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無農薬野菜とは一体なんなのか?本当に体にいいのか?有機野菜との違いも解説

2018-06-10T18:32:21+09:00 2018/06/10

先日ニュースで、お弁当に入れるトマトはヘタを取ったほうが衛生的か、不衛生のニュースを見かけました。

ヘタを取らないほうが見た目はいいけど、取ったほうが衛生的良いらしく、菌が繁殖しにくいそうです。

そんな、野菜の衛生について皆さん気になる今日ですが、スーパーに陳列されている野菜は農薬が基本使われ、薬で洗ってから出荷しています。

これに反対派の人たちは、無農薬の野菜を生活に取り入れていますが、結構お値段がします。

根本的に、野菜で洗う理由は虫をつけないためです。

人は、見た目をとても気にします。

いくら味がおいしい野菜と言われようと、形が悪ければ買い手は居ないでしょう。

野菜で洗われ、体にほぼ害がないと言われているが、無いとは言い切れないとも言える、なんて表記がされているのに、虫がついていない見栄えのいい野菜のが人気。

お弁当に入れるプチトマトと同じですね。

では、体にいいとされ、形もいいし、虫もついていない無能薬野菜はどうして高いのか?

また、本当に無農薬なのか?どこまでを無農薬というのかを解説していきたいと思います。

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無農薬とは実際なんなのか?

無農薬とは、読んで字の如く、農薬を使わないで育てられている野菜のことです。

単純明快ですが化学肥料については、農薬と定義されていませんので、もしかしたら使っているという可能性があります。
でも。

よく、農家のホームページなどで無農薬野菜という表現が使われていますが、野菜セットを販売している個人の農家のほとんどはおそらく化学肥料を使用していません。

有機JASで許されている特定の農薬すら使っていないことが多いです。

つまり、完全な無農薬・無化学肥料の野菜だといえます。

ですが、無農薬野菜と表記してはいけなくなっています。

表記する場合は、有機野菜となります。

無農薬野菜という表記は使ってはいけない!?

以前は「無農薬」「減農薬」と表記された野菜が販売されていました。

これらの表現は生産者によって定義が異なり、消費者に誤解を与えやすいという理由で、農林水産省の『特別栽培農産物に係るガイドライン』によると、「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」の表示は平成16年に禁止されました。

ですが、農家の人が頑張って農薬や化学肥料を減らして作ったのに、売るときに何もアピールできないのでは努力の甲斐がありませんし、インパクトに欠けます。

そこで、「特別栽培」や「有機野菜」と表記するようになりました。

「有機」前につけるようになってから、印象に残りやすくなったそうです。

また、細かい表記も増えた事によってニーズも増えました

これらの事により、現代では農薬や肥料の情報が選ぶときのひとつの判断基準になってきたのがわかります。

 有機能野菜の“有機”とは何?

無農薬という表記が禁止されるようになってから、有機野菜となりました。

でも、一体「有機」とはなんなのかを説明します。

有機野菜とはなにか

 

有機野菜という名称は、 国(農林水産省)の法律”有機JAS法”を指しています。

有機JAS法の基準を満たしていなければ、有機野菜と表示して売ることができないということです。

ということは逆にいえば、有機JAS法の内容を知れば、有機野菜がどういうものなのかが分かるわけです。

まずは、農林水産省のホームページに掲載されている有機JAS法の内容の詳細は公式ホームページに記載されています。

ものすごく長い文なので、ここで要約した説明文を載せておきます。

【有機JAS法】

化学農薬、化学肥料および化学土壌改良材を使用しないで栽培された農産物、および必要最小限の使用が認められる化学資材を使用する栽培により生産された農産物で、化学資材の使用を中止してから3年以上を経過し、堆肥等による土づくりを行なったほ場で収穫されたもの。

簡単に言うと、“農薬や化学肥料を3年以上使っていない畑で収穫されたもの”です。

ただし、法律で認めている農薬もあります。

現在の有機JAS認証取得の現状

大地を守る会で取り扱っている農産物の中で、有機JAS認証を取得しているのは品目ベースで10~20%程度。

中には、農薬や化学肥料を使わずに栽培していても有機JAS認証を取得しない生産者もいます。

いろいろな理由が考えられますが、ひとつに、手間と費用の問題があります。

有機JAS認証を取得するまでには、申請費や検査費などの費用のほか、有機JASマークのシール代などが必要となります。

これらの費用は生産者が支払うことになっているため、手間と費用の面から考えると有機JAS認証の取得は生産者にとって負担が大きいという一面もあるためと考えられています。

よくある、オーガニック=有機なのか

"オーガニック=有機"この定義は間違いではないが、もともと"オーガニック"と呼ばれていたものは有機栽培の定義とは異なるものであった。
以前は、有機物を肥料として使用する栽培方法をオーガニックと呼んでいた。
現在はJAS規格に認定されたもののみが"有機"や"オーガニック"を名乗ることができるため、二つの言葉は同じ意味合いを持つ。

無農薬野菜か、有機野菜、農薬野菜どれが正しいのか?

こうみると、無農薬野菜つまり有機野菜の方が厳しい条件の中で栽培されているように思えるかもしれません。

ただ一つ気をつけなくてはいけないのが、有機野菜は「禁止されている農薬を使わない」という条件のもとで栽培されているということです。

無農薬野菜は、禁止されているいないに関わらず農薬を使いません。

つまり、有機野菜は禁止されていない農薬は使われているのです。

この部分が無農薬野菜と有機野菜の大きな違いになるので、本当に安全という視点で考えると無農薬野菜の方に軍配が上がります。

と言っても、有機野菜も化学肥料(自然から作られた肥料のみの使用)はいっさい使用していませんから、どちらも普通の野菜(農薬が使われた野菜)と比べると安全性が高い点は同じと言えます。

自分で選択し、自分の生活にあった無理のない食品選びが重要

野菜は、生活の中で栄養を取り入れるために非常に重要です。

食べる頻度が高く、そして生で食べることもあるだけに、なるべく新鮮で安全なものを選びたいのが望み。

野菜には、有機野菜やオーガニック、無農薬や減農薬などの選択肢があります。
無農薬や減農薬は栽培時に使用する農薬の量によるが、有機野菜やオーガニックとはどのような定義で決まるのかは、先程説明した通り。

つまりは結局は自分で選択するっと言うことになります。

我々が"食"に求めることは多い。

美味しさや栄養バランスだけでなく、満足感、健康効果など様々なことを期待しています。

そして、近年特に重要視されるものが"食の安全性"です。
食文化の多様化に伴い、料理の選択肢は著しく増加しました。
スーパーなどで取り扱う食品の種類も豊富ですが、日本の食料の多くは輸入に頼っています。
様々なものが手に入るが、その多くは輸入品というのが現状。
一応、厚生労働省では食品衛生法23条の"輸入食品監視指導計画"にて輸入食品の安全確保に取り組んではいます。。

しかしながら、食品偽造や賞味期限の改ざんなど問題が多いことも事実。

自分自身と家族のために、安全な食品を選ばなければならない時代になっています。

食品表示をチェックが必要不可欠なわけです。

地産地消の観点から考えれば国産を推したいが、だからと言って"輸入品=危険"というワケではないですから、食品表示法に基づいて記載されている原材料名はもちろん、製造者・加工者・輸入者や販売者などもしっかりとチェックすることが大切です。
私達人間の体は、食べたものから作られている。
自分自身と家族の健康を守るため、安全性の高い食材を選びたいものである。

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