富士山周辺の人気観光地「鳴沢氷穴」は青木ヶ原樹海の東側にある
2013-09-09T10:00:28+09:00 2013/09/09
鳴沢氷穴は山梨県南都留郡鳴沢村にある溶岩洞窟です。
昭和4年(1929年)に天然記念物に指定されています。
洞窟の歴史は古く、平安時代(貞観6年・864年)に富士山北西の山麓で起きた富士山の大噴火(貞観大噴火)の際、流れ出た膨大な溶岩がの中で形成された空洞です。
洞窟の幅1.5-11メートル、高さ1-3.6メートル、総延長は156mあります。
洞窟の中の平均温度は約3℃。そのため江戸時代の頃は氷の貯蔵庫として御上に献上していたそうです。
今でも内部に氷を作り当時の様子を再現しています。
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「鳴沢氷穴」の場所・アクセス
地図ではこの位置。
本栖湖、西湖、精進湖、川口湖が周辺にあります。
国道139号線沿いに看板があるのですぐ分かります。
ここを少し東に行くと「道の駅鳴沢」です。
写真はクリックで拡大します。
風穴も廻れば割引がある
駐車場の横に「溶岩樹型」が展示されています。
溶岩樹型については「世界文化遺産候補「船津胎内樹型」はよそ行きの服では抜けられない」で詳しく説明しているのでそちらをご覧ください。
鳴沢村にはもう一つ洞窟があります。
「富岳風穴」というもので、そこと一緒に廻ると割引があります。
通常料金は中学生以上280円。小学生は130円。
この他に団体割引やネーチャーガイドが付いた料金等が設定されています。
詳しくはページ下の関連記事でご確認ください。
真夏とは思えない涼しさ
改札を抜けると森のほうに道が続いています。
入口付近には氷穴の断面図と天然記念物に指定された説明がありました。
これが入口。
この穴が江戸時代から何らかの目的で利用されているいると思うと感慨深いものを感じます。
階段を下りていくと御上に献上していた様子が分かりやすく描かれています。
下りた所は広くなっていますが、昔ここで作物の種子が貯蔵されていたそうです。
真夏だというのに既にこの辺から涼しい・・・というか、ひんやりします。
氷穴の内部
総延長153m。幅は1,5m~11m。高さは1m~3,6m。
1周廻るのに約15~20分かかります。
右下のように立って歩けないような場所があるので頭上は注意しなければなりません。
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途中に祠がありました。
ここが発見された以前から江ノ島に通じていると言われ、神聖な洞窟として崇められているそうです。
最深部には氷の池。
左下の氷は冬に作られ、ここに当時の様子を再現しているそうです。
近くには氷柱がライトアップされています。
これは、天上からしみ出す水滴が凍ったもの。
年によってはは3mにもなるものができるそうです。
出口は土産物売り場に通じている
山梨の夏はとにかく暑い。
ほんの15分程度だが、洞窟内に居るときは真夏であることを忘れさせてくれます。
出口に向かうと、又照りつけるような日差しが・・・
洞窟の終着点は建物内の御土産売り場。
これで観光客は一網打尽。まさに定置網商法。・・・あれ、前に使ったフレーズかな??
山梨県と言えば「武田信玄」。
きなこと黒蜜を使って、山梨銘菓「信玄餅」のようにしているのでしょう。