沼津港「舵丸」で石花海のヤリイカ釣りへ・・・
2015-01-22T18:00:33+09:00 2015/01/22
ヤリイカは相模湾の城ヶ島周辺や小田原沖、初島沖など、各地で釣れるのですが、駿河湾南部に位置する「石花海・相の瀬」は60cmを越えるジャンボサイズ・パラソル級が釣れる漁場として沖釣りファンの間では古くから知られています。
この駿河湾は非常に深い海溝となっており、水深は約2500mにもなると言われます。
幾つかの好漁場があるのですが「石花海・相の瀬」もその一つ。
この周辺の水深は浅い所で約50m、そのため鯛やイサキなども狙えますし、秋から冬にかけては200m前後でヤリイカが釣れ続きます。
今期も9月末頃に幕開けした駿河湾のヤリイカも年末位から大分大きなサイズが混じりだし、日によってむらがあるものの年明けも依然として好釣が続いているようです。
と、言うことで近場の沖釣りから遠征釣りまでカバーしている沼津港の遊漁船「舵丸」で久しぶりのヤリイカ釣りに行ってきました。
この船は昔から足が速い遊漁船として知られていますが、昨年竣工した新造船「infinity kazi」は恐らく駿河湾最速!!
国土交通省が認可する限定近海許可も取得しているため御蔵島の他、銭洲やイナンバにも遠征が可能になっています。
石花海のヤリイカ釣り・メニュー
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出船時間と集合場所
秋口と冬場では集合時間が変わります。
11月からは港に4時半集合、準備が出来次第出船となります。
集合場所は沼津外港の入口岸壁。駐車スペースは十分にあります。
この日は平日にも係わらず客はほぼ満員、ヤリイカファンがいかに多いかが伺えます。
新造船の他、大型遠征船第3舵丸まで出動していました。右下は新造船の後部ベッド。
コンパクトにまとまっていますが広さと寝心地は十分。
船首の方にも同じスペースが取り付けられています。
画像はクリックで拡大。
釣り時間・釣り方など
釣り開始はAM7時。
沖上がりはPM1時。
正味6時間の釣りではあるのだが、ポイント移動や手返しに時間がかかるため意外に時間は短く感じます。
釣り方は竿に仕掛けを付け、イカ角投入機にセットします。
投入機は船にも常備されているので持っていなくても大丈夫。無料で借りられます。
後は船長のアナウンスで一斉に仕掛けを投入し、底まで付いたら糸ふけを取りゆっくり誘い上げる。
着低前に指でサミングして落とし込みで乗せるのも効果的。
アタリがあったら5mほどゆっくり巻き上げで追い乗りをさそいます。
今は温暖化の影響なのか昔と違い水深200m~300m位を攻めることが多いのでPEは5号以上を300~400mは巻いておくようにしましょう。
オモリは120号(船・水深によっては150~200号)。
仕掛けはプラヅノ・スッテのWカンナ11cm5本~7本針が主体ですが、Sカンナの11cmでも特に問題はないように思えます。
どうせ乗りが浅いときはWカンナでも巻き上げ途中にバレますから・・・
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この日の釣果
高速船のメリットを生かし、場所移動を繰り返してくれたのですが前日に比べると全体的に釣果は伸びなかったようです。
それでも途中経過で10匹前後、この後何匹か追加し沖上がりとなりました.。
港に帰港したのはPM3時頃。
結局スソは一桁台でトップは30匹位だったようだ。
日によって多少の当りはずれはありますがまだまだ石花海のヤリイカは続くと思われます。
数日後の出来事
そしてこの日から数日後、ヤリイカ釣りをしている最中にお客さん1人が突然倒れ意識が無くなったようだ。
しかしこの船はAEDを搭載しているためその場で適切な処置を施し、釣りを中止し即座に最寄の焼津港へと直行。
何とか一命は取りとめたらしい。・・・これは普段からの備えと、駿河湾最速という足の速さが釣り人の命を救った出来事と言えそうです。