今更ながら、田舎に暮らすのは簡単なのか、それとも難しいのか・・・

最近ある記事を目にしました。

以前から良く言われていたことですが、田舎に移住した人が地域に溶け込めないで帰ってしまったり、違う地へ引っ越してしまったとか・・・

全ての地域に当てはまるわけではありませんが、田舎と呼ばれる地域への移住はそれほど簡単ではありません。

都会や地方都市で隣の町や近隣に引っ越すとか、仕事の都合で他の県に引っ越すのとは訳が違います。・・・というか移住した地域での見られ方、扱われ方が違います。

それでも移住先にコネかなんかで仕事を見つけていく人はまだいいのですが、現地に行ってから仕事を見つけるというパターンは結構大変です。

何が大変かは一言で言い表すのは難しいのですが、とにかく地域に溶け込むのにかなりの時間と精神力が必要です（人によりますけど・・・）。

今さらですが、田舎は小さなコミュニティーです。

離島や村、限界集落と言われるよう地域は特にその傾向にあります。

小さなコミュニティーが悪いわけではありませんが、集合体というものは小さくなればなるほど閉鎖的になる傾向があると思います。

人が多ければ、様々な考え方や生き方が尊重されますが小さな所ではそういかないのが現実です。

いくら自分なりの考えがあったとしても、特に人に迷惑をかけていないとしても、その考え方や生き方、生活風習等がその地域とかけ離れていると受け入れられないことがあります。

その結果、自分たちだけ孤立してしまうことにもなりかねませんし、子供がいる家庭では学校でのいじめに繋がることも無いわけではありません。

田舎や離島ヘ移住した人が、その地を去るのは少なくありません。

事前にある程度は覚悟して移住を決断するのですが、いざ現地に住んでみると現実とのギャップに気が付きます。

とにかく田舎は人の繋がりが濃いです。

都会や地方都市に住んでいた人にとっては、よけいなお世話であるとかおせっかい等ということは日常茶飯事です。

それに小さなことでもすぐに村中に広がります。そしていつまでも同じことを言われます。

・・・どうですか、あなたは耐えられますか？！

とにかく、移住する際は家族で何度も繰り返し話し合いをして、できればその地に何度も足を運び、地域の人とコミュニケーションを十分はかってから引っ越すべきだと思います。

そして、周囲の人に何を言われても聞き流すくらいの強い精神力か、笑って聞き流せるくらいの太い神経は必要かもしれません。

そして、移住してからは何年もかけて少しづつ地域になじんで行くことが大切です。

田舎に移住しても５年や１０年くらいは、よそ者と思われてる覚悟は必要ですよ。・・・時には理不尽に感じるような扱いを受けることもあると思います。。

-田舎暮らしコラム