南伊豆石廊崎の沖磯「小赤島」で寒メジナ釣り!!
2015-02-09T17:59:07+09:00 2015/02/09
石廊崎は伊豆半島の最南端。加茂郡南伊豆町にある太平洋に突き出た岬です。
伊豆の中でも気候は温暖で冬でも雪が降ることはめったにありません。
先端には石廊崎の白灯台があり、その付近を境に西側の海が駿河湾、東側が相模湾となります。
岬の先端から見る海岸は荒々しく絶景の観光地として知られています。
その昔、景観と気候を生かして「熱帯の楽園」をキャッチフレーズにした熱帯植物のテーマパーク「石廊崎ジャングルパーク」という植物園がオープンしていました。
ピーク時には年間70万人を越えるほどの入場者数があったようですが、景気の減退や施設の老朽化などで平成15年に幕を閉じています。
今は観光としてはその頃ほどの賑わいは見せていないのですが、海は複雑な地形と潮通しの良さで磯釣り師の間では昔から根強い人気を誇っています。
ここの特徴は渡礁率が高いこと。灯台より西側が上磯、東側が下磯となり、西の風でも東であっても、よほどの強風でなければどちらかに渡ることが可能です。
メジナの魚影も濃いのですが、春から秋にかけてはイシダイ、マダイ、イサキ、青物(ヒラマサ、ワラサ、シイラ、等)などを高確率で狙うことができる貴重な釣り場の一つです。
石廊崎の沖磯「小赤島」・メニュー
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石廊崎港の場所とアクセス
国道16号線、大瀬地区と中木地区の間に位置します。
地図では下の位置になります。
利用した渡船は16号線漁港下り口のトンネル手前に待合所がある「喜美丸」さん。
トイレは漁港の入口、駐車場は港の最深部付近。
冬季の集合はAM5時半頃。
まだ薄暗いのですが6時前には出船します。
写真はクリックで拡大。
小赤島のポイントと水深
石廊崎の上磯の中では「中木」寄りに位置します。
左下が南側チャカ付け付近。
足場は良いし広いので4・5人は竿を出せると思います。
北側のポイント。足元で水深は約10m。
中ほどに大きな沈み根があり、コマセが効くとそこからメジナが出てきます。
奥に見える大きな島は中木エリアの「大根」(左下)。沖に見えるのは「カツオ島」です。(右下)
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陸側のポイント。ここも足元から約10m。
ハエ根付近を丹念に攻めれば面白いそうですが、この日は左からの払い出しが結構邪魔になり仕掛けが入りにくかった。
チャカ付け付近。
沖側に「鵜の根」、目の前に「赤島」が見えます。
ここも際から約10m。
沈み根が点在していたので上手く潮に乗せられれば釣果に恵まれそうでした。
この日の釣果
磯の周りを一通り攻めてみましたが、意外に潮が効かないし流れが複雑!!
そしてエサトリが多いのと東からの風がそこそこ強かったため腰を据えてできたのは北側沈み根付近一帯。
釣果は木っ端メジナから37cm位までを10数匹。
キープサイズは6匹と場所にしては貧果か・・・
途中午前中だったろうか、突然鳥山が現われ水面下にイワシの群れ!!
それを追って1m弱の青物(多分ヒラマサ)が回って来ました。
こんな日に限ってルアータックルを持っていかなかったことを何時までも後悔しした一日でした(笑)。
30分間隔位で沖を遊覧していたのは石廊崎港から運行している遊覧船「マリンバード号」。
ダイナミックな石廊崎の景観から海底まで透き通っている秘境の海水浴場「ヒリゾ海岸」などを巡ります。