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世界遺産関連

世界文化遺産「西湖」は、いやしの里根場とヒメマス釣り場で知られている

2013-06-14T18:00:27+09:00 2013/06/14

西湖は精進湖と河口湖の間にある湖。

富士河口湖町の真ん中付近に位置しています。

富士箱根伊豆国立公園の特別地域内にあり、湖には山梨県指定天然記念物「フジマリモ(マリモの変種)」の群落地でもあります。

大昔この辺には「剗海(せのうみ)」と呼ばれる大きな湖があったということは既に「世界遺産本栖湖編・竜神様の伝説」で紹介したと思います。

この湖は何回かの富士山大噴火で溶岩流が流れ込んでしまいます。

その溶岩で湖は分断され今の「本栖湖」「精進湖」「西湖」が生まれたと言われています。

そのためこの3つの湖は湖底で繋がっているそうです。

その証拠としては大雨による増水時は、いずれの湖も同じように水位が上がります。

近年では最もこの湖を有名にしたのは「クニマス」の発見。

クニマスは秋田県の田沢湖と本栖湖に生息していた固有種です。かつて孵化されたものを西湖に放流したのですが長年によりその生息は不明でした。

既に現在では田沢湖のクニマスは絶滅しているので、環境省の絶滅リスト(レッドリスト)にも載っています。

ところが2010年にこの湖で生存している個体が発見されました。

そのきっかけになったのはタレント・イラストレーターで東京海洋大学客員准教授という肩書きを持つ「さかなくん」。

京都大学教授の中坊徹次という人がさかなくんにヒメマスの執筆を依頼したそうです。

さかなくんは全国からヒメマスを取り寄せ、その中の一つに西湖から送られたクニマスが混ざっていたのです。

見分けがついたさかなくんの知識と心眼はしばらく絶賛されました。

今ではクニマスが生息している可能性の高い西湖の北岸の約1万平方メートルが自主禁漁区域に設定されており、環境省のレッドリストも「絶滅」から「野生絶滅」に指定変更されています。この絶滅からの指定見直しは初の出来事らしいですよ。

世界遺産との繋がりは富士講による「八海巡り」。

富士講信者は富士山の登拝の他に巡礼や修行も行っています。

この巡礼地とされていたのが「冨士八海」といいうもの。

これは富士五湖の他に明見、四尾連湖、泉端を含む「内八海」と、関東から近畿地方にまたがってある「外八海」に分けることができます。

外八海とは以下のような地域です。

外八海は二見海(二見浦、三重県)、竹生島(琵琶湖、滋賀県)、諏訪湖(長野県)、榛名湖(群馬県)、日光湖(中禅寺湖、栃木県)、佐倉湖(桜ヶ池、静岡県)、鹿島湖(霞ヶ浦・茨城県)、箱根湖(芦ノ湖、神奈川県)である。

引用元:wikipedia.富士講

西湖

世界文化遺産「西湖」・メニュー

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 西湖の場所と行き方


大きな地図で見る
139号線からは入口看板が出ていますのですぐ分かります。

川口湖からの道を紹介しておきましょう。

川口湖からは北岸を西の向かって走ると案内標識が見えてきます。

ここをまっすぐ行き、河口湖を通り過ぎるて山を越えていくと西湖です。

写真はクリックで拡大されます。

西湖

山越えの交差点にも案内標識があります。

下の写真は逆から来ていますが、川口湖大橋を渡り北岸から来るとここを右折することになります。

西湖


 西湖のキャンプ場

河口湖からはここに出てきます。

左折すると天然記念物のコウモリ穴に行くことができます。

西湖

西湖

キャンプ場は西湖湖畔に何箇所かありました。

これは「紅葉台キャンプ場」。

建物の裏側にバンガローや炊事場があります。

河口湖・西湖 246 西湖

右下の写真は「観岳園キャンプ場」。

西湖 西湖

ここ以外に、「西湖テント村」「青木ヶ原」「西の海キャンプ場」「西湖湖畔キャンプ場」「キャンピングリゾート・ワン」「浜の家キャンプ場」「西湖テント村」「冨士キャンプ場」「オートキャンプ・大和」「西湖キャンプ場」「西湖坂ノ下キャンプ場」「大和キャンプ場」「津原キャンプ場」が湖畔の周囲にあります。

料金や住所、電話番号等の詳細はページ下の「詳細情報・関連記事」をご覧ください。

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 西湖の民宿

民宿もあちこちにあります。

その中には「民宿村」というところもありました。

ここは何軒かの民宿が固まっています。

河口湖・西湖 255

何軒もありますので料金や住所、電話番号等の詳細はページ下の「詳細情報・関連記事」をご覧ください。


 天然記念物「コウモリ穴」

住所は山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068。

営業時間は9時から17時ですが季節により変動があります。

この付近には「鳴沢氷穴」や「富岳風穴」といった溶岩洞窟があります。

コウモリ穴は西湖の湖畔に位置している総延長350mの洞窟です。これは富士山麓の洞窟では最大規模とのことです。

ここは冬場でも温暖なことで多数のコウモリが生息していたそうです。

今はその数も減少して、ウサギコウモリ、キクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリだけが残っています。

入場料は大人300円、小中学生150円。20名以上の団体は50円引きになっています。

西湖 西湖


 古民家が立ち並ぶ「 いやしの里根場」

西湖の西側には「いやしの里根場」という施設があります。

昔この辺には茅葺屋根の集落があったそうです。

それを何年か前に復元して一般公開しています。

139号線のほうから来ると真っ先に見えますからすぐ分かります。

西湖 西湖

駐車場は100台位停められるものがありますので心配ありません。

施設の入口には特産品を販売している御土産屋が何軒かあります。

西湖 西湖

左下はトイレ。

西湖 西湖

里へ入るには入場料がかかります。

大人350円、小中学生150円です。

西湖 西湖

西湖 西湖

敷地の入口からは冨士山がくっきり見えます。

西湖 西湖

西湖 西湖

里の案内図が入口に設置されています。

建物ののなかでは郷土料理や田舎体験ができます。

西湖 西湖


 西湖はヒメマスの好釣り場

西湖はヒメマスの釣り場として知られています。ワカサギやブラックバス、ヘラブナの大型も釣れますがヒメマス釣りのほうが有名だと思います。

ヒメマスは綺麗で冷たい水にしか生きらることができない淡水魚です。

全国でも18漁業でしか釣る事ができません。富士五湖ではここと本栖湖ですが、西湖のほうが魚が大型が揃います。

解禁は3月20日から5月末までと10月1日から12月末まで。

入漁料金は一人1500円、これに貸しボートの料金が2500円(2人乗3500円)かかります。

釣りの制限も設けられており一人30匹までと、まき餌・寄せ餌が禁止されています。

現在はクニマスの生息が確認されたことで北岸(西の越沖)は立ち入り禁止となっています。

貸しボート店は、「樹海荘」「丸実」「松屋」「白根」「青木が原」「山路」などがあります。

詳細はページ下の「詳細情報・関連記事」をご覧ください。

西湖 西湖


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