野沢菜はこの時期が最適 プランターで種から栽培して春に収穫 間引きや液肥の使い方
2017-12-03T18:09:41+09:00 2017/12/03
12月になりました。
天候も安定してきて、ようやく晴れの日が続いてきました。
これまで、天候がが安定せず、作物がなかなか上手く育てる事ができないため、栽培を一旦やめていたのですが、再開することにしました。
今回育てるのは、野沢菜です。
種は、黒くて小さいです。
野沢菜は、野沢漬けが有名だそうですが、私は野沢漬けも、野沢菜自体も知らないので新鮮です。
もしかしたら食べた事があるのかもしれませんが、小松菜やチンゲン菜のほうがよく食べていますし、料理に使うので印象に残っていません。
発芽
プランターで、育てる事にしました。
だいたい10日くらいで芽が出てきました。
調べた資料には、3日くらいで芽がでる予定でしたが、寒いせいか遅かったようです。
最初に、5粒ほど撒いて様子を見てから、大量に育てるなり、そのまま少しずつ育てようか決めようと思います。
野沢菜について
ここで野沢菜について少し説明します。
野沢菜といえば長野県の野沢菜漬けが有名で、もとは昔、大阪から持ち帰ったカブが起源と言われています。
野沢菜は、別名信州菜(シンシュウナ)は、風通しと日当たりの良い場所を好みます。
種の袋の裏に、栽培例が乗っていたの記載します。
冬と春に収穫ができる野菜です。
冬に収穫する場合は、秋に種を撒いて、春に収穫をしたい場合は、8月〜10月に間に撒きます。
ただ、冷涼地、中間地、暖地によって撒き時期がことなります。
時期によって、味が変わるらしく、気温が低い時期に育てた方が風味が良いそうなので、基本的に秋まきで育てる人が多いそうです。
植え付ける2週間ほど前に、種をまく場所をよく耕しておきましょう。
プランターで育てる場合は、土に元肥を忘れずに入れましょう。
発芽適温は、18℃~25℃、生育適温は18℃~20℃となっています。
結構低い温度です。
育苗はおすすめでない野菜だそうで、直播きに向いた野菜です。
害虫に狙われやすいので、防虫ネットなどの防虫対策が不可欠です。
枯れさせないための行動が裏目に
では、再度栽培記録に戻ります。
天候が安定してきたとはいえ、またいつ雨ばかりの日になるかわかりません。
なので、早い段階で室内で育てる事にしました。
爪楊枝を指した場所は、種を追加した場所です。
発芽し、室内に移動してから2日ぐらいは問題なく、育っていたのですが、4日目の朝みてみると芽が白く変色していました。
そして、そのまま枯れてしまい、せっかく対策のために家にいれたのですが、もしかしたらそれがだめだったのかもしれません。
新しく追加した種も、10日経っても発芽しませんでした。
目は枯れてしまったので、すべて抜いて、再度外に移動させましたが、1ヶ月たった今でも発芽しません。
育て方について
失敗したあとですが、育て方について説明します。
まず、気をつけることは害虫です。
野沢菜は、青菜なので、非常に虫に食べられやすいです。
冬は、虫も比較的少なく、寒いので虫も動きがにぶく、爪楊枝とかで弾くことができます。
ですが、春に近づくと虫が一気に増えてきます。
ネットをはるのもいいですが、スプレーが効果的なんだそうです。
生育に、結構波があるのがあります。
発芽してから、ちょっとずつ伸びて、一回目の間引きを終えたあと一気に、成長が加速し、またゆっくりになるといった感じになるそうです。
というのも、一回目の間引きをする頃には、液肥もあげます。
すると、よく吸い上げて一気に伸びるんだと思います。
水やり
種をまいて発芽し、本葉が出てくる頃くらいまでは、根も張り切れていないので、あまり乾かないようにしましょう。
冬まきの場合でも、日が出ていれば、土は乾燥するので、水切れには充分注意しましょう。
本葉が出てきてからも、水やりはまめにあげましょう。
野沢菜は、乾燥に弱いのです
ただし、過湿にしてしまうと、根腐れを起こし、水切れしても株が弱ってしまうという事がおきますので注意しましょう。
ちなみに、地植えにしていれば、雨だけでも間に合うことが多いそうです。
再挑戦
全滅してしまったし、外に移したプランターはまだ芽がでません。
ですが、種は大量に余っているいるので、違う栽培方法で再挑戦する事にしました。
たまごパック栽培です。
以前、投稿したチンゲン菜の記事で紹介した卵パック栽培です。
前回の失敗から、もしかしたら気候の変化が原因かもしれないと思ったので、家の中で比較的温かく、湿度も高いリビングにたまごパックを置いて栽培することにしました。
もしかしたら、種が暖地と勘違いして、早く収穫できるかもしれません。
なんと、3日ぐらいで発芽しました。
もしかして、本当に春と勘違いして、早く収穫できるかもしれません。
調べた野沢菜の特徴には、冬でも育つ寒さに強い野菜と記載があったのですが、やっぱり書いてあることばかりが事実ではないのだと再確認しました。
間引き
私の栽培方法だと、間引きはする予定はないのですが、今後のためにも調べたので記載します。
種まきから3~4日で出芽するので、子葉が開いたら間引きをします。
小さなものを優先的に間引くようにします。
これが、1回目の間引きになります。
その後、本葉が3~4枚になったら1株に間引きましょう。
これが2回目の間引きになります。
間引く際はハサミを使い、同時に追肥もすると、生育にいいです。
間引く時、他の株まで抜けてしまわないように、回りの株は指で軽く株元を抑えておいて、間引く芽だけを引っ張るようにしましょう。
または、ハサミで切るなどにしましょう。
最後に、本葉が4枚~5枚くらいになったら3回目の間引きを行います。
育ちの良いものを残し、悪いものを間引くようにします。
この3回目の間引きした際、結構野沢菜が育っています。
本場長野県には、若菜をしゃぶしゃぶにして食べる鍋料理あるらしいので、間引きの際は捨てずに、食べることがおすすめです。
間引きについてを簡単に漫画にしてまとめました。
野沢菜は乾燥に弱くて肥料不足に注意
野沢菜は、乾燥に弱いと説明しました。
なので、固形の肥料ではなく、今回は液肥を使う事にしました。
液肥にすれば、水やりと併用できます。
ちなみに、450円程度の安い液肥ですが、量が多く、どこのホームセンターでもある液肥です。
だいたい、液肥を与える頻度は、種をまいてから20日くらい経った頃と、40日くらい経った頃に少量与えます。
多肥にすると、株が軟弱に育ったり、害虫を寄せ付ける原因になったり、肥料焼けを起こしてしまう原因になるので注意しましょう。
収穫
まだ、収穫できていませんが、知識として記載します。
葉が、だいたい40〜50センチくらいになったら収穫ができます。
外葉から順番に収穫しても良いですし、株ごと引き抜いての収穫も可能です。
漬物に利用するのであれば、50cm以上に育ったものが適していますが、それよりも小さい葉であれば、外から順番に収穫して、他の菜っ葉類と同様に調理して食べることができます。
ちなみに、野沢菜は株ができます。
このカブの部分も食べることができ、葉と同じように漬物にしてもおいしいですし、汁物に入れてもおいしいです。
来年に向けて
収穫したあと、来年に向けて種をとっておきたいと思います。
春に収穫の場合、5月頃に黄色い花が咲き始めます。
花が咲いた後、種の入った鞘をつけるので、乾燥させて種をとります。
6月~7月頃、鞘が熟してきたら茎ごと刈り取って逆さに吊るし、雨の当たらない所で乾燥させます。
ちょうどこ時期は、梅雨に差し掛かってくるので、刈り取りは晴れの日を選んで行いましょう。
乾燥したら、鞘の中から種を取り、封筒などに入れて冷暗所に保管します。
秋になったら、また種をまいて育てることができます。
以上が、野沢菜の栽培についての記事になります。
これを読んで、栽培してみたくなった、そういう野菜があったんだと思った方は、ぜひ栽培したり、食べてみたりしてください。
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