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家庭菜園・野菜作り

菜園初心者向けのシソを簡単にプランターで栽培するポイントは日当たりだった

2017-08-13T15:43:13+09:00 2017/08/13

暑い日が続き夏になったと思ったら、雨が多く梅雨に戻ったのかのような日々が続いています。

雨が続くと、プランター栽培の野菜は移動させればいいのですが、畑栽培のものは根が腐ったり、病気になったり、倒れてしまったり枯れる可能性が出てきます。

ですが、もともと病気に強く、ほとんどなんにもしなくても育ったりする野菜もあります。

例えばシソなんかは、特に何にもしなくて育ってくれます。

っと、思っていたのですが、今年うちのシソは育ちが悪く、葉も少なく全然収穫出来ていません。

元気のないシソの画像

以前、栽培に成功した時と同じように育てたのですが、何故かこういう結果になってしまいました。

よく苗を見ると、葉の数が少なく、葉の色も黄緑気味であまり丈夫な苗という感じがしません。

元気のないシソの葉の画像

葉の色が変色しているシソの画像

原因を調べるために、シソの栽培について調べ直しました。
そして原因が判明しました。

失敗した原因は、肥料をあまりあげていなかった事、元肥を入れなかった事が原因だとわかりました。

以前育てた際は畑での栽培だったので、もともと土に肥料を混ぜているから、あまり肥料をあげなくても育っていたんだとわかりました。

鉢植えは、元肥と肥料を入れないとちゃんと育たない事を実感したので、今後育てる際は畑の栽培にするか、鉢植えだったらちゃんと追肥と元肥をしようと思います。

ですが今回、うまく育ちませんでしたが今からでも、出来る事はあると思うので、青々としたシソになるように、肥料を与えて、育てていこうと思います。

加工され、青々としたシソの画像

では、調べ直した結果について述べたいと思います。

シソについて

まずは、シソがどこからきたのか調べてみました。

古い時代から日本に親しまれているシソは、ヒマラヤから、ミャンマーへ、そして中国南部、日本へ渡来した植物です。
シソの渡ってきた国のイラストを四コマにした画像
時代的に、縄文時代には既にあったとされていて、日本の数ある野菜や、果物の中でも、特に歴史ある種類だと言えます。

主に、葉、花穂、実を食用として利用でき、香りの良さや効能から、天ぷらやシロップ、醤油漬けなどさまざまな料理にして楽しむことができ、刺身やその他料理の薬味や彩りとして用いられ、塩漬けにしたり赤ジソの場合は煮出してシソジュースにしたり、乾燥させ、砕いてふりかけ状にするなど工夫次第で利用方法は幅広いです。

土に対する適応力が高いので大体どこでも育つのですが、多湿を好むので保水力の高い土で育てるとよく育ちます。

なので、黒曜石などを多く含んだ土などを使って栽培すると良いでしょう。

種からの栽培の際は、蒔く前に水に一晩浸しておくと発芽が早まります。

シソの発芽適温は22℃、生育適温は20~25℃です。
と言っても、ぴんとこないと思いますので、春や秋等の季節の変わり目に育てると思ってください。

つまり、寒すぎず暑すぎない時が良いのです。

香りがよいシソは、簡単に育てることができるハーブですが、人間がおいしいと思うということは、虫の被害にもあいやすいということなので、毎日を観察するようにしましょう。

以上が大まかなシソについてです。

虫の被害にあいやすいという説と、あいにくいという説がありますが、ここではあいやすいと記載しました。

私は個人的に育てて思うのですが、これは環境によると思います。

都会で育てれば、虫の被害にあいにくく、田舎だと虫がおおいので被害にあいやすいです。

ですが、用心にこした事はないので、被害にあいやすいと考えておいたほうが無難です。

場所

上記でもあったように、多湿で、日当たりを好みます。

ですが、食用にするなら葉が柔らかくなる半日陰で育てるのがおすすめです。

1日中日の当たる場所で育てると、ぐんぐん大きくなり香りは強くなりますが、葉っぱが厚くなり、茎も堅くなってしまうようです。

それと、鉢植えがベストです。
そうすれば、移動も楽です。

注意すべきことは、シソは乾燥と低温に弱く霜にあたると枯れてしまうので、雪山や寒い地域で育てる場合は、室内の日の当たる場所で育てましょう。

育て方

植え付け

まずシソはタネをまくか、買ってきた苗を植え付けるかどちらかの方法を選びます。

決まったら、植え付けですが、最適な植え付け時期は、4~5月に植えて育てることがベストです。

鉢植えは小さい鉢に1苗の割合で植え付け、鉢底ネットと鉢底石を鉢に入れた上に土を入れ、苗を深く植えないように注意して、植えます。

植えていく順番のイラスト

地植えは、日向から半日陰の場所を選んで植え付けます。

シソは一年草なので、その後の植え替えは必要ありません。

注意する点は、適湿地での地植えはそこまで神経質にならなくて良いのですが、ベランダなど真夏に乾きやすい場所で、鉢植えで育てる場合、土の表面に腐葉土などを敷いて過度な水分の蒸発を防ぐか、半日陰になるように、すだれを置くようにする事をすすめます。

水のあげかた

湿気のある土地を好むので、鉢植えは土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えます。

ただ、湿気が多すぎるのもよくないので、水やりは朝か夕方にしましょう。

地植えは極度に乾燥していない限り水やりの必要はありません。

夏場は特に、水のあげかたに注意しましょう。
土が乾燥すると極端に生育が悪くなるので、夏場の水切れに注意しましょう。

何度もいいますが、やや湿り気のある土壌を好み、乾燥を嫌います。
土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えてください。

初心者がよく失敗する原因があるのですが、鉢植えで育てた時に、毎日1回とか何日に1回という感じで与えていると根腐れします。

本来植物というのは水を求めてぐんぐん根を伸ばします。したがって常に水分が与えられていると根が発達するのをやめてしまい伸びません。

したがって株自体も弱くなってしまいつける葉も小さく、最悪枯れてしまうのです。

植え付けにも関係するのですが、株の大きさに対して鉢が大きすぎると枯れる可能性も考えられます。

いづれ大きく成長するからと思って最初から7号~8号鉢(直径21~24センチ)の鉢に植えてしまうと買ったばかりの苗に対して大きすぎます。

ということは水をたっぷりと与えてると乾くのにも時間がかかりますし量が多すぎるため根が育ちません。

したがってシソの場合、確かに乾燥を嫌いますが、だからといって毎日水をあげるのではなく必ず土の状態を見て、触って乾いていることを確認してからあげないと枯れてしまうわけです。

肥料

肥料はあらかじめ土の中にゆっくり効くタイプの粒状肥料を混ぜ込んでおき、追肥として1週間に1回程度薄めた液体肥料、または粒状肥料を与えます。

そして、追肥をする前にかならず、植え付ける土にちゃんと肥料は含ませましょう。

シソに限りませんが野菜を育てる場合必ず「元肥」といって堆肥や化成肥料を混ぜた土に植える必要があります。

植物に必要な肥料の3大成分はチッ素・リン酸・カリです。

葉を大きくしたいならチッ素の割合が多く含まれている肥料を、花はリン酸・根はカリウムです。

葉が大きくならない理由のひとつに考えられるのが肥料不足です。

大きくするためにチッ素分の多い肥料をあげましょう。

摘芯

草丈が15~20cmに生長したら、株の頂点を摘み取ります。

この作業をすることで、葉が増え、収穫量を増やすことができます。

早い時期に剪定をしてしまうと、シソの生長が止まって種がつきはじめてしまうので注意してください。

また、シソは花が咲くと枯れてしまうので、穂が出てきたら切ってください。

虫がつきやすいので、見つけ次第駆除するようにしてください。

葉に水をかけると、ハダニなどの害虫は予防できます。

そして、一番発生しやすく、注意したほうがいい虫はこの2つです

アブラムシ

春に発生しやすい害虫で、茎や葉に寄生して栄養を吸って植物を弱らせます。見つけ次第、ガムテープなどで引きはがすか、牛乳をスプレーに入れて散布しましょう。

ヨトウムシ

昼の間は土に潜み、夜になると葉を食べる害虫です。
株の周りの土を掘り起こすと幼虫がいるので、見つけたら処分します。
専用の薬が売っているのでおすすめです。

この他にも、バッタなどの被害にあうことがあります。

あまりにも被害にあう場合は、株や鉢に虫よけネットを被せておくと予防できます。

収穫

そして、草丈が20~30cmに生長したら、スーパーで売られているくらいの大きさに生長した葉は摘み取っていきます。

下の方の葉から採っていきましょう。ただし、1番下の方の葉は土から栄養を吸い上げる役目があるので、下から2枚目までの葉は残すのがポイントです。

刺身のツマなどに使われる芽ジソは発芽して本葉が出はじめる頃に地際で刈り取って収穫します。

株がちいさい内から一度にたくさん採ってしまうと生育が弱りますので気をつけます。

シソジュース

シソジュースというと、赤紫蘇のイメージが多いと思いますが、青じそでも作れます。

赤シソで作ったことがある方は、それを青しそにすれば作れます。

そもそもシソジュースを作った事がない、という方もいると思いますので、説明させて頂きます。

準備するものは、青じそ100グラム、三温糖または氷砂糖を70グラム(一応の目安ですので、好みで良いと思います)、レモン汁50グラム、水500ccを用意します。

500ccの沸騰したお湯に100グラムのしそを30秒入れて、火を止めてしそだけ取り除きます。

取り除いたら、氷砂糖を入れて15分煮て、ざるを通して不純物のない状態にしたらボウルか、容器に移し、粗熱を取り除きます。(氷水を張ったボウルに重ねると早いです)

冷めたらレモン汁を加えて完成です。

出来上がったその日に飲んでもおいしいですが、翌日のほうが味が落ち着いて美味しいのでおすすめです。

文より、絵のほうがわかりやすいと思いますので良かったらどうぞ。

シソジュースの作り方を3コマにしたイラスト

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