伊豆半島の地磯・堤防の釣り(南伊豆) 伊豆半島の海水浴場と磯遊び(南伊豆)
南伊豆の穴場「吉田」集落にある混まない海岸で釣りと磯遊び
2013-06-09T18:00:26+09:00 2013/06/09
南伊豆町といえば伊豆半島の最南端にある町。
ここまで行くには東伊豆の入口熱海付近からでも、西伊豆の入口沼津付近からでも少し混んでいると2時間位かかってしまいます。
特に石廊崎から西側にに位置する集落へ行くにはかなりの時間がかかります。
その中でも吉田地区というのは最も穴場的なところではないかと思います。
集落は海に面したところにあるのですが道路からは見えません。それに、ここにいくには山道を車で上がっていくことになります。
有名観光地も特にありませんから観光客は特に行くことはないでしょう。
ただ、いい磯がありますので釣り人の間では知っている人は多いと思います。
南伊豆の穴場「吉田」・メニュー
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「吉田」集落への行き方
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東伊豆からでも西伊豆からでも行く道は一つしかありません。
南伊豆の主要道路136号線沿いにある「海の里・吉田入口」という看板を矢印の方向に上がっていくだけです。
この看板は石廊崎から136号線を西に10~15分行ったところにあります。
西伊豆からでは「妻良」集落を越えて5・6分位のところです。
写真は西伊豆から来たので右側にありますが、石廊崎から来ると左側にあります。
写真はクリックで拡大されます。
吉田地区の概要
吉田地区は南伊豆町の中でも「落居」地区と並んで最も人口が少ない地域です。
- 世帯数・・・14
- 人口・・・・男8人・女17人
特に目立った商業施設もありませんし、港もありません。
民宿は下記の1軒があります。
この辺の民宿は地元漁師が定置網で獲った新鮮な魚や、岩場で獲れたイセエビや貝類をメインに低料金で出してくれます。
- 吉田荘・・・住所「静岡県賀茂郡南伊豆町妻良1444 - 1吉田」・電話(0558)65-0167
吉田集落の入口
136号線から吉田入口を上がるとしばらく山道が続きます。
途中から下り坂になり、5分程下るとようやく集落が見えてきます。
車が通れる道は一本しかありません。
この道が海岸まで続いています。
途中には南伊豆の特産品の一つ「アロエ」も栽培されています。
南伊豆歩道の吉田から入間コースの案内看板が設置されています。
この歩道は南伊豆の絶景海岸線が見える遊歩道で、中木地区から妻良地区までの12kmがハイキングコースになっています。
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駐車場とトイレ
集落の中を通る道を少し行くとすぐにどん詰まりです。
この裏側が海岸になっています。
駐車場というほどのものはないのですが、道の脇や行き止まりのところに車を停めることができます。
特に集落の人に注意されるわけではありませんし、駐車禁止にもなっていません。
ただ、あまり人の迷惑になるような停め方はしないようにしましょう。
海岸の入口の右側にはかなり立派なトイレが整備されています。
地元の人たちが管理してくれていますからきれいに使うようにしましょう。
右の看板はキャンプ禁止区域の看板です。
海岸沿いが全て禁止になっています。
また、黄色の看板には魚介類の無断採取を禁止する旨が書かれています。
基本的に貝と海草類、イセエビは捕獲禁止です。
これはここだけに限ったことではなく、漁業権の問題ですからどこの海にも該当することです。
吉田の海岸
これが吉田の海岸です。
砂浜はありません。中小の丸い石でできてるゴロタ浜です。
水は澄んでいますが海水浴には厳しいかもしれません。
ただ、入り江になっていますから潮の流れも速くありません。
それに、この辺はナライの風(北東・東からの風)が吹くときは海は静かです。
注意をすれば磯遊びくらいは十分できると思います。
水中眼鏡で磯場をのぞけばかわいい魚等が見えるかもしれませんね。
吉田の釣り場と狙える魚
沖磯では冬から初夏にかけてメジナ・アオリイカ・ブダイ・イサキ・アカハタ・等が主に狙えます。夏から秋はイシダイやサバ、シイラ、ワラサ(ブリ)、カンパチ、ヒラマサ等を狙うことができます。
昔は「白鳥荘」という磯渡しの渡船宿があったのですが何年も前に廃業しています。
沖磯はたくさんありますので、妻良か入間から渡船を使うことになります。
地磯は1級磯が点在しています。ヒラスズキやメジナ、ブダイ、イシダイ、カサゴ等が狙えます。
左上の写真では海岸から30分~40分ほど歩いたところに「大根(おおね)」という磯がありますし、右上の写真は「高見崎」という磯。高見崎は海岸線の端のほうから崖に沿って道が続いています。釣り場は名前の通り高い場所になります。
もうひとつ「鍛冶屋浜」という地磯があるのですが、ここにいくには堤防の右端の内側にある山を越えて崖を降りなければなりません。
もしかしたら高見崎のほうから回れるかもしれませんが・・・
いずれにしてもどのポイントに行くにも結構大変です。
荷物をコンパクトにまとめて、事故にあわないように十分注意して行くようにしましょう。
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