人気マンガ「ゆるキャン△」の舞台となった身延町の「身延饅頭」と「隠し最中」2つの特産品について
2019-02-05T22:24:38+09:00 2019/02/05
山梨県南西部南巨摩郡には「身延町」という静かで小さな町があります。
有名な「下部温泉」からも近く、「みのぶまんじゅう」の本店があり、県外からこのみのぶまんじゅうを求めてやってくる人もいるそうです。
身延町に行くには、富士駅からでているローカル線「身延線」に乗り換える必要があります。
「身延線」は、中京地方(愛知県名古屋市を中心とする都市圏の事)と山梨県を行き来するために作られた鉄道で、本数は少ないものの利用する人は絶えないと言われています。
その「身延線」沿いにある「身延町」が「ゆるきゃん△」という漫画の舞台になり、一部の間で聖地とされ人気があがってきています。
今回は、「ゆるきゃん△」の舞台となった「身延町」という町についてと、見どころ、何処が聖地となっているかなど紹介します。
山梨県を中心に静岡県などのキャンプ地や観光名所、名産品が出てるマンガ ゆるきゃんについて
「ゆるキャン△」という作品がなんなのか?簡単まとめたものが以下になります。
「ゆるキャン△」は、あfろ(あふろ)による日本の漫画作品で、ストーリーは、主に山梨県周辺のキャンプを行い、野外調理などといったアウトドアを、女子高生5人が過ごすゆるやかな日常漫画となっています。
女子高校生たちは個人またはグループでのキャンプを計画するところからエピソードが始まり、道具や食材を準備して目的地まで旅した後、見晴らしのよい現地からの展望を満喫しながら、用意していた食材を現地で野外調理したり、現地の食堂でご当地グルメを堪能したり、温泉を満喫するなどを経て、テントで1泊して翌朝を迎えるのが、話の展開となっています。
尚、主人公を2人にする事により、一人での気ままなキャンプと大人数での賑やかなキャンプの魅力が対等のものとして描かれ、主要登場人物同士はいつでも行動を共にしているわけではないのも特徴的、
一人旅のエピソードの場合は、旅行先からSNS、主なラインに似たアプリで互い行った場所の写真や状況などを話し合い、次の行き先などに活かしたりして、まとめられています。
以上が「ゆるキャン△」についてです。
ゆるきゃんと山梨のコラボ?
「ゆるキャン△」の紹介でも話した通り、山梨県周辺が舞台となった事により、アニメで出てきたシーンやモデルとなった学校や通学路、キャラクター達が立ち寄った場所に、パネルやスタンプ、お店には「ゆるキャン△」のグッズが取り揃えてあるなど山梨とのコラボが実施されています。
詳細や紹介ページは以下のURLへ。
今回紹介する「身延町」について 特産品の「みのぶまんじゅう」「隠しモナカ」
「ゆるキャン△」に登場し、今回行く山梨県にある身延町についての紹介と、名産品などについめ少し説明したいと思います。
身延町について
身延町は、山梨県の南西部に位置する南巨摩郡の町で日蓮宗総本山の身延山久遠寺の門前町として多くの人に知られています。
また千円紙幣、五千円紙にある本栖湖の逆さ富士は、身延町の中ノ倉峠から撮影された写真がモデルで、観光スポットとしても知名度は高いです。
ただ、山の河内地方なので、米麦栽培が乏しく、作物も取れにくい事からあまり人口はなく、年々減る一方との事。
有名な山梨の特産品「信玄餅」について
信玄餅は、山梨県北杜市に所在する菓子製造メーカーの金精軒株式会社が製造・販売する土産菓子、和菓子。
武田信玄が絶賛したことにより、信玄餅という名前になったという説もありますが、定かではありません。
どういう和菓子かというと、求肥と 餅米で作った餅に、きな粉をまぶした餅菓子で、黒蜜をかけ、付属の楊枝で食べるというもの。
食べる際にきな粉や黒蜜が溢れるため、付属の袋に餅ときなこ、黒蜜を包んで食べる「信玄餅の食べ方」が通とされる。
みのぶまんじゅうについて
身延饅頭(みのぶまんじゅう)は山梨県身延町で作られている饅頭です。
身延町の郷土料理であり、その性質から精進料理とも言われています。
小麦粉に味噌を練りこんで作った皮で漉し餡を包んで蒸して作られる味噌饅頭の一種で、直径10cm程度の「みのぶ」と書かれた焼印が押されているのが特徴です。
観光客向けに自家製造している店舗以外の身延町内の土産品店でも販売されているほか、身延町内にある日蓮宗の寺院ではお茶受けとして、旅館・ホテルでは茶菓として供される場合が多いそうです。
全国に販売ができない原因が、大量生産が難しいということと、賞味期限が短く、身延町外の土産物店やアンテナショップでは販売ができないそうです。
テレビ東京「ドライブA GOGO!」で紹介!隠れた特産品 隠しもなかについて
下部温泉は武田信玄公の隠し湯といわれ、信玄公も川中島で受けた傷を癒したと伝えられています。
そしてその隠し湯の里にちなんで、白餡最中の中に干しブドウをかくし「隠しもなか」となりました。
「隠しもなか」は無添加最中で下部温泉郷の和菓子屋さんが毎日作っているとの事。
これも、「みのぶまんじゅう」と同様、ネット販売、土産物店では販売していません。
実際に「身延町」に行ってみました
富士宮駅から出発し、12時33分のワンマン電車に乗車し、50分ほどで身延駅に到着しました。
運賃は片道670円、往復1240円です。
駅はこじんまりとした改札も一つしかない駅なく、出口はすぐにわかります。
出てすぐ目の前が身延町しょうにん通りです。
タクシーが並んでいるので、ここから遠出する人などはご利用ください。
ちなみに開けたこの場所からアニメ、「ゆるキャン△」の舞台となっています。
主人公達が夕方、学校の帰りにここに降りてみのぶまんじゅうを食べます。
私は今回、この身延町の色んな面を紹介する予定なので、駅の隣にあるお店にまず、入りました。
お店に入ってすぐ目に入ったのは、信玄餅でした。
山梨というとこの信玄餅が有名ですね。
6個入り990円です。
2個入りで330円などもあったのですが、平日にもかかわらず売り切れていました。
出勤の人や近所の人、お寺関係の人が2個入りならちょうどよく買いやすいという理由でよく買われるそうです。
隣には、隠された名産品の「かくしもなか」がありました。
8個入りで700円です。
店内の中心にゆるキャン△の旗がありました。
この旗に描かれているキャラは主人公です。
旗の左にはゆるキャン△のグッズがありました。
キャラが描かれたケータイケースやスタンプ、クリアファイルがありました。
丁寧に作られたグッズでした。
グッズの中に一つだけ食べ物がありました。
「ほうとう」です。
「ほうとう」も山梨の特産品で、「ゆるキャン△」のアニメ第9話「なでしこナビと湯けむり」で登場しました。
「ゆるキャン△」バージョンのほうとうなんて、ファン歓喜以外の何ものでもない事でしょう。
ある程度特産品なども見たので、次はアニメで登場した「みのぶまんじゅう」のお店に向かいます。
写真のお店がアニメで登場したお店で、アニメ、漫画などで登場した時と変わらない外装だったので、すぐにここだとわかりました。
店内には、キャラのパネルが置いてありました。
この子は主人公が仲良くしている子の一人で、犬(名前はちくわ)を飼っています。
「ゆるキャン△」にはよく犬が出てきます。
作者が犬好きか、キャンプと犬は縁深しなのかもしれません。
ここにも少しグッズが売っています。
スタンプもあって、アニメや漫画で登場はしていないお店にもあるそうです。
みのぶまんじゅうの隣にあるこのベンチも「ゆるキャン△」に登場した場所で、夕暮れに主人公と他2人の友人3人で川を見ながらみのぶまんじゅうを食べたシーンで使われました。
私も、ここで食べましたが日向が暖かく空気と景色の良さに癒やされました。
並んでいる店のメニューには湯葉ラーメンや湯葉パフェなんていうのもありました。
それと、コンビニって名前のコンビニがあり、ちょっと面白い面もあったり。
町は、静かで古い昔ながらの建物の歴史がきれいに残っている雰囲気で、のんびり過ごせて癒やされました。
身延町しょうにん通りから色々なところに行けることがわかる案内板があって、道の駅的な役割のあるのかもしれません。
川辺も歩くことができます。
歩きながら「ゆるキャン△」のキャラ達もこんな風に歩いたりしたのかなとか、作者は1つの場所に3回は取材に行くと言っていたし、ここも歩いたのかななど色々な事に思いをはせました。
広くはないけど、静かでおいしいみのぶまんじゅうがある、自然豊かな身延町によかったらみなさんも行ってみてください。