空き家バンクの成約数日本一・長野県佐久市の「おいでなんし!佐久」
2013-10-29T18:00:59+09:00 2013/10/29
長野県は移住したい県の日本一に何年も選ばれています。
それを証明するかのするかのように、佐久市の空き家バンクが高い成約数を誇っています。
特に、2012年11月に発行された雑誌の調査では、物件成約数162件と2位い以下に大きな差を付けて日本一に輝いています。
空き家バンクとは、過疎地で増えている空き家を自治体が田舎暮らし希望者に紹介するという取り組みで、今では全国に400を越えるほどに拡がっています。
これほどまでに増えたのは、過疎化が進んでいるということと、自治体の移住・定住支援策が充実していることで移住者希望者が増えたこと。
そして田舎には不動産業者が存在しないこと等が挙げられます。
ただ今では、不動産業者と自治体が連携したり、NPO法人が空き家の紹介や契約時の立会いを行うようなケースも出てきているので、それも増加に拍車をかけた要因なのかも知れません。
佐久市は長野県の東部(東信地方)にあります。
東信地方第2の都市で群馬県との県境に位置します。大昔は、五街道の1つ中山道と佐久甲州街道との交点であり、宿場町として発達しました。
移住・定住促進事業としては、空き家バンクの他に農地バンク、クラインガルテン、移住交流体験ツアー、等が展開されています。
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佐久市の場所・概要
面積約424km²。人口約99,740人。
気候は寒暖差が激しい内陸性気候。冬は-10度位にもなるようです。
地図ではこの位置になります。
特産物は信州蕎麦や淡水魚の「鯉」。
特に、ここの鯉は江戸時代に小諸藩主にも献上されていたほどの名物です。
田植えの終えた水田に鯉の稚魚を放し育てるという「水田養鯉」。
この方法は天保十三年(1842年)から行われていることが記録に残っているそうです。
身は引き締まって臭みが無いのが特徴で、鯉こくやうま煮、洗い(刺身)、塩焼き等で利用されます。
特に塩焼きは、旅を愛した歌人「和歌山牧水」が、「鯉こくに 洗いに飽きて 焼かせたる 鯉の塩焼き うまかりにけり」と詠んだ程おいしいみたいですよ。
因みに、鯉にはたんぱく質やビタミン類が豊富に含まれています。
特に、ビタミンDは100g中に14μg、ビタミンEは2,0mg、ビタミンB1は0,46mgと、魚の中ではかなり多いほうです。
佐久市の移住・定住支援
佐久市は長野県・JR東日本と連携して移住・交流促進に取り組んでします。
これは、全国初となる取り組みで、移動コストに対する支援を活用した県内への交流人口の増加を図る仕組みを導入しようとするものです。
佐久市が選ばれた理由は、移住・定住に関連する施策が成果を上げていることや、地域医療が充実していること、首都圏からのアクセスの良さ、自然環境、等が挙げられます。
- おいでなんし!佐久・・・高い成約率を誇る空き家情報・空き家バンク(空き店舗や空き工場等のもある)
- 農地バンク・・・遊休農地の効率的利用や、農家の円滑な経営規模拡大を進めることを目的にした制度
- クラインガルテン望月・・・佐久市望月にある滞在型市民農園
住宅や子育てに関する助成も用意されていると思いますので詳細は下記の関連記事でご確認ください。