沼津港「舵丸」で駿河湾・内浦のマダイ釣り・のっこみ攻略法!!
2015-04-22T23:33:45+09:00 2015/04/22
マダイはソメイヨシノが開花するころ産卵期を向かえます。
この時期は水深100m以上の深みから水深20m(10m位にも)位の浅場まで接岸してきます。
何でも、第一弾の群れは雄でその後暫くすると雌の群れが入ってくるらしい・・・
そう言われれば、過去春先(2月下旬~3月上旬)早々に掛かる3キロ以上の大型は、頭がゴツゴツシした雄が多かったような気がします。
そして4月頃になると、お腹パンパンの抱卵した雌が釣れ出しました。
駿河湾の最深部に位置する「内浦湾」一帯でも4月ともなれば、抱卵したノッコミ真鯛が釣れだします。
「ノッコミ」とは産卵期を表す釣り用語です。
この辺の海は外海とは違いほとんど潮が動かないのが特徴です。
動いたとしてもけして早い潮ではありません。
風で流れ気味に船が移動することのほうが多いようです。
船釣りはたしか1月の半ば頃行った「石花海(せのうみ)」のヤリイカ釣り以来約3ヶ月ぶり。
今回も沼津外港の舵丸で行ってきました。
駿河湾・内浦のマダイ釣り・メニュー
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内浦湾のマダイ釣り仕掛け・釣り方・攻略法
海は凪いでいたのですがあいにくの雨。
ヤフーの天気予報では弱雨と表示されていたので、たいしたことは無いだろうとたかをくくっていたのですが結構な降り方です。
しかも真冬に戻ったかのように寒い・・・
それでもポイントに着いて魚群探知機を見せてもらうとマダイらしき好反応が幾つか出ていました。
これを見ると寒い雨の中でも少しはやる気がでてきます。
写真はクリックで拡大。
仕掛け
タックルは2~3m前後のマダイ竿に小型電動リール。
道糸はPEの4~6を200mも巻いておけば十分です。
道具を持っていなければ船の貸し道具でも問題ありません。(魚は高価な道具でなければ釣れない、ということはありませんので・・・)
標準的な仕掛けは以下のようになります。
- オモリ・ビシ・・・80号のFL・L(サニービシ、鉄仮面、他)、目立たない色を選ぶようにしましょう。
- 天秤・・・アーム長50~60cmのL型、誘導、等。(おすすめは形状記憶)
- クッションゴム・・・1,5~2mmの1m。
- ハリス・・・3~5号、10~12m。(おすすめは4号)
- 針・・・真鯛針7~9号。チヌ針5・6号。(個人的にはケン付きがおすすめ)
- 針数・・・1~2本。
- 付けエサ・・・オキアミのMかLの一匹掛けか房掛け(コマセの中から選んでもそれほど釣果に影響しないようですが、しっかりしたものを付けなければ取れてしまいます)
- 他・・・夜行玉、集魚玉、等(因みに私は付けたことはありません・・・だから釣れないのかも(笑)
釣り方
真鯛は警戒心が強くコマセの中にめったなことでは突っ込んできません。・・・・と、言われているのでハリスは長くとります。
まずはコマセが出すぎないようにビシの口を調節します。
船長の指示棚から5m程落とし、こませを出しながら指示棚に合わせます。
後はビシからポロポロとコマセとなるオキアミが放出されるのがベスト。
時々誘いを入れたりします。
キモとなるのは「棚をどれだけ合わせられるか」と「エサが付いてない仕掛けを何時までも放置しない」こと!!
奥駿河湾は前述の通り潮が極端に動きません。
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そのためコマセの量で魚を浮かせることは他の海域より難しい。船長の指示棚を参考に前後2・3mは探り、当る棚を探しましょう。
また、当たり前のことですが、餌釣りであるかぎり、餌となるオキアミが針に付いてないと魚は掛かりません。
最初の1・2投でエサトリが多いのか判断します。
エサトリが居ないようであれば、長い時間放置していても釣れることもありますが、エサトリが多いと数分で無くなります。
無くなる時間を知ることで、その日のそのポイントでの手返しの時間が分かります。
重要なのは自分の針が何処を漂っているかイメージすること。
仕掛けの重さ(針の重さや本数、ハリスの号数)の違いにより棚がずれていることが多々あります。
そして、よれているような仕掛けも棚を狂わす原因です。
シマノの「探険丸」は有効なアイテムです。・・・近々スマホ対応にもなるらしいですよ。
この日の釣果
この日の客は4人。
産卵期と言えど食いはそれほど活発ではなく釣果は真鯛0~4、他メジナ、アジなど。
私の釣果はと言うと0,8~3,5kgを2匹。他メジナ、と今一か・・・