「河津桜祭り」!!早咲きで知られる河津桜の見頃と名所・開花状況
2014-02-21T18:00:17+09:00 2014/02/21
河津桜とは静岡県の東伊豆、賀茂郡河津町で真冬の2月頃から約1ヶ月間咲き乱れる早咲きの桜のこと。
オオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配種と推定されています。
原木は昭和30年ごろ、河津川沿いの冬枯れの雑草の発見され、昭和43年ごろからのこ早咲きの桜の増殖を始めていったそうです。
河津桜と命名されたのは昭和49年(1974年)。翌年の昭和50年(1975年)には河津町の木に指定されています。
河津桜の特徴は以下のようになります。
落葉高木、樹形は広卵状で樹皮は紫褐色で光沢があり、若枝は褐色、無色。葉は開花後に展開する。成葉は倒卵状楕円形で先は尾状鋭尖形、基部は円形、長さ12.5~15.0cm、巾6.0~6.8cmで厚い。縁は単鋸歯だが、重鋸歯が混じり、鋸歯の先は芒状、腺はない。表面は濃緑色、裏面は淡緑色、両面ともに無毛。側脈は約10本。葉柄は長さ2.0~2.2cmで無毛、上部に一対の蜜腺がある。托葉は長く、分岐多い。
引用元:河津桜まつり実行委員会
「河津桜祭り」は毎年2月の初旬から3月の中旬位まで開催しています。
ソメイヨシノの開花期間は、開花から約1週間から10日もすれば散ってしまいますが、河津桜は開花から約1ヶ月もの間楽しめるので、長い期間桜祭りが行われます。
期間中は、桜並木のライトアップや河津桜ミニクラシックコンサート、伊豆の踊子との記念撮影などといったイベントが予定されています。
河津桜の見頃と名所・開花状況・メニュー
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「河津桜祭り」の会場とアクセス
河津桜は河津町に入るとあちことで見られます。その数は8000本にも上るそうです。
川沿いにおよそ2km位わたり700本あまりの桜が見られます。
祭りのメイン会場となるのは河津川沿いにある笹原公園。
行き方はいろいろあるのですが、東京方面からでは東伊豆海岸沿いを走る135号線を南下していきます。
途中「河津町」の看板が出てきますが、その辺から河津桜が道端のあちこちに見えてきます。
右下は「浜」という交差点。ここを右折します。
写真はクリックで拡大します。
これは、伊豆急行伊豆急行線の「河津駅」。特急列車も停車しますよ。
電車で来る人たちに、地元の実行委員の人たちが道案内をしているのだと思います。
駐車場は高架橋をくぐって行くと、道沿いに何箇所もありますのですぐ分かります。
これはメイン会場となる笹原公園へ通じる駐車場。
料金は普通車で500円。夜間(19時から21時)は200円。
尚、駐車料金は車の種類や時間帯(昼か夜か)、町内の宿泊施設(ホテル・温泉旅館・民宿、等)に泊まっているかなどで変ります。(詳細はページ下の関連記事をご覧ください。)
河津桜の苗木や柑橘類、山葵、金目鯛などの干物、桜のお菓子、等、とにかく特産品を販売している露天はあちこちに出ています。
無料の足湯と仮設トイレ
下がメイン会場となる平成16年にできた「笹原公園」。
左下は桜まつり実行委員会の売店。観光案内所も併設されています。
右側には無料の足湯(さくらの足湯処)があります。
これは祭りの期間中のみというわけでなく、1年中無料で利用できるようです。
右下の写真が仮設トイレです。
たぶん14個の仮設トイレがまとめて設置されていると思うのですが、そのうちの4分の3は女性用です。
入口は4箇所ありますが、男性用は川沿いの右側だけでした。
仮設トイレの裏側には公園に常備設置されているトイレもありますのでこちらも利用できます。
尚、仮設トイレはここの他に2・3箇所ありますので心配ないと思います。
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河津桜の見頃と開花状況
さて肝心の桜ですがこの時はまだ、3~4部咲きといったところでしょう。
まだ、2月の中旬でしたから満開になるのは恐らく2月下旬から3月上旬だと思います。
ライトアップは期間中の18時から21時まで毎日行われています。
菜の花も何箇所かに植えられています。
満開になると桜の花のピンクと菜の花とのコントラストが魅力です。
桜並木沿いにも露天はいくつもでています。
右下、どこかで見たことがあるマネキンだと思ったら、梅宮辰夫の「辰ちゃん漬」。・・・なんでここに置いてるんだろう??
これは川沿いの桜並木中ほどにある「豊泉橋」から見た景色。
上流部は護岸工事らしきことをしているので少し景観が損なわれてしまいますが、仕方ないですね。
満開になると、ここから見る河津桜は見事だと思いますよ。
これは河津川河口、135号線から見た風景。