住みたい田舎の第3位と高齢者が住みよい街の1位・鳥取県「倉吉市」
2013-10-05T18:00:45+09:00 2013/10/05
住みたい田舎ランキングの第3位を調べてみると、それは鳥取県の中部にある倉吉市というところでした。
ここは週間東洋経済が毎年行っている2012年の住みよさランキングで、「高齢者が住みよい街」で1位にもなっています。
この住みよさランキングというものは、「発展力」、「裕福」、「高齢者」、「財政力」、「安心安全」、「出産子育て」の6分野において都市の住みよさを評価し順位付けするものです。
因みに総合1位に輝いたのは「千葉県・印西市」、2位は「石川県・野々市市」、3位は「福井県・坂井市」。
各部門別では以下のようになります。
- 発展力・・・千葉県・印西市、沖縄県・富見城市、愛知県・稲沢市
- 裕福な街・・・神奈川県・鎌倉市、東京都・港区、兵庫県・芦屋市
- 高齢者が住みよい街・・・鳥取県・倉吉市、広島県・三次市、東京都・港区
- 財政力のある街・・・東京都・品川区、東京都・中央区、東京都・江戸川区
- 安心・安全な街・・・鳥取県・益田市、新潟県・十日町市、北海道・室蘭市
- 出産・子育てしやすい街・・・秋田県・横手市、秋田県・由利本庄市、新潟県・十日町市
倉吉市は鳥取県中部の行政、経済、文化の中心都市です。
内陸部にある街ですが、海にも近く市街地から車で約20分も走れば行けます。
市内のあちこちには歴史を感じさせる白壁土蔵。
名湯百選にも選ばれたことがある「関金温泉」を始めとして三朝温泉、はわい温泉、東郷温泉。
これは「とっとり梨の花温泉郷」と呼ばれるもので、県中部に広がる一大温泉郷です。
ここにも「お試し体験」や「お試し滞在」があるのですが、「お試し滞在」はこの温泉を利用し自炊ができる湯治の宿泊施設となっています。
田舎体験も充実しており、農業体験や蕎麦打ち体験、魚のつかみ取り等、30種類以上もの体験プログラムが用意されています。
倉吉市は住みたい田舎ランキングの総合では3位ですが、部門別で見ると「移住者支援制度の充実度」で同県の鳥取市と同じ1位に輝いています。
また、老後の医療介護の分野においても1位。日常生活の充実度でも1位になっています。
住みたい田舎第3位と高齢者が住みよい街1位「倉吉市」・メニュー
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「倉吉市」の場所・概要
面積は約272km²。人口は約50,500人。
アクセスは大阪から約3時間、岡山からでは約2時間で行くことができます。
地図ではこの位置。
鳥取県は日本海側気候で豪雪地帯に指定されています。
倉吉市の気候をを見ると、平均気温15.0℃(最高35.6℃ 最低-2.5℃)。
最大積雪量30cmということですから、寒さはそれほど気にするほどでもないようです。
市内には江戸時代末期から昭和20年までに建てられた家屋や土蔵が多く残っていますが、その中でも「打吹玉川地区」は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
倉吉市は江戸時代は宿場町、湯治場として栄えた街で、日本の名湯100選に選ばれている関金温泉は山陰屈指の古湯として知られます。
「倉吉市」の移住促進制度・概要
主な支援制度は以下のようになります。
- 空き家バンク・・・市内の空き家情報をホームページ上で提供。
- 空き家取得支援事業助成金・・・空き家バンクを利用し空き家を購入し場合交付される助成金。(対象者・交付額の上限・交付の条件等がある)
- 住宅取得支援制度・・・県外からの移住者に対し、住宅を整備する費用の一部を支援する制度。(中古住宅購入補助金・中古住宅改修補助金)
- 若者の新築住宅固定資産税減免制度・・・35歳以下の人が住宅を新築した場合、3年間固定資産税の一部を減免するというもの。
- 移住定住相談員・・・移住定住にかかるあらゆる相談を受け付けている。
- 受け入れ支援事業交付金・・・空き家バンクを利用して空き家を購入・賃借する定住者と地元住民が交流する事業を支援。
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