西湖と富士山の絶景撮影スポット 日本の原風景が残るいやしの里や自然な豊かな樹海
2018-02-20T20:31:28+09:00 2018/02/20
先日、富士五湖の一つ、西湖(さいこ)に行ってきました。
西湖の他の湖との違い特徴は、観光地が多い事です。
青木ヶ原樹海が近くにあるというのもありますが、いやしの里、コウモリ洞窟、野鳥の森などの観光スポットがあります。
特に有名なものは「いやしの里」でしょう。
毎年、多くの観光客が訪れる日本の伝統文化が楽しめる場所です。
また、自然が豊かで野生動物達が沢山います。
西湖に向かっている最中、道路を野生のキジが横切った時は驚きました。
野生のキジなんて、都会じゃ動物園ぐらいでしかみられません。
では、西湖の紹介からまずします。
そのあとは、西湖の周りの観光名所を3つ紹介します。
西湖
西湖っていうと、あんまりぴんと来ないし、頭に浮かばないと思います。
京都の人なんかは、お菓子の事かと思うかもしれません。
京都には、さいこという有名なお菓子があるので。
西湖の概要
西湖は、富士五湖の真ん中に位置する湖で、青木ヶ原樹海と連なり貴重な自然資源が豊富に存在します。
そのかいあって、近年では約70年ぶりにクニマスが発見されて大きな話題になりました。
富士山の噴火によってできた湖で、現在の湖水のほとんどは、富士山から湧き出しているものだという。
ある資料には、富士五湖にはそれぞれ龍神の名がついていて、西湖は「青木龍神」という名があった。
理由は、西湖と青き森(青木ヶ原樹海)は切っても切れない仲にあり、古来から水の神とされてきた富士山の分身でもあるからだという。
そして、富士五湖の中で観光地化があまりされず、湖が本来の美しさを自然の力だけで、保って居られるのは、この龍神が棲んでいるおかげと言われている。
写真スポット
西湖は、観光地化されていないので、写真スポットはここしかありません。
ここからは、富士山と西湖をキレイにみる事ができます。
他にも撮影スポットは無いか探したんですが、あるといえばあるのですが、整備されたスポットというのは、ここしかありませんでした。
下に降りることも出来ます。
湖の近づくと、気温が上より低い気がします。
透明度もいいです。
年々ゴミを湖に捨てる心無い観光客が増えているそうで、この写真には写っていませんが、うどん?の麺が水面に浮いていたりしました。
やめてほしいですね。
稚魚もいました。
鮠(はや)とかの稚魚でしょうか?もうすぐ、春ですから降りてきたんでしょう。
PICA
西湖は観光地化されていないので、レジャー施設は少ないのですが、キャンプ場は一つだけあります。
それがこの、PICAです。
これは、入り口の写真なのですがホームページとかを見る限り、結構充実したキャンプ施設で、様々なプランがあります。
気になる方は、PICA公式ホームページにて詳細を確認してください。
それと、個人的な注意事項なんですが、入り口の路面が凍結していて、大変滑りやすくなっていました。
たぶん、氷が溶けたあと、凍ったんだと思うんですが冬にご利用したい方は、気をつけてください。
コウモリ穴
天然記念物の蝙蝠穴にきました。
ですが、残念な事に冬はつららや、蝙蝠たちのために穴に入る事はできません。
ですが、この施設にはクニマスがいるのでクニマスを見ることしました。
施設の中は、キレイで、何より資料館は無料です。
お金を払う場所があるとすれば、売店(アイスクリームなどが売っている)とお土産コーナーぐらいです。
クニマスの展示はこんな感じでした。
かなり、離れたところからの見物になります。
繊細かつ、貴重な魚というのがわかります。
お土産コーナー
おみやげコーナーに、珍しいものがありました。
暖炉がありました。
おみやげコーナーになぜ?とおもいましたが、ほのかな温かみと日常では見られない光景に癒やされました。
お土産コーナーには、日本ならではのお土産がありました。
富士山を象った飲料水です。
一番売れているそうです。
もし、私が海外から来た人なら、確かにこれを買うでしょう。
旅行に行ってきたんだ!どこに?
ここさ!、とか言ってこのペットボトルを見せれば一目瞭然です。
いやしの里
いやしの里にも行きました。
いやしの里は、入場料350円で、駐車場代は無料になっています。
ちなみに、ただ飲食するだけでも入場料は頂くそうです。
詳しくは、いやしの里公式ホームページを参照ください。
これは入り口の写真です。
日本らしい民家が無いようにみえますが、中に入ると沢山の民家が並んでいます。
これは、駐車場にある地図です。
海外からの観光客が多いため、アプリに地図が近年導入されました。
山の方をみると、癒やしの里につながる道があり、民家が沢山見えます。
近くで見ると、本当に昔ながらの古民家です。
民家の前がアスファルトというのが、なんか不思議な光景といいますか、建物だけタイプスリップしてきたみたいです。
食べ物屋の民家に入ると、このように網の上で自家で焼いてくれます。
肉まんみたいなものの中には、高菜が入っているそうです。
さつまいもは、ここで菜園して作ったもので、すごく甘いと食べていた中国人が言っていました。
私は、基本こういうとこでは食べないのですが、今回はお腹も空いていたし、気になったメニューがあったので、注文してみました。
おしるこです。
この時期限定だそうで、小豆や餅はここで作ったものなんだそうです。
500円でした。
甘さは、控えめで小豆本来の甘さに任せているといった感じのおしるこでした。
おしるこだけで、結構お腹いっぱいになるし、体も温まるのでおすすめです。
私以外でも6人のお客さんが召し上がっていました。
このいやしの里は、写真になる場所が沢山あり、どこも自然豊家で綺麗な場所です。
ゴミとかもほとんどないし、何より電信柱が全くないのがいい。
民家も、本当に昔の民家で歴史を感じずにはいられません。
20軒もの民家にはそれぞれ見どころがあり、中には着物や甲冑を貸し出しているところもありました。
海外の人に好評みたいで、白人の男性が甲冑を着て、里内をにこにこしながら歩いて、写真を撮る家族に混じったりしていました。
甲冑を着た人みたのは初めてだったのですが、音がおもったよりします。
振り向いたりするだけで、かしゃかしゃっ、と擦れる音がしていました。
昔の人は、これを着て戦をしていたなんて、遠くにいても戦をしているのがわかりそうです。
お土産屋
お土産屋さんを商いにしている民家もあります。
店内の証明も、建物に合わせたものになっています。
細かい。
お土産の品も店にあったものが売っています。
中でも、飴売り場は可愛くておすすすめです。
りんごの形をした、入れ物に入った飴は、小さくて色とりどりで、おはじきみたいです。
一個500円で、どれも賞味期限が一年以上のものばかりでした。
その他の建物
この里に少し、不釣りあいのものがあります。
それはこの、赤い五重の塔です。
なんなのか、観光案内の人に聞いたところ、もっと寒い時に五重の塔に水をかけてつららを作り、つららの五重の塔にしたんだそうです。
今はもう暖かくて、つららが出来ないから、不思議な塔になってしまったと。
ちなみに、つららの塔がみれるのは1月〜2月の上旬なんだそうです。
見たかったです。
野鳥の森
最後に野鳥の森に行きました。
野鳥の森は、西湖に向かう道の139号線の道沿いにあります。
西湖に向かう前に寄ってもいいと思います。
施設の中には、剥製、野鳥の写真、おもやげ、レストランがあります。
ここが施設です。
入場料は無料です。
入る前に、靴についた泥や雪を落として入場しないと、警備のおじさんがやってきます。
なので、しっかり落として、注意されないようにしましょう。
施設の中は、青木ヶ原樹海に住んでいる生き物の剥製や、写真が展示されています。
野鳥の写真で可愛いものがあったので、記載します。
こんな風に、人に警戒しないで飛び乗ってきたりするんですね。
可愛いような、ちょっと怖いような。
しかも、携帯がAUの携帯なんて、CMのような写真です。
氷像
この野鳥の森には、氷像の展示広場があります。
氷像なんて、聞いたことも見たこともないので、興味が湧きます。
入り口には、注意書きの看板がありました。
天候等の変化により、氷がゆるむ恐れがある為、氷像の中には入らない様お願いします。
との事です。
つららがあるのに逆になぜ入る?と思いましたが、様々な人がいるんですね。
観光地も大変です。
これが、氷像です。
北海道の雪で作られた彫刻みたいなイメージをしていたんですが、強大な霜柱みたいなものみたいです。
水を何層もかけて、凍らせて積み上げていくらしいです。
それは、危ないです。
絶対に中に入らないようにしましょう。
氷像を使った作品もあるようです。
これは、竜の雄叫びという作品です。
氷像は大体、作品名がなく、このように自然なものが主です。
こうやってみると、氷って水色なんだなぁというのがわかります。
たぶん色は、海が青いのと同じ原理なのかなと思いました。
ちなみに、海が青いのは簡単にいうと2つ理由はあり、1つは様々な太陽の光の青だけが海中に入り、海底まで進み反射するからと、空の青が写っているからだといわれています。
こういう氷像もありました。
周りは雪なのに、中は水晶みたいになっています。
近づいて見てみると、本当にガラスとか水晶みたいでした。
これは一番大きな氷像です。
ここに近づくと、かなり寒く手が震えました。
この氷像の展示広場は、氷が並んでいるわけですから、気温が違います。
冷蔵庫みたいですね。
散策エリア
野鳥の森には、青木ヶ原樹海散策コースがあります。
と言っても、そんなに奥まで入ったりせず、人が通れるようにした道を進みながら、バードウォッチングを楽しむ感じのアウトドアコーナーです。
樹海っていうと、あんまりいいイメージはないですが、本来はこういう自然と触れ合い、人間本来の動物らしさを感じる場所なのかもしれません。
青木ヶ原樹海は、一部では原始の森と呼ばれています。
その理由は、ここまで自然の形が現代まで残されている森はなかなか無いからです。
野鳥の森の散策コースは、樹海のなかでも、人が安全に自然を堪能できる遊歩道が整備されている事がアウトドアの写真家の人たちには有名です。
確かに、カメラを持った男の人たちが多くきていました。
最後に
今回は、紹介出来ませんでしたが、西湖の紹介で「青木龍神」の話をしましたがその龍が住んでいるという「竜宮洞穴」という名所があります。
興味がある方は、行ってみてください。
私は、竜宮洞穴の紹介ホームページを見て雰囲気が怖かったので断念しました。
今まで紹介してきた富士五湖の中では珍しく、観光名所について触れた記事となりました。
その中でも、青木ヶ原樹海の事にして感慨にふけました。
色々調べて、本当は怖い場所ではなく、自然の豊かさと雄大さ、奥深さを兼ね備えた神聖な場所なのかもしれないと。
肝試しや心霊スポットで有名になっている近年ですが、いつかそういう邪神住まう場所という認識が無くなって、この自然に気づいて、人を癒やす場所になってくれるといいなと思います。
この記事を読んで、少しでも西湖、いやしの里などに興味が出た方は足を運んでください。
スポンサーリンク