南伊豆、須崎の磯「尾山・小山(おやま)」と「高場(たかんば)」
2014-03-19T18:00:10+09:00 2014/03/19
「尾山」は須崎半島の東側(外浦側)に位置する地磯。
隣の地磯「高場(たかんば)」同様、この辺は西の強風であっても、完全な風裏になるのが特徴です。
また、ダイワのフィールドテスター丹羽 正氏出演の「ザ・激磯」で取り上げられて以来さらに注目されるようになった磯の一つです。
尾山には「九十浜海水浴場」の降り口にある無料駐車場から「タカンバ」方面に向かうと、途中で山道が別れているらしく歩いて行くこともできるようです。
ただし高い崖を上り下りするなど途中はかなり険しいらしい・・・
歩いて行きたくない人は渡船が須崎から出ています。
地元の人とか、かなり地磯歩きに慣れていない人でない限り船で渡してもらったほうが懸命だと思います。
釣り場はかなりの広さ。恐らく5・6人位は収容できるでしょう。
釣り物は季節により、メジナ、イサキ、イシダイ、真鯛、アオリイカ、等。地磯であっても日によってはかなり良い潮が通すため、メジナ釣りでは40オーバーが複数混じるような好釣果も期待できます。
我々が行ったのは3月中旬。前日の天気予報では南西の強風ということで、最終的にここに決めました。
3月の中旬と言えばメジナの産卵期です。何処の釣果を見てもここのところパッとしていません。
しかも近況の様子では水温13度台の低水温。潮もこの時期特有の濁りぎみ・・・
大釣りは期待していませんでしたが、天気だけには恵まれたようです。
須崎の磯「尾山・小山(おやま)」と「高場(たかんば)」・メニュー
スポンサーリンク
「尾山」の位置
地図で見ると小さな半島のように突き出ています。タカンバは南側の側面奥になります。
道は特に記されていませんが、釣り人が開拓したような山道があるそうです。
ただ、途中の崖は30m位ロープを使って降りるらしい?!
写真で見るようになだらかに沖に延びているので、水深も沖に行くほど深くなります。
ただ、左側の中ほどは切り立った崖になっているので足元から深い。
写真はクリックで拡大。
「尾山」の釣り場
左下が船付け場付近。足元の水深は4・5m位。沖に行くほど深くなります。
足場は良く良い潮が通すと好釣果に恵まれるそうです。
右下は船付け場より少し陸側に寄った釣座。正面と右側にハエ根らしきものが見えるが、濁っているのではっきりどこまで延びているかは分からない。
多分、傾斜が途中で切れてハエ根みたいになっているのだと思う?!
左下は壁の際になる釣座。真下から右側(陸側)は水深8~10m位とドン深だが、左側はハエ根らしき傾斜で浅い。
真下付近から少し左に仕掛けを深く入れただけで、際付近はすぐ根がかりした・・・
右下は船付け場より外浦側に向いた釣座。
足元はここも浅い。ただ、このようなベタ凪であってもサラシは程よく出ていたので水温等、条件が揃えば釣れそうな雰囲気はある。
奥のワンド
上の写真は船付け場から比較的容易に入れる釣座です。
南側釣座の奥の壁を少し登ると半島の中ほどに穴のようになった釣座があります。
少しワンドになっており、この辺は足元から深い。
際付近で恐らく8~10m。2人位は十分入れます。
荷物を置くことができる穴のようなスペースがあるので、ここまで来ることができれば釣り座としては悪くない・・・
その代りここまで来るのには切り立った岩壁を伝ってくるためそれなりの危険を伴います。
磯に慣れないような人は避けた方が良いでしょう。
人気の地磯 「高場(たかんば)」
須崎半島のには幾つかの地磯がありますが、この 「高場(たかんば)」は1年を通じて人気があります。
駐車場から比較的近いということと道がそれなりに歩き易い。そして何より案内標識が出ているので、初めて行く人でも迷うことはありません。・・・尚、駐車場は無料でトイレ、ジュースの自動販売機付です。
下の2枚は尾山から見たタカンバ。
これらは正面から見たタカンバ。この日も何人かの釣り人が入磯していました。
右下の写真、崖の上に見えるのは多分観光客でしょう。
景勝地でもあるので観光目的で訪れる人もいるようです。
スポンサーリンク
矢大臣・右大臣・小根・爪木島裏
前回も「南伊豆須崎の沖磯・「爪木島」と「田ノ浦」」で紹介しましたが、西風を避けることができる沖磯が須崎には何箇所かあります。