伊豆半島の紅葉名所・修善寺温泉にある「修善寺」
2013-11-25T18:00:33+09:00 2013/11/25
修善寺温泉はかつての田方郡属していた中伊豆の温泉街です。
現在は土肥町・天城湯ヶ島町・中伊豆町が合併して修善寺地区とともに伊豆市になっています。
「修善寺」というお寺はその側にある曹洞宗の寺院です。
ここの境内には20本余りのもみじの古木が立ち並んでおり、紅葉の名所にもなっています。
桂川沿いにあるこの温泉街は、かつて弘法大師がこの地を訪れたとき、川で病気の父の体を洗っている少年を見つけ、その孝行に心打たれた大師が「独鈷杵(とっこしょ)」という仏具で川の岩を砕き霊泉を湧き出させ、温泉療法を教えたと伝えられています。
それがこの修善寺温泉の発祥の元となっており、温泉街の中央を流れる桂川には今でも「独鈷の湯(とっこのゆ)」という温泉が残されています。
この温泉が伊豆の温泉の中で最古のものだとも言われるそうです。
「修善寺」の紅葉と見頃
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「修善寺」の場所・アクセス
所在地は静岡県伊豆市修禅寺 964 。
地図ではAの位置になります。
伊豆中央道を行き「修善寺IC」で下りても行けますが、136号線を行くと看板が見えてきます。
右下が修善寺IC付近。まっすぐ行くと修善寺です。
写真はクリックで拡大します。
この道から以前行った達磨山に抜けることもできますし、そこから西伊豆の戸田にも行けます。
温泉街に入ると急に道が狭くなり、中心付近の左側に駐車場が幾つかあります。
駐車場の側のもみじもきれいに色づいていました。
桂川には真っ赤な橋が掛けられています。
それを渡るとすぐの所に「修善寺」があります。
山門が工事中ででした。
この工事は山門の保存修理工事で平成26年の8月末頃まで続くそうです。
「修善寺」のもみじは見頃真っ只中!!
例年でいくと11月の初旬ごろには色がつきだし、中旬から12月上旬位までは見頃が続きます。
そのため、もみじ祭りが11月中旬から12月初旬にかけて開催され、修禅寺の庭園では秋の特別公開を行っています。
境内の入口にはお地蔵さんと竹林。この竹林がなんとも風情があります。
多くの観光客がカメラ片手に見頃真っ只中の紅葉を撮影していました。
とにかく見事!!
今ままであちこちの紅葉を見てきましたが、ここのもみじが最も美しいかも?!
もみじはこの「鐘楼堂(しょうろうどう)」の周りに集中しています。
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下は鐘楼堂の横にある「水屋」。
水屋とは参拝者が手水を使うための施設。手水舎のことです。
ここの水屋は温泉らしいのですが、湯気は立っていませんでしたね~?
使ってみれば良かった・・・
これが修善寺。
正式には「福地山修禅萬安禅寺(ふくちざんしゅぜんばんなんぜんじ)」です。
一般には略して「福地山修禅寺」と呼ばれています。
大同2年(807年)に弘法大師に依って開創され、その後約470年間は真言宗として栄えます。
その後、室町時代(1489年)に韮山城主北条早雲が「隆渓繁紹(りゅうけいはんじょう)禅師」という人が住職に招かれ「曹洞宗」に改宗されたそうです。(修善寺HP・参照)