知識がなくても、忙しくても、誰でも簡単に美味しくて新鮮な採れたて野菜が作れる方法
2017-06-08T15:06:42+09:00 2017/06/08
いきなり畑で育てるのはハードルが高いし、何より場所がないという人にはプランターで野菜を育てることをおすすめします。
なので、今回はプランターでの家庭菜園のやり方を紹介したいと思います。
最初に梅雨時期から育てても夏に収穫できる野菜を紹介し、次にプランターでの土の入れ方を紹介します。
ではまず、野菜の紹介から。
夏野菜
トマト
トマトは栽培もしやすく、庭やベランダに彩りを与えてくれます。
栄養も多く、体を冷やす効果もあるため夏の暑い時期には、体に熱をためない体にもしてくれます。
美容効果も抜群で、ミニトマトなんかは小さく可愛らしいので女性に人気が高いです。
また大量に収穫して、処理に困ってもドライトマトにすることが出来るので、ちょっとしたおつまみや、サラダ、ソース作りにも使えます。
夏野菜でドライに出来るものはあまり多くないので重宝できます。
ピーマン
ピーマンは比較的初心者でも育てやすいで、収穫期間も長く、害虫や病気にも強いです。
ピーマンはあまり、茎が丈夫ではないので早い段階で支柱をつけて上げてください。
カルシウムや鉄分が多いので、夏バテや貧血に効果があります。
お子さんが居る方におすすめです。
ピーマンは収穫した際、穴の空いた袋に入れて冷蔵庫に保存すると長持ちします。
また、食べやすい大きさに切ってフリーザーパックに入れて冷凍庫に保存すると、使いやすくて便利です。
大体、苗を植えて1週間ほどで実がつきます。
最初の頃は、ぽつぽつと実がなりますが、収穫時期がくると1週間で3〜4個実がつきます。
それが、6月から10月まで続くので98円の苗で80個ほど収穫できるのですからお得感あります。
オクラ
オクラもピーマン同様育てやすく初心者向けです。
オクラは、うまくいけばスーパーで売っているオクラから栽培も出来るので苗や種を買わずに住む場合があるのでお手軽です。
ただ、ピーマンより寒さに弱いため、夏でも夜や朝方、気温が肌寒い場所では育ちません。
また霧にも弱いです。
なので日当たりが良くて暑い場所を好むので都会や町中の中でも育ちます。
私が町に住んでいた頃は育てたのですが、引っ越してから今住んでいる場所は霧がよくでるので育ちません。
収穫は気温が高くなればぐんぐん育つので数株植えれば毎日収穫することもできます。
7月から9月初旬までがピークで10月まで収穫できますが、ピークをすぎてからはまちまちです。
胃の粘膜を守る効果があり、胃腸の調子を整えてくれます。
ビールやお酒のお供におすすめです。
ナス
育てるのも比較的簡単でお手頃です。
栽培する際に、ピーマンやオクラ、トマトとは違い、水切れには要注意が必要です。
音を深くまではる植物ですので、底の深い鉢で植えるのがいいでしょう。
水がないと枯れますが、水のあげすぎも病気になるので注意です。
梅雨などの時期に雨が直接あたる場所で、野ざらしにしておくと、灰色かび病や褐色腐敗病という病気になります。
なので、梅雨の時期は雨があたらない、風通しの良い場所で育てるのがいいでしょう。
また、どの苗でナスを育てても比較的大きく育つうえ、上記の事を守れていれば確実に収穫できます。
ナスは収穫時期が長く、秋ナスという言葉があるように、収穫のピークは秋まで続きます。
ただ成長すると結構大きくなるのでスペースが必要です。
ナスだけを育てるのあれば狭い場所でも問題ないですが、ベランダで他の野菜も育てたいという方はナス用の広いスペースを確保したほうがいいでしょう。
でないと、洗濯物等の邪魔になる可能性があります。
栄養価があまりないと言われているナスですが、コレステロールを抑える効果があるので生活習慣病の予防になります。
ちなみに「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉は、秋ナスは美味しいから嫁に食わすなという意味ではなく、ナスには、体を冷やす効果があり妊婦さんには良くないからです。
きゅうり
きゅうりはゴーヤと並んでグリーンカーテンなどでよく目にする植物です。
ただ、きゅうりはゴーヤより収穫時期が短く、夏野菜の中でもダントツの短さです。
苗を植えてから40日ほどで収穫出来る場合もあります。
根を深くにはる植物ですので、深い鉢で育ててください。
支柱は必須で、苗を植えた段階でつけたほうがいいでしょう。
支柱の形は、タワー仕立てがいいと言われていますが、私は朝顔等でよく使われる立方体状の支柱を使っています。
そうすると、収穫が終わったあとでトマトや朝顔などにも使えて道具を増やさずに済むからです。
きゅうりは、髪の健康維持、皮膚を強くするなどの効果がありますが、有名なのが利尿効果があることです。
利尿効果があることによりむくみをとる作用があります。
シソ
シソはかなり簡単で忙しく、面倒くさがり屋な方でも育てられる植物です。
何より、放置しても育つのが特徴、水や肥料などの手間をかけなくても比較的育ちます。
ただ日の当たる場所で育てればいいのですが、日が当たりすぎても葉がかぴかぴになる恐れがあるので、日中の少しの時間だけ日が当たる、風通しの良い場所なんかがいいと思います。
水をあげる頻度は2日に1回、または土が乾いて来たらぐらいでいいです。
あまりにも水を上げなさすぎると土にヒビが入ってきますが、そしたら1回水をたっぷりあげて時間を置いてまた水をあげれば大丈夫です。
シソは害虫などもつきにくいですが、ばったとアブラムシがたまについて、葉を食べてしまうのでの見つけ次第取ってください。
バッタは取るのが比較的簡単ですが、アブラムシは小さいため難しいかと思います。
その時は、牛乳を霧吹き等に入れて吹きかけてください。
牛乳の油でアブラムシが落ちます。
あまりかけすぎると、臭う可能性があるので適度でお願いします。
シソは、アンチエイジングハーブの一種と呼ばれており、血流をさらさらにして、毒素をだしてくれます。
またがん予防、生活習慣病にもいいとされていますので、ジュースや薬味として日々の生活に取り入れる事をおすすめします。
プランターでの土の入れ方
今回土は畑の土からとりました。
畑が無い方はホームセンター等で土を買ってください。
野菜を育てるのであれば、園芸用より栽培用等の土を使用してください。
園芸用でも育つには育ちますが、成長が遅れる場合があります。
左からプラスチックの鉢、底上げ網と一体になったプランター、腐葉土。
軽石。
今回は使いませんが鉢底用ネット。
底が穴になっている鉢にお使いください。虫の侵入を防ぎます。
左上からネット、左下のシソの苗、右にトウモロコシの苗、右上がゴーヤの苗です。
プランターにゴーヤとトウモロコシ、鉢にシソです。
トウモロコシの苗は今回やり方は紹介しませんが、ゴーヤと同じ容量で行ってください。
腐葉土は今回使いませんが一応紹介としてのせています。
ゴーヤ
ゴーヤから植えていきます。
このプランターは底上げ網付きなので、鉢底ネットと軽石が不要になります。
なので直接土を入れていきます。
最初は3分の1ほど土を入れていきます。
次に、苗を入れます。
この状態から土を足していけば楽です。
土はウォーターペースをとって、縁から2センチくらい下までにします。
このウォーターペースがないと、水を上げた際に縁から水が溢れてしまい、土に水が染み込みません
土の表面を平らにするためいた板切などで表面を平らにします。
板切がなければ、線引等の土を平らにできそうなものを使ってください。
ネットを巻きつけて完成です。
シソ
シソは根を深く張るので底の深い鉢で育てます。
鉢底がネット状になっているため鉢底ネットを使わずにそのまま。
最初に軽石を入れます。
底が軽く見えなくなるくらいで大丈夫です。
先程使ったプランターは底上げと網の効果がもともと付いていたので軽石は入れませんでしたが、先程のプランターとは違っては網はついていても底上げ効果が無いので軽石を入れます。
多く入れてもいいのですが、ウォータースペースを考えて入れてください。
次に苗と土を先程のプランターと同じ要領で入れていきます。
私は基本、苗で育てますが(収穫が早いので)種で育てたいという方は、土を入れたあとに板切等で土を平らに整えて、種を植えて種にかぶせた土を軽く押さえるといいと思います。
押さえる事により、種と水を密着させ最後に、水を入れた時に浮いてくるのを防ぐからです。
そして最後に、水をかけて終了です。
この時に、鉢底から水が出るのかしっかり確認してください。
全ての作業が終わったら、風通しの良い日の当たる場所にプランターを設置して終了です。
トウモロコシはゴーヤと同じ要領でやるので省いています。
最後に個人的な意見ですが、玄関入り口が日当たりが良くて風通しが良いのなら、玄関にプランターを置くことをおすすめします。
何故かと言うと、毎日使う場所や、絶対に通る場所等に置くと目が出ていたり、枯れたりすることにいち早く気が付き、毎日みている場所にちょっとした変化に喜びがでるので楽しくなります。
あんまり行かないけど、日当たりや風通しはいい場所に置くと、見に行った時に成長してなかったりした時がっかりして、やる気がなくなる人も居ると思います。
ですが、そいうズボラな人で家庭菜園や園芸をやったことない、または続かなかった人ほど、上手くいくと、ハマって凝り性になったりします。