富士山本宮浅間大社の前にはB-1グランプリの王者「富士宮焼きそば」
2013-05-17T18:00:17+09:00 2013/05/17
B1グランプリとは、B級グルメと言われる庶民的な飲食物で町おこし活動を競うイベントのこと。
各地からご当地B級グルメをひっさげ、優勝して町おこしをしようとやってきた団体の料理を、来場したお客さんが食べ比べ、その後投票によりグランプリが決まります。
2006年に青森県の「八戸せんべい汁研究所」が企画し、八戸市で開催したのを皮切りに、それ以降年1回づつ違う開催地で行われています。
富士宮やきそばは昔からこの富士宮市で日常的に食べられていたおやつみたいなもの。
そのやきそばで町おこしをしようと、「富士宮やきそば学会」という組織が結成され、第1回と2回目のB1グランプリで優勝、第3回では特別賞を受賞したことでいまや全国的に知られている有名やきそばです。
富士宮の浅間大社の真ん前には、「お宮横丁」と呼ばれる屋台村のようなスペースがあります。
ここでは富士宮やきそばを初めとして、地元食材を使用したB級グルメとおみやげが販売されています。
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富士宮焼きそばの材料と作り方
通常焼きそばというと、やきそばの麺に野菜と肉やイカ等を入れ炒めてソースをからめるという作り方が一般的だと思います。
富士宮焼きそばも大きくは変わらないのですが、具には「肉かす」を入れます。これは普通「油かす」と言われるもので、豚の背油や豚バラを熱しラードを取り出した残り物です。
この肉かすをきゃべつ等の野菜とともに炒め、最後に削り粉をかけます。
麺にも縛りがあります。
富士宮やきそばに使用される麺は、富士宮市内の製麺業者が作る麺を使わなければなりません。
製麺業者は、「マルモ食品」「叶屋」「木下製麺所」「曽我めん」。お店を出す場合、このどれかと仕入れ契約を結ぶことになります。
作り方も指定がありますが、それほど他のやきそばと変わらないと思います。
具を炒めて麺を入れ、水を少し注いで蒸気と熱で炒めるというもの。水気がなくなったところでソースを回し入れかき混ぜて、仕上げに削り粉をまぶす。
材料が少し違うだけですからだれでも作れます。そこもB級グルメの良いところかもしれません。
出店している店
お宮横丁には富士宮やきそばを売る店以外に、特産物のにじますや地元の豚を使った串焼き、おしるこやあんみつ等の甘味処も出店しています。
これは富士宮やきそば学会のアンテナショップ。
B1グランプリに乗っかったスペシャルメニューも・・・
これは「鱒バーガー」。特産物のニジマスを使ったオリジナルメニュー。
「LYB豚」とは、豚のランドレース種、ヨークシャー種、バークシャー種を掛け合わせて作ったブランド豚。これらの豚の頭文字から命名しているそうです。
冨士農場サービス高原牧場で年間1000頭位しか出荷していません。
普通の豚の脂の融点が38度に対して、この豚は32度が融点だと言われます。
そのためか、脂肪がしくこくなく甘味があるとか・・・・・
静岡市のB級グルメ、静岡おでんも出している甘味処。
静岡おでんというのも、静岡県のB級グルメの代表格。
静岡市を中心に昔から日常的に食べられています。
富士宮やきそばの老舗らしき店も出店しています。
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お土産屋では地元特産品がずらりと並ぶ
お宮横丁の入り口付近にはお土産屋があります。
ここではご当地富士宮の特産物はもちろんのこと、静岡県内の名産品や特産品も販売されています。
静岡県は東西に長い県で、海も山もあることから特産品はいろりろあります。
それらを加工したものも数多く開発されていますので少し寄って見るのも面白いと思いますよ。
ここも世界遺産効果を・・・
この「お宮横丁」とにかく浅間大社の真ん前にあります。
浅間大社が世界遺産に登録されれば、その経済効果は計り知れないものがあります。
そのため願いをこめたこんな書き込みコーナーも設置されています。
富士山の雪解け水だろうか、こんなところからも湧き出しています。