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富士山周辺の観光情報

世界初 シーラカンスの冷凍標本がある沼津港 深海水族館の見どころを紹介

2017-08-04T21:16:51+09:00 2017/08/04

先日、沼津港にある深海水族館に行ってきました。

知名度はあまりありませんが、深海をテーマにした水族館はとても珍しいと言う事と、世界で唯一シーラカンスの冷凍標本がみられるシーラカンス・ミュージアムである事が、一部で有名の水族館です。
テレビで放映されたこともあるようです。テレビで放送された内容のレビューは犬の飼い方・しつけ方大百科の記事でご覧いただけます。

私自身も、水族館が好きなので興味はありました。

水族館というと、サメや大型アロワナ、巨大な水槽に無数の魚が泳いでいるといった、観客向けの水族館が多いです。

観客向けというのは、来る人の興味にあったものが中心であり、従業員や館長中心の展示物ではなことをいいます。

沼津の深海水族館は、駿河湾で採取した深海生物を展示しています。

これもあまり知られていませんが、日本で一番深い湾は駿河湾なんです。

駿河湾で見つかった深海生物は、世界各地の研究所や水族館に送られています。

また、港を出てすぐ深海につながるという独特の地形もありの効果もあってか、変わった生物も多いです。

世界的にも稀な生きた化石と呼ばれている、ラブカやミツクリザメ等も見つかっています。

特にラブカは、世界的に見ても日本で一番発見されています。

ホームページの館長の挨拶のページにこのような文が書いてあります。

「日本一の駿河湾」を広く知らしめ、地域に誇れる財産として確立すること。深海の謎をひもとくことで、地球環境や生命への提言(ていげん)を行うこと。それが私たちの使命だ、と考えています。

提言とは、物事を考え・意見を提出することを指します。

静岡県は、富士山があり世界遺産に登録されました。

でも、東京に皆が憧れるほど静岡県に憧れる人は居ませんし、住んでいる人たちは出ていきたいと思っている人が多いと思います。

そこには、誇れるもの、つまり自慢できるものがないからではないでしょうか?

ですが、もし今までに見たことのない生物が駿河湾で発見されたらどうでしょうか?

世界各地から注目が集まり、静岡県の価値がぐっと上がり、他の県からの移住者が増えたりするかもしれません。

行き方と場所

行き方ですが、ナビなどがある方は沼津港を指定して向かい、無い方はでも最初は沼津港を目指してください。

沼津港に着いたら、車を立体駐車場または、無料の駐車場があるのでそこに停めましょう。

何故、深海水族館を直接目指さないのかと言うと、駐車場が水族館自体には無いのとすごく車では行きにくい場所にあるからです。

私もナビで向かったんですが、ナビが目的地に到着しましたいって、辺りを見ても水族館らしい建造物が見当たらないのです。

なので、いったん車から降りてその場所に向かうと、水族館の看板が見えます。

つまり、すごくわかりづらい場所にあるんです。

言葉で言ってもいまいちピンと来ないと思いますので、写真と絵で説明します。


といった感じで、わかりづらく、見つけにくい場所にあります。

歩いていた時に、この建物なんだろう、水族館だ!お母さん!って言っている子供がいたくらい、パっと見で水族館だと思わないたてものでした。

いざ、施設内へ

では、施設内の紹介をします。

受付は、一つだけで料金などが見やすく上に表示されています。

大人一人1600円、子供800円、幼児400円です。

団体ですと、大人1400円、子供600円、幼児300円になります。

私は大人なので、1600円でチケットを購入しました。

受付のすぐ隣に入り口があり、従業員の人にチケットを渡し、入場します。

館内地図は、チケットを購入時にもらえます。

最初は通路に沿って進んでいき、通路の右側に小さい水槽がいくつも並んでいて、それを見学しながら進んでいきます。

通路は、全体的に青く、少し薄暗くなっていて、天井から床にかけて、波の動きのようなライトが淡く差し込まれ、海の中を表現したデザインになています。

すごくキレイで、落ち着ける空間になっていて、個人的に好きでした。

また、道の幅は狭くもなくちょうどいい広さの通路ですので、人とぶつかったりする危険もありません。

ただ、土日の混み具合によっては少し狭く感じる可能性もあります。

何より、最近できた建物なだけあってキレイで、デザインが細かく、それだけでも行く価値はあるかもしれません。

言葉では、伝わりづらいと思いますので、イラストを載せておきます。

1階

奥に進むと、広い場所に出ます。

どうやら1階のメインコーナーに来たようです。

メインコーナーの中心に、受付のような場所があります。

そこは受付ではなく、定期的に生き物の説明を従業員の方がしてくれている場所のようです。

そして、そのコーナー前には駿河湾内を表現した大きい水槽があり、中に大きなカニが二匹居ました。

そういえば、カニの脱皮は非常に大変で、そして遅く、脱皮中に捕食されたり、餓死して死んでしまう場合もあると本で読んだことがあります。

種類にもよりますが、自然界で大きいカニはとても稀なんだとか。

進んで行くと、右の奥に複数の小さい水槽があり、深い海の展示物コーナーになっていました。

そこに展示してあった、幽霊イカの剥製です。

生きた生物は、色々いましたが、印象に残っているのはダーリアイソギンチャクという、花のダリアに似ているイソギンチャクで、もこもこしていてクッションみたいでかわいいかったです。

他にもいっぱい展示してありますので、ぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。

それと個人的に、この展示の水槽がおしゃれで目を惹きました。

薄くなっている水槽で、ガラスも薄く、触れそうでした。

光る魚

二階につづく階段の手前には深海のプラネタリウムというコーナーがあります。

これは、光る魚が展示してあり、光が遮断された部屋にいます。

光るといっても、全身が光るのではなく、目の下の涙袋のような場所が光る魚です。

写真で撮ることは出来ませんでしたのでイラスト描きました。

見る前は、ホタルみたいな光で楽しみだったのですが、実際は人魂のような光で、部屋が真っ暗な事もあり、怖かったです。

一緒に入った子供の男の子とかは、嬉しそうでしたが、その子の姉と思われる女の子は私と同じく怖がっていました。

それと、メンダコの剥製が展示してありました。

この深海水族館では、メンダコの生育に3日成功しているそうです。

見た目が可愛らしく、商品も多く出てるメンダコ。

ですが、このメンダコは生育が保たなくて、また捕獲も難しく、水族館で展示するのはとても出来ませんでしたが、深海水族館は深海がメインのため、他の水族館に比べ深海生物への設備が行き届いており、展示を一時期していました。

それが、最長の3日だったのですが、今後はもっと多くの人にメンダコの愛くるしい姿を見てもらおうと日夜研究と試行錯誤を繰り返し、ゆくゆくは世界にメンダコが展示できる事を目指しているそうです。

2階

二階に上がっていくと、シーラカンスのロボットが出迎えてくれます。

人に反応して、喋るロボットで、口がパクパクと動きます。

入っていくとシーラカンスがどうやって、発見されたのかのビデオ、シーラカンスを実際に捕まえた時の乗り物などが展示されています。

初めて知ったのですがシーラカンスを捕まえたのは漁師で、二人乗りのカヌーで捕まえたそうです。

私は、潜水艦とか特殊な乗り物で、捕まえたのかとばかり思っていたので驚きました。

しかも、見つけたのもほぼ偶然で意図せずの発見だったようです。

ビデオの説明を簡単に話しますと、とある島の漁師さんがシーラカンスを釣ったが、その島ではシーラカンスは食べれないし、臭いだけの魚として捨てられていて、道端に捨てたシーラカンスを偶然、科学者の目に入り、シーラカンスとわかったそうです。

その後、漁師さんは「え!?そんな価値のある魚だったの!」と驚き、シーラカンス漁に出たんだとか。

棚からぼた餅ではなく、棚から化石です。

生物の進化研究室

部屋を進んでいくと奥には、生物の進化研究室となっています。

施設の従業員の人たちが作ったコーナーで、深海の生物とは一見関係無いもの展示してありますが、身近な生き物の不思議について紹介されています。

電気ナマズの水槽だけ教室みたいになっていました。

例えば、ザリガニの色はどうやったら変わるとか、タコは心臓が3つあるとか、デンキナマズは触ったら本当にピリっとなるのか?などなど、面白い事がたくさん解説されており、良い時間を過ごしたと思えました。

透明標本

次に進んでいくと、透明標本コーナーがあります。

標本コーナーは一時期話題になったもので、特殊な液体で肉が溶かし、骨がネオンカラーになっている、おしゃれな標本です。

一時期流行って、雑貨屋さんなどで売っていました。

未だに個性的なインテリア結構人気があるんだとか。

シーラカンスの冷凍標本

このフロアの中央に、日本初のシーラカンスの冷凍標本があります。

マイナス20℃の特殊な容器に入っていて、冷凍とは思えないほど新鮮で生生しいかったです。

写真だと、生生しさがあまり伝わらないと思いますので、本物をぜひ見に行ってほしいです。

深海生物

そして、最後は深海の生物展示コーナーです。

二階の奥にあり、少しわかりづらい場所にあるので、注意しましょう。

ここでは、ダイオウグソクムシとオウムガイが展示されていて、もちろん生きています。

このグソクムシの隣に、

オオグソクムシが生息している、水深800メートルの温度を表した棒があります。

そんなに冷たくないどうと、気軽に触った、刺すような冷たさが手の先にして、とっさに手を引っ込めたました。

こんな冷たいところに住むグソクムシやオウムガイ。

人間も底でしか、生きられないとなったら、彼らのように硬い甲羅をまとう体つきになったのかもしれません。

結構、動くので写真は上手く取れなかったので、説明文に載っていた写真を撮りました。

オオグソクムシにしても、オウムガイにしても、全体的に大きく、殻や貝の厚みといい、大きさが恐竜がいた時代の生物と類似している雰囲気がありました。

お土産コーナー

最後に、お土産コーナーでメンダコのぬいぐるみがあったので、購入しました。

小さいのは犬用のメンダコおもちゃで、押すと鳴ります。

お留守番している家族用コーナーに売っています。

ペットのいる方、または赤ちゃんがいる方に対しての優しい気配りを感じます。

では、この記事を読んで少しでも沼津の深海水族館に興味が出た方は行って見てください。

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