御殿場秩父宮記念公園のつるし雛イベント 桜まつりには無料開放もあり紅葉シーズンも注目
2018-03-05T23:27:41+09:00 2018/03/05
先日、御殿場の秩父宮記念公園で行われている、ひな祭りイベントのつるし雛を見に行ってきました。
秩父宮記念公園は静岡県でも有名な花見の名所です。
御殿場インターから車で数分の場所にあり、4月には見事なしだれ桜がライトアップされます
ただ、入園料が基本必要なので足を遠のける人も多いみたいです。
経路
近くにはすぐ御殿場アウトレット、御殿場インターから箱根方面に降りてすぐです。
入園料
入園料は大人300円で、小中学生は150円、団体10名以上250円、100円です。
定期入園料、つまりはフリーパスは1500円、750円です。
駐車場があり、普通自動車200円、バス・マイクロバスは100名未満は1000円、以上は無料になっていますが、イベントがある時は入園料駐車場ともに、無料になります。
例えば、紅葉祭り期間中は駐車場、入園料ともに無料。
しかも、春は夜桜のライトアップもあり夕方からは入園料無料になります。
イベントの期間等は、秩父宮記念園の公式ホームページで確認できます。
秩父宮記念園の歴史・概要
少し、秩父宮記念園の歴史について話します。
まず、名前から誤解されがちですが、埼玉県秩父市所在の園ではありません。
静岡県御殿場市の箱根外輪山の麓にあり、交通の激しい場にありながら、自然豊かで林に囲まれた庭園です。
秩父宮雍仁親王・勢津子妃が過ごした元別邸を整備、勢津子の遺言により御殿場市に寄贈されたのち公園となりました。
敷地面積1万8千坪で、夏も涼しく、公園の周囲を1000本の檜林が囲っているため、森林浴も出来ます。
年月は1995年(平成7年)に遺贈され、2003年(平成15年)春に正式オープンされました。
森のエントランス
では、園内の話をします。
先程話した入り口について。
これは、秩父宮記念公園の入り口です。
中に何があるか、入り口からは一切わかりません。
名物の1000本の檜林には圧巻です。
林を抜けると、正門と受付がみえます。
だんだんと景色が開けてきます。
受付では、入園料を払いました。
以前行った西湖のいやしの里の記事で紹介したいやしの里で、秩父宮記念公園のパンフレットに50円の割引券がついていたので、使いました。
受付の左手に、記念館で行われているイベントの告知看板がありました。
ひな祭りが近いので吊るし雛展が行われているようです。
楽しみです。
園内
今は、3月に入ったばかりで園内の植物がまだ開花していないため、写真は控えさせてもらいます。
この写真の建物は、母屋の写真です。
母屋の右には銅像があります。
秩父宮様の銅像です。
この銅像は昭和天皇より贈られた登山服姿の殿下の銅像です。
富士山に向けて設置されていますが、今回は生憎の天気で富士山がバックの写真は撮れませんでした。
母屋は御殿場指定文化財になっています。
こちらが記念館になります。
玄関の右手側にスリッパの棚があり、靴を玄関で脱いで入館します。
3月に入ったとはいえ、御殿場はまだ寒いので玄関にヒーターが常備してあり、とても温かい空間となっています。
展示室は2階にあるため、階段を登っていきます。
途中、写真のように飾りがおいてあります。
ミニつるし雛です。
最初は、寄贈品の展示室となっています。
この展示室に入って左手側に責任者及び管理の御殿場市長あいさつがあります。
秩父宮同妃両殿下が戦中戦後の時期を過ごされた、御殿場御別邸は、平成7年8月25日に薨去(こうきょ)された秩父宮雍仁親王妃勢津子殿下の「秩父宮記念公園及び同記念館として使用すること」を前提とした御遺言により、御愛用の品々と共に御殿場市へ御遺贈いただきました。
爾来(じらい)、平成9年度から公園整備計画策定委員会を開催して基本計画・基本設計及び諸調査を実施してまいりました。その方針として、秩父宮両殿下の別邸での御生活ぶりが想い起される場とすること、自然が豊かで歴史的ま当地域の品格を保全・誘導する象徴的施設としての役割を担うものであること、この地を訪れる人々が交流できる場とすることを基本としました。秩父宮記念公園は遺贈された御殿場別邸と隣接地とを合わせて、約9、2HAの「総合公園」として設備を進めておりますが「寛ぎと安らぎの開放感」「自然美の発見」「創造から得られる精神的な満足感」をテーマに、本公園を訪れていただいた方々にさまざまな形で「交流と交遊」が体感できる公園運営を目指してまいります。
秩父宮記念公園の開演にあたりまして、御理解と御協力を賜りました多くの方々に深く感謝を申し上げます。
平成15年4月吉日 御殿場市長
つるし雛展
奥の部屋に進んでいくと、つるし雛展があります。
様々な雛が飾られています。
これは、花や兜が吊るされているつるし雛です。
個人的にこの傘のつるし雛が一番好きです。
ライトアップの加減が絶妙にいい。
傘に吊るされていたのは、小さい花のつるし雛でした。
別邸
記念から母屋に繋がっている間に別邸と呼ばれる空間があり、秩父宮同妃両殿下が使用していた家具がそのままあります。
これは、和室です。
真ん中にあるのは囲炉裏のようです。
この別邸の部屋は侵入禁止が基本なので注意しましょう。
これは、廊下の写真です。
外は寒いにも関わらず、入ってくる日差しは温かいです。
写真だと一見狭く見えるかもしれませんが、天井は結構高く、新築のヒノキの香りします。
家具や調度品、とても上品な作りで素敵でした。
昭和の時代に戻ってしまったような感覚になりました。
防空壕
園内に戦時中に作られた殿下専用の防空壕があります。
実際に、何度か使われた事があるそうです。
なかなか市街地で、防空壕は巡り会えないと思うので、貴重です。
ちなみに、沖縄とかにはよくあるそうです。
思っていたのと結構違いました。
もっと、土に穴を掘った感じでマンホールみたいなイメージをしていたので。
入り口からしても、工場とかタンク施設っぽさを感じます。
入ってみると、一気に雰囲気が変わります。
地下都市を連想する壁や、狭さに空間でした。
奥にすすむにつれ、どんどん狭くなっていきます。
ちょっと、怖くなってきます。
ここで行き止まりです。
部屋は、一つしかないようです。
初めて防空壕に入りましたが、怖いものという印象がつきました。
この中で、戦時中避難していたとして、すごく心細く、恐怖なんてものでは言い切れないものがあったんじゃないかと想像しました。
四季の景色
四季を通じて楽しめ、無料解放日もある記念公園。
受付や、記念館の中など様々な場所に写真が飾ってあります。
この写真は、園内の受付に飾ってあった写真です。
このように春は桜が園内を飾ります。
桜見のシーズンは、ライトアップもされ、飲食屋台も出るそうです。
また、秋や夏も良い景色が撮れます。
夏はハイビスカスが咲き、道を飾ります。
園内は、緑に満ちるそうです。
春とは、また違った良さがあります。
秩父宮記念公園には、一番奥にもみじ園というものがあり、紅葉の名所です。
写真から見ても、すばらしい紅葉の鮮度のある紅葉です。
春と同様、夜はライトアップされているそうです。
おみやげ
最後にお土産屋さんに寄りました。
有名なとらやが入っていて、御殿場限定の羊羹が売っているので、お土産におすすめです。
お土産屋さんには、アイスを自分で作るサービスがあります。
金時力まんじゅうは、御殿場の名産品です。
やはり、人気があるようです。
個人的に、このお土産が一番おすすめです。
桜の花が入っていて、可愛いし美味しそうです。
家に誰かが訪れたときに出したいです。
お土産は、食べ物ばかりではなく、こういう記念品系もあります。
以上が、秩父宮記念公園の紹介になります。
これから、春になり花見のシーズンになります。
よろしかったら、候補の中に記念公園の入れていただけると幸いです。
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