平成最後の三島大祭りには源頼朝役で「つるの剛士さん」が来てくれました
2018-08-22T00:32:45+09:00 2018/08/22
毎年、8月15日〜17日の3日間「三島大祭り」が「三島大社」で開催されます。
「三島大社」は静岡県東部の伊豆半島基部、三島市の中心部に鎮座している神社です。
アクセス
駐車場についての朗報
お祭り付近の駐車場はほぼ空いていないです。
少し離れた場所、特に「三島駅」付近の三島観光協会が管理している駐車場の一つ「コハマパーキング」が比較的空いていました。
10分〜15分くらいは歩きますから、三嶋大社から遠いと感じますが、すごく遠すぎず、そこそこ空いていて、止めやすく何より、お祭りまでの道のりが比較的分かりやすかったのもおすすめのポイントです。
料金は 「100円/30分 08:00-20:00」「100円/1時間 20:00-08:00」
三島大祭りの伝統行事や伝統芸能
古くから三嶋大社の祭事は「大社のまつり」 や「お明神さん」などと呼ばれ人々に親しまれていました。
三島市内の年中行事のいくつかを、三嶋大社の祭祀と重ねて行われてきました。
3日間の祭りの催し物の目玉となるものをあげますと、手筒花火や人長舞(じんちょうのまい)・浦安舞(うらやすのまい) や焼亡の舞(しょうぼうのまい) などの三嶋大社に残る伝統的な芸能。
その他には、富士宮の浅間大社でも有名な「 流鏑馬( やぶさめ)」 古式豊かな馬術や「 頼朝公旗挙げ行列」「梯子のり」「農兵節」「大神輿渡御」 と数多くの催しが行われます。
また、 三嶋大祭りの大きな特徴である当番町持ち回りの「 山車引き回し」 と、その山車上で囃す「しゃぎり」 と大鳥居玉垣前で行う「子どもしゃぎり」 は観客を魅了しており、市民参加の伝統芸能の披露として意義のあるものとなっています。
シャギリ(三島囃子)とお囃子(まつりばやし)
三島囃子は、戦国時代、天文年間( 1532~1554) に、三嶋明神の舞役であった幸若與惣太夫( こうわかよそうだゆう)(遊女) によって作られたと言われています。
この三島囃子はしゃぎりとお囃子(まつりばやし)を総称したもので、しゃぎりは武士の士気高揚や娯楽を目的として、打ち鳴らしたことに始まるとも言われ、テンポの良い曲調です。
これに対してお囃子(まつりばやし)はゆったりとした曲調で優雅さをたたえています。
これらは400年の間、楽譜はなく人から人へ伝えられ三嶋大社例大祭、またはつけ祭りとともに継承されてきました。
また、昭和42年(1967)に、市の無形文化財に指定され、平成3 年(1991) に、県の無形民俗文化財の指定を受けています。
頼朝公旗挙げ行列
下記の文章は、三島大祭り公式サイトから添付したものです。
三島大社は源頼朝と深い縁があったため、現代のお祭りでも源頼朝の行事が行われています。
源頼朝が伊豆に配流となったのは永暦元年(1160) 13 歳春のことです。
前年に平治の乱(1159) に敗れた源氏は頭梁義朝が尾張の国で殺害され、一族は四散し世の中は平氏全盛の時代となりました。頼朝は源氏再興の願いが日に日に強くなり兵士を巧みに結集していました。
そして、ついに三嶋大明神に祈願し百日の日参の上、治承4年(1180) 8 月16 日~ 17 日に旗挙げをし、山木判官平兼隆(やまきのほうがんたいらのかねたか) を討ち鎌倉幕府の創草の基を打ち立て天下平定のスタート切りました。
三嶋大祭りではこうした故事を再現し、戦後間もない昭和23 年(1948年)頼朝公旗挙げ行列が行われています。
頼朝公旗挙げ行列が始まったころは、頼朝公には当時の三島市長や商工会議所会頭などが扮していました。
昭和57 年に初めて俳優の高田浩吉氏を招聘し北条四郎時政を演じて頂き、翌年には政子役を鰐淵晴子氏が務めました。
その後しばらくし、平成3年(1991) の西郷輝彦氏から俳優や芸能人が頼朝公を演じています。
三嶋大祭りでは、熱中症対策として『クールシェアキャンペーン』実施します
8月の中旬に行われると言っても、まだまだ熱い日は続きます。
そのため、熱中症や体調不良を少しでも減らそうと「クールシェアキャンペーン」というものが実施されています。
三嶋大祭り実行委員会では、三島商店街連盟や祭典参加団体等と連携し、祭典期間中の熱中症予防および対策として、「クールシェアキャンペーン」を実施します。
こまめな休憩、水分、塩分をとり、三嶋大祭りをお楽しみください。
①観覧客へ『涼』の提供
三嶋大社前・大通りの商店街では、三嶋大祭り観覧客に冷房の効いた店内で涼んでもらう「クールシェア」を実施します。
クールシェアキャンペーン協力店は、目印となる掲示物を店頭に掲示し、冷房の効いた店内に快くご案内します。②熱中症予防の広報
広報みしまや、新聞・ラジオ等での熱中症予防の呼びかけを行ないます。
「こまめに休憩、水分、塩分をとりお祭りを楽しみましょう!」③イベント参加団体や、関係各所との連携
イベント参加団体と熱中症対策について、情報共有等連携をとり予防・対応をとります。
三島市や消防署と連携をとり、救護体制の確認、緊急時のスピーディーな対応がとれる体制づくりをいたします。
体調に異変を感じた際は、無理をせずすぐに近くの人や、商店の方にお声掛けください。
実際、お祭り付近の民家やお店、道中などにジュースを売っている人や場所がが細々と出店していました。
他にもアナウンスや声掛けでも頻繁に水分補給を促していました。
スケジュール
こちらは公式サイトから添付したスケジュールになっています。
省略している部分もありますのでご了承下さい。
15日 山車しゃぎり合い 20時からしゃぎり合い
江戸時代から引き継がれてきた当番町の山車の引き回しと、軽快なシャギリの音が祭りの雰囲気をさらに盛り上げます。
夜になると当番町の山車が三嶋大社大鳥居前に集まり、一斉に競り合いが始まります。
数台の山車から響くシャギリの音は、観衆の胸を躍らせ祭りの熱気は最高潮に達します。
当番の山車競り合い(※各日20時00分より行われます)
※三嶋大祭りの期間中は、会場で三島市公式の写真及びビデオ撮影が行われます。被写体として撮影される場合がありますので予めご了承下さい。
16日 伝統芸能の日
手筒花火
三島夏まつりのイチオシとして定着し、好評を博している催し「頼朝公旗挙げ行列」が行われます。
平治の乱(1159年)で伊豆に流された源頼朝が、源氏再興を三嶋大社に祈願したのちに挙兵し、全国を平定した故事にちなんだ行事です。
毎年異なる芸能人が頼朝役として出演し、市民も当時の出で立ちで市内をまわり、盛り上がりを見せています。
その他催しとしては、「手筒花火」「浦安舞」など三嶋大社の神事として残る伝統的な芸能や、「梯子のり」「神輿」などが行われます。
- 当番町山車パレード
- 梯子のり
- 頼朝公旗挙げ行列
- 手筒花火
- 農兵節パレード
- 音楽パレード
※平成30年の源頼朝約に「つるの剛士」さんが選ばれました。
17日 踊りの日
流鏑馬 源頼朝が戦勝を祈願して奉納した故事に因み、疾駆する馬上から弓矢で的を射、天下泰平・五穀豊穣を祈る神事です。
- 農兵節パレード 郷土民謡「農兵節」を、子どもから大人まで多くの参加者により、大社~広小路間を盛大に踊って参ります。その整然とした様子は圧巻です!!
- みしまサンバパレード 軽快なリズムに観ている方も踊りだしそうな楽しい踊り!大社~広小路間でパレードが行われます。各チームの趣向を凝らした衣装も毎年のお楽しみです! 飛び入り参加も大歓迎
- 農兵節・みしまサンバ総踊り(飛び込み参加OK!)
尚、17日は夜の21時すぎまでお祭りが開催されていました。
地元の人達によると、この17日のテンションによって長引いたりするんだとか。
平成最後の「三島大祭り」に実際に行ってみた
冒頭でも話した「三島駅」付近のパーキングを今回利用したので、「三島駅」からお祭りむかう順路で行ってきました。
まず、「三島駅」
駅からお祭りの装飾、雰囲気が出ていてわくわくさ活気を感じますね。
提灯の裏に下の写真のようになっています。
台の上のお祭り関係者の方々がずっとお祭りのリズムを奏でています。
駅のホームまでしていそうな太鼓や笛の音でした。
この写真は16日に撮影したものですが、17日は踊りの人たちも増えて輪が大きくなっていて、ここだけでお祭りができそうなほどでした。
「三島駅」を南に出て、左に下っていきます。
すると、「楽寿園」がありますのでそのまま通過し下の写真のような道にでます。
ここまできたら、再度お祭りの台があるのでそこを右折します。
右折しようとすると、この看板があるのでこれが目印と言ってもいいでしょう。
右折すると、水くみ人形?があります。
ここの水はご自由に飲むことができ、水を飲む毎に人形が動きます。
人形が動くと「カタンッ」と音がなります。
からくり人形というものでしょうか?摩訶不思議です。
あとは道を真っ直ぐ進むだけです。
川に沿っていくとその先「三島大社」があります。
ここが「三島大社」です。
鳥居の前の道は少し狭く、歩行者天国にもなっていない十字路なので注意しましょう。
また、いままで説明がわかりにくい方はお祭りの台を辿っていけば着けますので、音をたより向かってみてください。
「三島大社」の中央にはいつも無いものがあります。
お祭りで使う「伝統神輿」は、昼間は使われず観光や近所のお子様連れの方々が写真撮影をしたりしています。
いわゆる「シャッターポイント」というやつですね。
「三島大社」の前は歩行者天国になっていませんが、三島の商店街は歩行者天国になっており、沢山の出店が立ち並んでいます。
ただし、お祭りの伝統芸能は「三島大社」の前を使うので一時的に歩行者天国になったりします。
余談ですが現代では珍しい「お化け屋敷」があった
「三島大祭り」にお化け屋敷が来ていました。
大きなお祭りなどでは度々くると言われているお化け屋敷。
現代ではすっかり見なくもなり、聞かなくなっていましたがまさか、三島のお祭りで見れると思いませんでした。
撮影は全面禁止なので出来ませんでしたが、少し薄暗い林の中に建てられていて揺れる木々がいい塩梅となっていました。
もしかしたら、それも考えられての場所なのかもしれません。
外で待っている間、中から悲鳴が聞こえてきていて、どうやら中で驚いているお客さんの悲鳴のみを拾って放送している様子でした。(お客さんが入らないと悲鳴がしないため考えた事なので実際はわかりません)
私は、そういうものは大の苦手なので外から見ているだけでしたが機会があればいつか入ってみたいです。
どうやら、三島のお祭りには定期的にきているらしいので。
平成最後の三島お祭りにつるの剛士さんが!
今年の「三島大祭り」の一番の見所と言っても過言ではないでしょう。
芸能人の「つるの剛士」さんが三島にきました。
5月に入り、三島商工会議所は徐々に三嶋大祭りの準備が始まっております。
例年8月16日に実施しております「三嶋大祭り頼朝公旗挙げ行列」について、本年度の頼朝公役出演者が「ウルトラマンダイナ」のアスカ隊員役を熱演した後、2008年に〝羞恥心〟を結成しリーダーとして活躍され、一躍時の人として人気を博す一方で、2009年にカバーアルバム「つるのうた」をリリースし35万枚を売上げオリコン1位を記録した「つるの剛士」さんに決定しました。ぜひご期待ください!
三島商工会議所より
その為、例年にない人だかりで源頼朝役の「つるの剛士」さんを撮影しようとしたのですが、
こうなりました。
写真ではかなりわかりにくいですが、やっぱり芸能人ですしオーラやリアクションが違い、遠目からでも見分けがつきました。
写真だとわかりにくいですが。
また、いつか来てくれると嬉しいですね。
夜のお祭り風景
夜のライトアップされたお祭りの様子を少し紹介します。
この提灯は駅前の提灯で、ライトが灯されて昼間とは違った雰囲気がでていますね。
しっとりした感じです。
それと、「三島大社」にむかう川沿いの道の話をしました。
あの川は夜になると下の写真のように、オブジェがライトアップされて、全く違った印象になるのです。
三島の小中学校が作った水流発電で光っているんだとか。
水面に写った色とりどりのライトが幻想的ですね。