田舎暮らしを成功させるためには何が必要なのか?
2013-10-22T18:00:22+09:00 2013/10/22
都会の暮らしに嫌気が差したり、空気の良い所で自然に親しむような生活をしたくて、静かな田舎に移住するというのは一頃に比べて比較的簡単に達成できるようになりました。
それはこのブログでも取り上げているように、各地の自治体が企画している移住支援制度の充実振りインターネットの普及が影響していると思います。
移住支援の一例では空き家バンクやお試し田舎暮らし施設、移住相談会、住宅や子育てなどの暮らしの補助金制度、若者向け定住促進分譲地の開発など様々なものがあります。
ただ、田舎暮らしは誰でも成功するわけではないと思います。それも既に、本サイトの「田舎暮らしを成功する人」で取り上げてみました。
今回は、田舎暮らしを成功させるためにはどうすれば良いのか、あるいは何が必要なのかを考えてみたいと思います。
どの地域にも必ず当てはまるわけではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
尚、住まいや仕事は生活するうえで当たり前の事なので割愛します。
田舎暮らしを成功させるためには・メニュー
- 自動車免許と自家用車
- 食べられる山菜やきのこ、魚を見分けられる知識
- 農機具や工具とその使い方
- パソコン・携帯電話・スマートフォン
- 困ったときに相談できる地元の人
- 家族の理解を得る
- 移住者を受け入れるのに熱心な自治体を選ぶ
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自動車免許と自家用車
これは必ず必要です。
電車やバス路線は必ずありますが、1日数本とか1時間に1本は当たり前。
また、駅や停留所が近いとは限りません。というか、基本的に遠いと思ったほうが良いでしょう。
それに、買い物に行くときに必要です。
田舎では歩いていける範囲には大型のスーパーやホームセンターは恐らく無いと思います。
近所に商店が無い地域もありますから、どうしても一番近い商業施設には車で行かなければならないのです。
大都会と違い駐車場はそれほど高くありませんし、空き家バンク等で取得した物件には大概駐車スペースが付いているのがほとんどですから車を停めるところには困らないでしょう。
食べられる山菜やきのこ、魚を見分けられる知識
山では春になると山菜、秋にはきのこが採れます。物価は安くありませんから地元の食材でただで採れるものがあれば家計は助かります。
食べられるものに似ていても、毒があるような植物やきのこは普通にあります。初めは詳しい人に聞くようにしなければなりませんが、いずれは自分である程度判断できるようになりましょう。
海の近くや川が近くにあるときも同様です。
特に海の近くでは、鯖や鯵、鰯、かます、あおりいか(ミズイカ)、等の回遊魚が廻ってきた時は暇があれば誰でも釣りをします。
おいしい魚や食べられる魚を知ることは必要知識の範囲に入ると思います。
それに加えて魚のさばき方や料理方法、釣り方まで備われば完璧です。
農機具や工具とその使い方
農業をしたいのであれば、ある程度農業機械を揃えて使いこなせるようにならなければなりません。
近所の人に借りることもできますが、毎年毎年では気がひけますし、使う時期がかぶるので不便です。
特に農業や林業をしなくても、田舎の家庭には鋸や斧、鉈、鎌、等は大概備えられています。
中には結構本格的な電動工具を揃えている家もあるでしょう。
それは定期的に行われる草刈や雑木林の刈り取り、自分の家の補修等を独自で行うためだからです。
パソコン・携帯電話・スマートフォン
一頃に比べネット環境や携帯電話の基地局は整っています。
光回線もかなり田舎のほうまで普及していますし、お年寄りでも携帯ぐらいは持っているのが珍しくありません。
パソコンをある程度使えるようにしておけば、田舎では手に入りにくいものを買うときや、最新のニュースを知るとき、あるいは仕事に生かすことや副業をすることも可能です。
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パソコンが無くても、普通の携帯やスマートフォンがあればかなり便利です。
逆に考えれば不便な田舎だからこそインターネットは必要です。
希望する移住地にネット環境が整っているかどうかは事前に調べておくようにしましょう。
困ったときに相談できる地元の人
田舎には恐らく悪い人はいないと思います。
ただ、人の噂をすることが大好きです。
酷くなると、よそ者だからということで嫌がらせを受けることも無くはありません。
このようなことは何処でもあるのですが、都会では本当に我慢できないのなら引っ越せばいいだけです。
何処にでもアパートや借家はありますし、場合によっては家を売って違うところに買い換えるというのも1つの手段です。
田舎はちょっとした事でもすぐ噂が広まりますし、その噂に尾ひれが付いてしまうこともあるでしょう。
でも都会に比べ狭いし、物件も少ないので簡単に引っ越すと言うことはできません。
そんなとき、地域に本当の意味で腹を割って相談できる人がいれば心強いというものです。
それ以外でも、何かと暮らしの上で相談できる友達や、頼りに出来る人がいるというのはとても重要なことです。
また、自分もそのような環境に耐えられるだけの神経や誰にでも気さくに話しかけることができる明るい性格、都会から来たからからと言って威張らず、謙虚な態度を備えることも必要だと思います。
家族の理解を得る
夫婦で田舎暮らしをしようと思う場合お互い良く話し合いましょう。
どちらかが乗り気でないようなとき無理やり実行に移しても、その環境に耐えられませんから長続きはしませんし、最悪離婚ということにもりかねません。
それに、移住先でどういう生活をするのかも良く相談したほうがいいででしょう。
また、高齢の親がいれば介護の問題も考える必要があります。
子供がいれば子供の意見も聞かなければなりません。
とにかく、家族みんなで話し合い、協力しあえるようにするにはどのようにしたら良いのかを考えたほうが良いと思います。
移住者を受け入れるのに熱心な自治体を選ぶ
ご存知のように、今や多くの自治体が移住希望者を募っています。
移住促進制度も一時期に比べかなり充実しています。言い換えれば、各自治体が移住者獲得の競争をしているみたいなものです。
移り住んでみたい地域はそれなりにあると思いますが、そこの自治体の取り組みや熱意などを知ることも大切です。
それには、実際に問い合わせをしてみたり、現地に赴き担当者と話をするようにしましょう。
移住に成功した人の話を聴くと、窓口の担当者が親身になって相談にのってくれたり、真剣に取り組んでくれたから、等といった理由が少なくありません。