世界文化遺産「白糸の滝」の工事完成、ついに滝壺まで下りられる!!
2013-12-22T18:00:37+09:00 2013/12/22
静岡県富士宮市上井出にある世界文化遺産の一つ「白糸の滝」の工事が終了しました。
2013年12月21日の午前9時30分にオープニングセレモニーが行われ、午前10時から一般開放されました。
この工事は台風15号による被害の本格復旧工事と、世界遺産登録に向け滝壺にあった土産物店の移転、滝見橋の架け替え等。
2012年の夏ごろから滝壺周辺は立入禁止となっていました。
既に、このブログでは何回か紹介しているのですが、滝まで下りられるということで早速オープニングの日に足を運んで見ました。
世界文化遺産「白糸の滝」の工事完成・メニュー
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「白糸の滝」の場所・概要
既に過去の記事でここまでのアクセスは紹介しています。
「世界文化遺産「白糸の滝」は長谷川角行が水行を行った地・白糸の滝への行き方」をご覧ください。
- 落差・・・20m
- 滝幅・・・200m
- 水量・・・毎秒1,5トン
- 滝の種類・・・潜流爆(水を通す地層と通さない地層が剥き出しになり、地下水が崖の途中より直接落ちて滝となるもの)
- 観光としての価値・・・国の名勝及び天然記念物・日本の滝百選・世界文化遺産の構成資産などに選ばれている
移転した滝壺の土産店と富士山
入口の駐車場から下りていくと、新しい土産店がありますが、この「ちどり屋」さんというのが滝壺周辺にあったお店です。
看板には「創業明治43年」と書かれています。
以前来た時は気が付きませんでしたが、右下の案内看板も新しく設置されているようです。
写真はクリックで拡大します。
冬は富士山がくっきり見える日が多い。ここのところの冷え込みで麓の方まで雪化粧。
左下は駐車場から、右下は新しく造られた公園から見た富士山です。
音止の滝も工事が必要か?
白糸の滝の横には音止の滝があります。
これも日本の滝百選の一つで、「曽我兄弟」の敵討ちの場である「曾我の隠れ岩」が近くにあることでも有名です。
芝川に沿うようにして、白糸の方まで道が造られているのですが、夏の台風の被害なのか道が半分位崩壊しています。
これではいつ崩れるか不安ですから、ここも早く修復してもらいたいものです。
滝壺に下りてみた
遊歩道が整備され、滝壺周辺まで下りられるようになっています。
足の悪い人のために車椅子の貸し出しがトイレのところにありましたが、車椅子用の展望台も造られています。
今までは鉄の網で封鎖されていましたが、それも撤去されついに下まで下りられます。
この階段の途中にもお店があったと思うのですが、それも移転しているようです。
これが新しい「滝見橋」。
袂には滝を眺める展望所が造られていました。
案内看板が新たに設置されていますが、これを見ると長さは150mなっています。・・・wikiでは200mとあるのですが、50m短くなったのでしょうか?
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これは橋から見た川の様子。
以前はニジマスやアルビノが泳いでいたのですが、この工事で一匹も見えなくなりました。少し残念ですね・・・
遊歩道は川沿いから1周できるように造られています。
民放のTVカメラでしょうか、オープニングの撮影に来ていました。
右下は川に下りる道。たしかこれは以前からあったような気がします。
看板には滝と「食行身禄(じきぎょう みろく )」のことを記した案内。
食行身禄と言う人は、長谷川角行を開祖とする富士講を世間に広めた指導者・功労者みたいな人です。
恐らくこの白糸の滝で修行をしていたのだと思われます。石碑も残っていました。
これが近くで見た「白糸の滝」。
天下の名瀑とも言われるようですが、たしかに圧巻!!他に類を見ない見事な潜流爆です。・・・と語るほど、滝には詳しくないのですが(笑