩道が先端の灯台まで続いています。
この付近一帯に水仙が咲き乱れるのです。
岡本眸(おかもと ひとみ)という人の詩「抱かねば水仙の揺れやまざるよ」がありました。
この人は東京生まれの俳人で本名は「曽根朝子」。富安風生、岸風三楼という有名な俳人に師事。
1980年に俳誌「朝」を創刊、主宰しています。
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灯台はどこにでもあるので特に珍しくはないのですが、ここの白灯台は先端まで真っ直ぐ道が整備されているせいか雄大に見えますね。
この白灯台は昭和12年(1937)4月1日に設置されました。
今は無人となっており、自動で遠隔監視されているそうです。
灯台からの景色
左側にある大きな島は「爪木島」。磯釣りの好ポイントです。
晴れた日には沖に新島や神津島、式根島等が見えるのですがこの日はもやがかかっていて見えませんでした。
右のほうにも島が見えます。
この島は「田ノ浦」と呼ばれる磯で、ここも磯釣りのポイントです。
神子元島も見えるようです。
神子元島(みこもとしま)というのは下田の沖にある無人島で静岡県の最南端にあたります。
ここにも灯台があります。その灯台は、国際航路標識協会 (IALA) が1998年(平成10年)に提唱した「世界歴史的灯台百選」に選ばれています。
ダイビングの世界的なポイントでもあり、磯釣りのメッカでもあります。
天然記念物とジオパーク
途中に東屋がありました。
看板には県の指定天然記念物であることの説明が書かれています。
なんでも、この辺の岩石は約500万年前の溶岩でできているそうで、その形態から「俵磯」と呼ばれているそうです。
下に下る道があったので行ってみると、ここもジオパークに選ばれていました。
ジオパークについての説明は南伊豆ジオパークビジターセンターと「ユウスゲ公園」から望む絶景をご覧ください。
爪木崎の釣り
周囲はぐるりと磯に囲まれています。
この辺も磯釣りのメッカです。沖磯には須崎港から渡船がでています。
爪木島や矢大臣、右大臣、サバ根、平磯、小根等といった1級磯が点在しています。
灯台の前から地磯に下りる道がありました。
おそらく地元の人が開拓した道だと思いますが、下りればかなり良い磯が広がっています。
この他にタカンバという釣り人には良く知られた地磯もあります。
ジオパークの看板付近からも磯に下りる道がありました。
かなり先のほうまで作られていて、こちらもあちこちに磯釣りができそうなポイントが点在しています。
地磯でもこの辺までくれば十分40オーバーのメジナやブダイ、等が釣れると思います。
沖磯ではこれに加えてイシダイやイサキ、マダイなんかも狙えます。