神秘の洞窟「龍宮窟・二穴」と「サンドスキー」も楽しめる穴場海水浴場「田牛」
2013-07-26T10:00:53+09:00 2013/07/26
田牛(とうじ)とは南伊豆のほぼ最南端にある集落です。
下田市内には10箇所位海水浴場があるのですが、ここ田牛にも広い海水浴場があるのです。
ただ、ここに来るまでには白浜や吉佐美大浜等、数々の海水浴場がありますし、なおかつこの先には広大な砂浜を持つ弓ヶ浜海水浴場まであるのでここは意外に穴場かも知れません。
たしかに、子供の夏休みシーズンになっても周辺の海水浴場に比べると人はまばらです。
浜は広く波も比較的穏やかなので子供も安心して遊ばせることができますが、アクセスの問題もありそれほど混むことはありません。
近くにはサンドスキー場や龍宮公園もあります。
サンドスキーとはその名の通り砂で出来たスキー場です。
海岸の側にある急斜面に、風で吹き上げられた砂を利用してスキーやソリで滑るという田牛の人気スポットです。
スキー場の近くには龍宮窟という波の浸食作用でできた洞くつもあります。
洞くつの周囲には遊歩道が整備されていますので天井から見ることができます。
なおかつ洞くつの中にも入れる道もあるので海岸から中を覗くこともできるのです。
どちらも無料ですから、海水浴のついでに寄っていくのもいいかと思います。
下は洞くつの山頂から見た写真。
快晴のときは伊豆七島まで見えるそうです。
田牛海水浴場・メニュー
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田牛海水浴場の場所・行き方
下田市街から行くと「田牛入口」の交差点を左折します。
写真はクリックで拡大します。
少し行くと吉佐美大浜海水浴場がありますが、そこも通り過ぎ10分程海岸線を走ったところが「田牛海水浴場」です。
「田牛海水浴場」の概要と設備
海岸の全長は400m程。奥行きは50m。
小石と砂浜が混在する海岸です。・・・ただし、海水浴シーズン前には細かい砂が敷き詰められますのできれいな砂浜ができあがります。
まだこの時はシーズン前なので砂浜は少ししかありませんでした。
海岸のど真ん中には島があります。
大人や高校生以上であれば泳いで渡れるそうですよ。・・・大潮の干潮いっぱいなら中学生位でも渡れるかな?いずれにしても無理はしないようにしましょう。
駐車場は120台。1日1500円。
トイレはありますが公営のシャワーはないようです。
民営の売店で温水シャワーやパラソル・マット等のレンタルがあります。
監視員は8:30~16:00での間常駐しています。
「龍宮窟・二穴」と「サンドスキー場」
龍宮窟とサンドスキー場は田牛海岸の入口です。
駐車場があるのですぐわかります。
写真はクリックで拡大します。
斜面の勾配は30度ですから結構な角度です。
ここだけ砂が崖のほうまで盛り上がっているので人工の砂かと思ったのですが、どうやら自然にできたものらしいですよ。・・・それにしても侵食されて無くならないのは不思議です。
ここで遊ぶにはソリが一番。
ソリを持っていない人は観光協会や民宿で借りれます。
下の海岸ではシュノーケリングや磯遊びができそうですね。
ただし、イセエビやサザエ、アワビ、トコブシ、シッタカ等の貝類を採取することは法で禁止されていますので注意しましょう。
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龍宮窟・二穴
龍宮窟はサンドスキー場入口の近くにあります。
ここもジオパークのエリアになっていますので看板で紹介されています。
横に洞くつの頂上に続く遊歩道。この遊歩道は洞くつの周りを一周しています。
頂上を1周といっても、それほど高くないので1周するのに約20分位かな!?・・・ゆっくり観察していると40分から50分位はかかるかも知れません。
左下の写真は山頂の途中ですが、左側に階段があるのが分かるでしょうか。
そこから洞窟内を眺めることができ、そこから見たものが右下の写真です。
頂上付近には祠がありました。
この辺から遊歩道は海側を通ります。
途中に崖のほうに行く道らしきものが2つほどありました。
この道は下の地磯に行くために作った道かもしれませんね。。
この辺の地磯はメジナやイシダイ、ブダイが釣れる磯ですから・・・
右下の写真も上から洞窟内を見たもの。
このように洞窟内を見る場所は3・4箇所作られているのです。
洞くつの底に入る道もあります。
「龍宮窟・二穴入口」の鳥居が道に造られているのですぐ分かると思います。
階段を下りていくと洞窟の中。
かなりの広さで直径30m位はありそうです。
それにしても、サンドスキーといい龍宮窟・二穴といいかなりの観光スポットですね。ここが無料とは・・・
もうすこしアクセスがいいところにあれば結構な観光名所になっているような気がします。
田牛の魚釣りと民宿
田牛は磯釣りのメッカです。
周辺には多くの沖磯や地磯が点在しますし、横根や沖横根、石取根、平根、豊根、神子元島といった伊豆を代表する一級磯へ渡してくれる渡船もでています。
対象魚は季節により、メジナ、イサキ、イシダイ、イシガキダイ、マダイ、ヒラスズキ、ヒラマサ、ワラサ、シマ鯵、タカベ等です。
左下は神子元への渡船もやっている民宿「三軒屋」。船は手石港からでています。
右下は横根や沖横根、石取根、平根、豊根、近場の沖磯に渡してくれる「喜一丸」
民宿はこの他にまだ何軒もありますので詳細はページ下の関連記事でご覧ください。
堤防もあります。
冬はブダイやカサゴ、ソイ、メジナ、春はアオリイカ、夏から秋はアジやサバ、カマス、イナダ等の回遊魚等が狙い目です。