今期2度目の渡礁、小下田の沖磯「カジハナ」。海は春が近づいていた!!
2015-03-08T11:50:13+09:00 2015/03/08
伊豆半島の磯、各地の状況を見てみると高めだった水温もようやく15度台を切ってきた。こうなると本格的な寒メジナのシーズンです。
磯には多くの魚介類が生息しているのですが、釣り人のターゲットであるメジナやブダイ、その外道として釣れてくるアイゴやサンノジ(ニザダイ)、イスズミなどは冬になると岩場に付く海藻を食べだします。
特に水温15度台になると岩海苔やハンバ海苔、ヒジキなどが磯際に付着してきますので、この時期は彼らの主食となります。
メジナは産卵期ということもあり、活発にエサを捕食するようになります。
海藻がまだ生えてこない時期は雑食なため甲殻類なども食べることもあるようですが、海苔が付きだすと海苔が主食になります。
そして体重が増加し卵も大きくなり、刺身にしても磯臭さが消え脂が乗ってたいへん美味な魚になります。
地域によって釣り人はエサに海苔を使い「海苔メジナ」などと呼ぶのはこの習性から来ています。
体調不良と仕事の都合のため中々時間が取れなかったため約2週間ぶりの磯釣り。
ナライの風は強かったのですが海はベタ凪。
同シーズンに同じ磯に乗るのはあまり好きな方ではないのですが、集合時間ギリギリに港に到着したため乗れそうな磯は限られ、シーズン初めに乗った小下田の下磯「カジハナ」に渡礁しました。
最後に来たときに比べ海の色はうっすら濁りが入り、磯には褐藻類の海藻がビッシリ!!
春が近づいていました。
今期2度目の渡礁、小下田の沖磯「カジハナ」・メニュー
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カジハナの先端、大潮の満潮一杯
北東風が強かったのですが、西海岸は湖のようにベタベタの凪。
ただ、小下田の下磯「マルボー」や「カジハナ」には北東側の山からかなり強い風が吹き降りてくるので結構寒いし、見た目より釣りもし辛い・・・
この日は大潮。朝の6時ごろが上げ一杯なため、メインの釣り場となる先端の足場は波に覆われていました(右下)。
ベタ凪でこれですから、少しでも波があれば渡ることは不可能だと思います。
写真はクリックで拡大。
それでも準備をしているうちに少しづつ潮も引いていったので釣りを始める頃には何とか渡ることができました。
そして10時を過ぎた頃にはすっかり潮も引き、露出した岩場は一面海藻に覆われていました。
これだけ海藻が生えるとかなり滑りやすくなります。
磯ブーツはできるだけ滑らないよう、まめにチェックしておいたほうが懸命です。
いくら凪に恵まれても滑って怪我をすることや骨を折ることは磯ではけして珍しいことではありません・・・
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この日の釣果
下磯の磯上がりはPM2時半頃です。(上磯はPM3時)
この日は朝から下り潮。午後近くになり潮は上りに変わりそうだったのですが迎えがくるまで途中からほぼ動かない。
昼頃、北側から沖側正面際付近に移動。際付近は水深もあるため釣れる雰囲気は十分です。
しかしいろいろ手を尽くしましたが魚からはまるで反応無し。
仕方なく仕掛けを高感度で極細仕掛けに交換。
その後はなんとかぽつぽつと数を伸ばすことができました。
今回釣った魚はタイドプールに生かしておきました。
2時半頃になり迎えの船が見えたので急いでクーラーに移そうとすると、元気な奴に一匹逃げられました。(笑)
釣果は約15匹。キープは約30~37・8までを8匹。
沖上がり前の2投目に暫く味わったことのない大型がヒット。
かなりやり取りをしたのですが、あと少しで浮かせられるというところで痛恨のすっぽ抜け。・・・悔いが残る一匹でした。