河津町の第29回河津桜まつりの最新開花状況と河津桜の歴史について
2019-03-08T13:00:49+09:00 2019/03/08
3月に入り、暖かい日が増えてきました。
近所の桜が蕾をつけ始めてきたのをみると、もうすぐ春がくるなぁと思う今日このごろです。
ところで、桜と言えば、静岡県には2月の下旬から3月の上旬頃満開を迎える桜があるのをご存知でしょうか?
その桜は東伊豆の「河津町」にあり、「河津桜」と呼ばれています。
この時期にしか咲かない桜のため、県外や海外からも毎年多くの観光客が足を運び、「河津町」を賑やかにしてくれます。
今回は、少し早い春、「河津桜」について紹介したいと思います。
河津桜とはなんなのか?普通の桜との違いについて 河津桜まつり情報
以下の文は「河津桜情報局公式サイト」より(※読みやすくするため省略している部分あり)。
河津桜?って言われてもピンとこない方もいるかもしれませんが河津桜とは、静岡県賀茂郡河津町で毎年3月上旬に満開になるピンク色の桜です
この桜は染井吉野のようにパーっと咲いてパーっと散るって感じの桜ではありません。
伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かし毎年2月上旬から開花しはじめ約1ヶ月を経て満開になります。
この桜は本州でも早咲きの種類に分類され開花の過程を楽しめ更に、満開を長く維持できる特徴もあります。
数年前までは無名の河津桜もここ数年で全国に浸透し、現在150~200万人規模のイベントになりました。
ただ河津桜は開花の予想がヒジョ~に立てづらく、早い時にはお正月から開花する場合もあったり遅い時は2月中旬に開花が始まったりと、なかなかワガママな桜で、別名ツアー観光客泣かせの桜とも言えるでしょう。
その為「まったく人騒がせな桜だ!」と思っている方も多いかもしれませんが一度ご鑑賞あれ。
きっと貴方の心を癒し、春を感じさせてくれるでしょう。
砕けた前説になりましたがこんな感じの桜!?なんです 。
ちなみに、ここ数年は開花にばらつきがあり予想が立てづらくなっております。
もともと河津桜の始まりは(原木)は、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃の2月のある日、河津川沿いの冬枯れ雑草の中で、芽咲いているさくらの苗を見つけたのが始まりです。
その約10年後の1966年(昭和41年)の1月下旬頃から開花が見られ、淡紅色の花が約1ヶ月にわたって咲き続けることが、当時近所で有名になりました。
伊東市に住む勝又光也氏は1968年(昭和43年)頃からこのサクラを増殖し、このサクラの普及に大きく貢献し、現在の「河津桜」があります。
また「河津桜」と正式に呼ばれるようになったのは1974年(昭和49年)からで、県有用植物園(現農業試験場南伊豆分場)は、賀茂農業改良普及所、下田林業事務所(現伊豆農林事務所)や河津町等と、この特徴ある早咲き桜について調査をし、桜が河津町にあった原木であることから、カワヅザクラ(河津桜)と命名。
1975年(昭和50年)には河津町の木に指定されました。
カワヅザクラはオオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配種と推定されています。
余談 :河津桜は最初「小峰桜」と呼ばれていた
「河津桜」は最初、見つけた飯田勝美が自宅の庭先に植え、稼業の屋号から「小峰桜」と呼んで育てていました。
河津町「河津桜まつり」の歴史
以下の文はWikipedia河津町より(※読みやすくするため省略している部分あり)。
1991年(平成3年) 2月 第1回河津桜まつりの開催され、行った期間中(1ヶ月)にきた観光入込客数は約3,000人というこじんまりとした催しで終わる。
1996年(平成8年)2月 第6回河津桜まつりの開催、ボンネットバスを利用したお花見バスの運行も開始。
この年からは夜桜まつりも実施、期間中の観光入込客数は10万人になり、経済波及効果(けいざいはきゅうこうか)も現れ始める。
1998年(平成10年)3月7日 NHKの紀行番組『小さな旅』のパート80「早春の桜 思いをつなぐ ~静岡県河津町~」で河津桜が取り上げられ、大きな反響を得る。
同時期には『じゃらん』や『るるぶ』などといった大手旅雑誌が特集記事を組み、国内大手新聞も河津桜まつりを大きく取り上げるようになった。
1999年(平成11年)2月第9回河津桜まつりの開催、期間中の観光入込客数が初めて100万人を超える。
2019年(平成30年)2月第29回河津桜まつりが開催される。
河津町の河津桜祭りのアクセスについて
みなみの桜と菜の花まつり。
メイン会場笹原公園。
駅前桜並木。
河津桜原木周辺。
河津町、河津桜お祭りに実際に行ってみた
平日の月曜日に行ってきました。
平日だというのに、人は多く賑わっていて驚いたのですが、よく考えたら受験が終わったり、卒業式を終えた時期なので混むのは当たり前でした。
客層は案の定、若者のグループやカップルが大半でした。
駐車場についてですが、河津川沿いの駐車場はだいたいどこも1日で700円です。
ちなみに、河津桜まつり協会が運営している駐車場を利用すると、桜祭りの案内地図をもらえます。
私は「笹原公園」近くの駐車場に停めて向かいました。
最初に目に入ったのは、上の写真に写っている「さくらの足湯処」。
奥に桜と菜ばなが見えました。
菜ばなと桜の満開を見ていると、本当に春がきたような気持ちになり、心なしか暖かく感じました。
菜ばなとさくらのロードのというところにのみセットになっています。
台風が近いため、早めにきたのですが。
もう、葉が付き始めていました。
河津川には何本もの橋がかかっています。
橋から見る河津桜の景色も人気が高く、多くの人がシャッターを押していました。
川の水が多いところでは、上の写真のように川に桜が写った写真も撮れました。
桜の木が、まるでトンネルのようになっていたこの場所は、写真を撮る大勢の観光客で賑わっていました。
花びらが全く散らず、このまま普通の桜より長く咲くというのですから、葉がついたり、散る姿が想像がつきません。
川に沿って南に向かっていくと、海が見えてきますが、道路があり行き止まりです。
浜辺に行くには、上の写真のような道が左手側にあると思いますので、降りていきます。
すると、上の写真の場所にでます。
ここにも桜があるので、桜と海のツーショットを撮りました。
浜辺は、砂と砂利が混ざった浜で、遊泳は禁止、バーベキュー等も禁止です。
ここは写真スポットで、電車と桜をツーショットできる写真スポットで3脚台付きのカメラを持った人たちが電車が通るのを今か今かと、待ち構えていました。
テレビで紹介されていたさくらたい焼きがあったので、実食してみました。
1個200円です。
パッと見普通のたい焼きと変わらないかなと思ったのですが、普通のたい焼きより、もちもちしていて、生地からほんのり桜の香りがした気がしました。
美味しいので、ぜひ食べてみてください。
駅方面にも桜があるのか見に行きました。
上の写真のように、菜の花とさくらの花壇がありました。
お祭りが行わている川から、目と鼻の先というほど近くに河津駅がありました。
電車から河津桜を眺めながら、このお祭りにくるのもいいかもしれません。
河津桜祭りが開催されている河津川以外にも、河津桜はあります。
何件かありますが、その一つが「河津町役場」です。
役場の敷地内に入ると、上の写真に写っている桜があります。
他にも川沿い以外の河津桜があるので、向かいました。
以下は、向かっている最中に撮った河津桜の写真です。
河津川と河津桜の写真。
河津桜と夕日の写真。
河津桜を橋からみた写真。
上の写真は、河津川沿い以外にある河津桜で「くるまの桜」といいます。
夜になるとライトアップされます。
上の写真は河津川沿いにある温泉です。
毎年、多くの人がここにも来ますが、この時期は特に多そうです。
大人は3時間1000円、子供は500円で、タオル、バスタオル、浴衣は有料です。
トイレのみのご利用は禁止とのことです。
18時から桜のライトアップが始まります。
また、全ての河津桜がライトアップされるわけではないのでご注意を。
河津桜の夜のライトアップ
ライトアップされるのは、「河津桜祭り」のマップに記載されている「ライトアップ」ゾーンのみです。
白いライトとオレンジのライトがあります。
白いライトは、18時に点灯するライトで、オレンジは先程紹介した温泉のライトです。
空が青黒くて、オレンジ照らされている桜がサンゴっぽく見えて、深海のような雰囲気だなと。
写真を撮っている人たちのほとんどが、温泉のライトで照らされた桜を撮っていました。
温泉のライトのほうが強いので、写真映えするとは正直思いました。
昼間とは違ったものに見えます。
上の写真は、建物に付属したライトで照らせた大きな河津桜です。
川沿いとは反対側に植えられていて、他の桜より一際大きかったです。
大きいとライトアップされた時の迫力が違いますね。
何本もの桜が重なっているような錯覚をしそうになりました。
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