穴場スポット!!湯ヶ島温泉「湯道」・「出合い橋」の場所と紅葉の見頃
2013-11-30T18:00:44+09:00 2013/11/30
湯ヶ島温泉とは、中伊豆の天城山中にある温泉。ここは狩野川と猫越川の合流点を中心に、豊富な温泉が湧き出しています。
ここを最も有名にしているのは小説家「川端康成」でしょう。
彼はこの湯ヶ島温泉に長期滞在しながら、短編小説「伊豆の踊り子」を執筆しました。
この小説は川端康成の初期の代表作となり、過去何回も映画化され、ヒロインとなる踊子「薫」は、田中絹代や吉永小百合、山口百恵といった歴代の名女優やアイドルたちが熱演してきました。
ここには「出合い橋」という橋が架けられています。
これは、「湯道」と呼ばれる、地元の人が共同湯に通う為の道沿いに流れる本谷川と 猫越川の合流付近に架かる「男橋」・「女橋」のことで、その2つの橋を合わせて「出合い橋」と呼ばれています。
この橋で出会った男女は幸せになれるという伝説があるためカップルが訪れる場所にもなっています。
そして、紅葉の穴場的スポットでもあります。
橋まで続く道沿いと、橋の両側に鮮やかに色付いたもみじや欅が、下を流れる清流と見事なコントラストを創り出していました。
湯ヶ島温泉「湯道」と「出合い橋」の場所と紅葉の見頃・メニュー
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「湯道」と「出合い橋」の場所・アクセス
地図では湯ヶ島温泉がこの位置。
414号線(下田街道)を南下すると天城峠の手前のほうに湯ヶ島温泉と「出合い橋・湯道」の案内看板が見えてきます。
ここを右折して下りていくと右側に案内標識が出ています。
写真はクリックで拡大します。
湯道はこの辺一帯の道のことのようです。
ここが出合い橋に繋がる道。ここを下がっていくと出合い橋の「男橋」に出ます。
「男橋」の紅葉
行った日は11月の24日。紅葉は見頃に入っていました。
この辺の見頃は11月中旬から下旬頃だと思います。
橋の両端だけが色づいているので、それがかえって鮮やかさを増しているように感じます。
橋の袂には川に下りる道もありました。
渡った所には小さな公園らしきものを造っていました。
どうやら新たな見所としてもみじを植樹しているようです。
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「女橋」の紅葉
下を流れているのは「猫越川」。
女性的な表情をしているということでここに架かる橋が「女橋」と名付けられています。
因みに、「男橋」の下を流れるのは男性的な表情の「本谷川」です。
多分欅だと思うのですが、この木もちょうどいい具合に色が付いていました。
紅葉は量ではなく、レイアウトですね。清流との調和が見事でした。
もみじはまだ青いところも残っていたので、例年どうり11月下旬までは見頃が続くでしょう。
橋を渡った所にある建物は「天城ほたる館」。ホタルの成育の資料展示がされています。
ここはゲンジボタルの名所にもなっており、毎年6月頃にはほたる祭りが開催されます。
出合い橋のストーリー
男橋の下を流れる「本谷川」と女橋の下の「猫越川」がここで合流して「狩野川」になっています。
ここの三角州は出会いのパワーを持つということで、ここで出会った男女が運命の人になる。と言うようなことが記されていました。・・・観光地は物語りだらけです(笑)