新潟県十日町市の移住関連情報と限界集落「池谷・入山地区」の村おこし
2014-10-15T18:00:52+09:00 2014/10/15
十日町市は新潟県の南部、長野県に隣接する人口約56,000人程の市です。
日本3大薬湯のひとつ「松之山温泉」や日本3大渓谷の一つ「清津峡」、日本一長い「信濃川(千曲川含む)」、越後妻有地域(津南町)の棚田、上杉謙信が活用したとされる「松代城」等、貴重な自然遺産や多くの歴史・旧跡が残されています。
特に有名なものは2000年から3年に1度、越後妻有地域(十日町市津南町)で開催されている「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」。
これは世界最大級の屋外アート展として知られており、世界中からアーティストが参加し、国内外から多くの観光客が訪れます。
そしてこの地域で忘れられないのは2004年の「中越地震」。 これは十日町市を含む中越地域を震源としたM6,8の直下型大地震です。
死者は60人以上、重軽傷者4000人以上、家屋の崩壊も数多く発生しました。
それでもこの地域は日本でも有数の特別豪雪地帯ということで、建物が頑丈に作られていたため、地震の規模から比較すれば被害がまだ少なく抑えられたとも言われています。
池谷・入山集落は十日町市の山間部にある古い歴史を持つ地域です。
何処の田舎でも見られるように昔は多くの人が住んでいたのですが、高度経済成長に合わせ若者が都会へ出て行き過疎化が進んでいきます。
そして大地震。
その頃は既に10軒にも満たないほど戸数が減少していたようですが、それがさらに全半壊。田畑や道路も使えない程に甚大な被害が出ました。
ついには6世帯まで減少してしまい、村の存続が危ぶまれるところまでいってしまったそうです。
村おこしは「十日町市地域おこし実行委員会」という地元住民で立ち上げた任意団体が行っています。
この組織は震災以降に支援で訪れてくれたボランティアの受入団体です。
今では集落の存続を目標として、後継者の育成や営農生計の確立、山林や耕地の維持・整備、等、地域おこしの活動を展開しています。
十日町市の移住関連情報と池谷・入山地区」の村おこし・メニュー
スポンサーリンク
十日町市の場所・アクセス
車では東京から関越自動車道を通り約3時間。
大阪からは名神・北陸自動車道を通り約6時間。
電車は東京から上越新幹線で約1時間50分。
大阪からは約4時間50分。
地図では下の位置になります。
十日町市の移住関連情報
十日町市では過疎化・少子高齢化対策として、I・J・Uターン者を対象に最大200万円までの助成を実施しています。
概要は以下のようになります。
助成対象者
- 平成26年1月1日以降、夫婦の転入でいずれかが55歳以下。
- 申請時に1年以上の居住実績と、5年以上の居住が確実であること。
- 申請時に夫婦のいずれかが市内で起業(就農)、就職していること。
- 世帯員全員が市税を滞納していないこと。
助成内容
- 定住支援助成・・・必要な要件を満たすことで最大40万円まで助成。
- 住宅支援助成・・・住宅の取得支援新築60万、中古20万・住宅用地の取得支援として上限100万
詳細はページ下の関連記事で・・・
十日町市地域おこし実行委員会の移住関連情報
十日町のナビサイト「さとナビ」
十日町市地域おこし実行委員会は2012年からNPO法人として活動。
移住・定住情報やイベント・体験交流などを「さとナビ」で紹介しています。
- インターン受入先・・・農業インターンを受け入れることで地域の暮らしを体験。
- 仕事・・・十日町市内の仕事情報。
- 住まい・・・空き家や売り家、売り地、等の不動産の紹介。
- 定住支援・・・就業支援・子育て支援
池谷・入山ガイド
十日町市地域おこし実行委員会が運営する「池谷・入山集落」の村おこしに特化したサイト。
一時期は限界集落と呼ばれたこの地域も、若い移住者を迎えられたことで限界集落から脱することができたそうです。
そのためか、今では「奇跡の集落」と呼ぶ声もあります。
- 交流イベント・・・農業体験「田んぼへ行こう」を、田植え、稲刈り、脱穀と年3回開催。移住者向け住宅を作る「おうちを建てよう!ワークショップ」。、等。
- 通信販売・・・集落で生産した農作物(米)の販売。
詳細は下記の関連記事でご覧ください。