湧き水や地下水の基礎知識や使い方、注意点を知っておくと田舎生活に役立つ
2018-07-14T23:40:22+09:00 2018/07/14
田舎に暮らしを始めるなら、湧き水や地下水の知識は役立ちます。
次土地の近くにあるのならば、田んぼに使えますし、日常生活に使っても水道代の節約になります。
湧き水の仕組みについて、出来るまでに長い年月がかかる
湧き水は地下水が地表に出てたもので、湧き水が出来るまで約100年かかると言われています。
そして、温度はほぼ一定なので、夏でも冷たくおいしい見ずとなっているわけです。
湧き水はもともと雨の水や雪が溶けて地層でろ過されたものです。
日本全国で、確認されているだけでも少なくとも1,500以上の湧水があるといわれています。
湧水は地域によって密度が高くなっています。
例えば、谷が深く切り込んだ山脈などには著名な湧水群があります。
湧き水の栄養効果や成分について
湧き水は天然ミネラルがタップリ入った飲む野菜と言われています。
特に「秘境の湧き水」は国内産ミネラルウォーターの中ではトップレベルのカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれています。
湧き水はミネラル成分や二酸化炭素、ケイ酸を適度に入っていて、このミネラル成分の中にはカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガンが含まれています。
さらに濃度の高い湧き水には「サルフェート」という成分が入っていて、高い利尿作用があり、体内や血液中の老廃物を体の外に排泄する働きのデトックス効果があります。
デトックス効果により生活習慣病の予防や老化防止、アレルギー体質の改善、便秘解消、美肌効果、ダイエット効果も期待できます。
それに水道水のように殺菌していないので、赤子にも優しいです。
うちの近所の湧き水スポット
湧き水はパワースポットや観光名所だけにあるというわけではありません。
例として、近所の湧き水場を紹介します。
富士山恵みの地下水。
富士山雪解け水が地下水となり、100年かかって流れてきたミネラル豊富な自然水です。
水がほしい人は自由にお持ち帰り下さい。
●マナーは守って下さい。
こういう個人で見つけた湧き水は市の財産なので、料金を頂くようなことにはならないんだそうです。
湧き水は常に蛇口から出ています。
湧き水は貴重な水ですが、常に流しておかないと濁ってしまったり、汚染の原因になります。
生水で飲まないようにしてください。
70℃以上に加熱してから飲用して下さい。
3〜4日で飲み終わって下さい。
この注意書きを守って美味しくいただきましょう。
富士宮浅間大社の湧き水パワースポット
湧き水がある神社で有名なのは「浅間大社」です。
そこにはある「湧玉池」は、「国指定特別天然記念物」に指定された湧き水の池で、富士山御礼水が湧き出る神秘の泉とされています。
池の底から玉の様に水が湧き出すので「湧玉池」と名づけられたとか。
浅間大社の東脇門を出たところに「湧玉池」があります。
池は底が見えるほど澄んでいて、覗き込むと自分の姿が映り、まるで鏡のようです。
一年中豊富な水が湧き出ています。
浅間大社は、毎年7月1日の富士山の山開きと同時に浅間大社で開山を祝う「開山祭」が行われます。
この富士宮市では山開きに関連したイベントなどが開催されます。
イベントの詳細についてはホームページなど、チェックすることおすすめします。
そして、浅間大社は、夜になると楼門や拝殿がライトアップされます。
一時期、湧玉池などの境内の池もライトアップされていました。
尚、閉門時間には消灯となり、池のライトアップは現在はされていません。
浅間大社の開門時間(通常)
11月~2月 午前6時~午後7時
3月・10月 午前5時30分~午後7時30分
4月~9月 午前5時~午後8時
湧玉池の飲料方法や注意点
湧玉池の水温は一年を通して約13度、一日約20万トンの水がほぼ一年中湧き出しているという一大湧水地です。
透明感は思わず見とれるほどと言われています。
汲んだ水は持ち帰ることもでき、汲みやすいようになっています。(そのまま飲む事はできません。要煮沸)
無料で汲むことができ、容器を忘れた場合は、湧玉池の近くに水神社が作られていおり、その前に容器(有料)が用意されています。
※御霊水容器 初穂料 200円 賽銭箱に入れてください
お湧き水はパワースポットとも言われている
湧き水はパワースポットとも言われています。
静岡県内で一番パワーを感じられる湧き水スポットは柿田川です。
静岡県駿東郡清水町にあり、富士山の流水が湧き出す柿田川は、高知県の四万十川や岐阜県の長良川とともに日本三大清流といわれています。
柿田川は8500年前からあると言われています。
数千年前からの富士山に降った雨や雪が長い年月をかけて湧き出している水ならば、強力なパワーを持っているのも納得できます。
湧き水は昔の人にとって禊を行う場所だったというくらい神聖なパワーがみなぎる所です。
水の持つ浄化のパワーで疲れた心と身をリフレッシュしてみてはいかがでしょう。
湧き水で注意すること!衛生面の安全性。
数千年前からも地下にあって湧き水は腐らないのか?衛生面はどうなのか?という疑問があります。
湧き水のなかにも細菌類やカビ菌類、大腸菌などいます。
ですが、地中は冷たく栄養素もないので繁殖はしづらいです。
ですが、地上にあがると気温があがり菌が繁殖したりしますので、油断はせず、飲用するまえはしっかり沸騰させましょう。
ちなみに人間以外の動物はそのまま飲んでも問題ないです。
なぜなら、人間以外の動物は細菌や微生物が体内に多いので、さし当たって問題はおこらないのです。
見るからに汚い水はやめた方がいいです。
ただ、やはり冷たい湧き水を飲みたいというのがあると思います。
その際は、自宅で煮沸させて冷やしてから飲みましょう。
一度煮沸させれば、後に冷やしても問題なく飲めます。
湧き水と井戸水の違い
湧き水と井戸水はさして違いはありません。
ただ、規模が違うことと、自然発生かそうでないかという違いです。
湧き水は、地下水が地上に意図せず湧き出たもので、井戸水は人為的な行動により地下水を組み上げたものです。
それに、量がそもそも地下水の方が多く、使う用度も使います。
ちなみに、地下水用語辞典では『地下⽔とは地表⾯より下に存在する⽔の総称』と定義しています。
湧き水の使い方、生活に上手く組み込むにはご飯を炊く水として使うのが最適
料理に火を通すのに煮炊きしたりコーヒーやお茶に利用してますが味が水道水とは比べ物にならないほど美味しいそうです。
ですが、一番いいのはご飯を炊く前の研水に使うことです。
特に湧き水が少ししかない場合は、お米をとぐときの1番最初の水に使うのが良いらしいです。
やり方は、次のように行います。
最初お米をとぐときに地下水、または湧き水を使用し、途中のお米とぎは水道水、最後炊く時の水は地下水、水道水でも美味しく炊けます。
この時重要なのは、最初の研水を地下水や湧き水「硬水」で行う事と、炊く時には「軟らかい水」であることとなります。
基本的に硬水はミネラル分の補給として、そのまま飲むのがベスト、湧き水はこのミネラルが多いので飲料向きといえます。
ですが、お米の汚れをとるのにもこのミネラルで行うと綺麗にとれ、また炊く際の水の染み込みがよくなります。
ちなみに、お茶やコーヒーを美味しく飲むには軟水や硬水というよりも、飲料として美味しい水と感じたものを使用するとお茶やコーヒーもさらに美味しくなるそうです。
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