伊豆半島の地磯・堤防の釣り(南伊豆) 伊豆半島の海水浴場と磯遊び(南伊豆)
夏休みに子供を連れて磯遊びと魚釣りは須崎の「恵比須島」が一番
2013-07-30T10:00:58+09:00 2013/07/30
恵比須島というのは南伊豆の須崎半島にある広大な磯に囲まれた離れ島(無人島)です。
漢字では「恵比寿島」と書かれることもあります。
島といっても橋が架けられているので歩いて渡れます。
島の周囲は1kmにもみたない長さです。
ぐるっと遊歩道が整備されているので、ただ歩いて回るだけなら10分くらいで1周できます。
磯場は島の廻り全体です。
しかも比較的歩きやすい平らな磯ですから、小さな子供でも安全に遊ぶことができると思います。
あちこちに満潮時にできた水溜り(タイドプール)ができていて、かわいい小魚やカニ等磯の生物を見ることができます。
また、場所によってはシュノーケリングや磯釣り、水浴びをすることも可能です。
ビーチで海水浴をするのもいいのですが、磯の生物と触れあえるような安全な場所で家族で磯遊びをするのもたまにはいいのではないでしょうか。
須崎の「恵比須島」・メニュー
スポンサーリンク
恵比須島と場所・行き方
下田市に入ると須崎半島へ行く交差点が見えてきます。
ここは「柿崎」という交差点で左折すると須崎です。
写真はクリックで拡大します。
道なりにしばらく行くとT字路にぶつかります。
左折すると前回紹介した「九十浜海水浴場」や「爪木崎」。右に行くと須崎港や恵比須島です。
海岸に出たところは須崎港です。
ここを右折して2・3分走ると恵比須島に突き当たります。
恵比須島の入口
島の入り口に駐車場があります。
隅の方にはトイレと温水シャワーが整備されています。
ここ以外にも付近にはある程度停めるところが有るのですが、夏休みシーズンは有料(1日1000円)になります。・・・でも何処に払うのか分かりませんでした。
というか、午後だったせいか、誰も料金の徴収にきませんでしたね?
駐車場に隣接するように50m程の橋が架けられています。
ここを渡れば恵比須島です。
橋の上から見た風景です。
この辺は海水浴やシュノーケリングができますね。
橋の左側は小さな堤防があるので魚釣りに適しています。
地元の子供はこの橋から飛び込むそうですよ・・・
ここでのキャンプやバーベキュー等は禁止されていますので注意してください。
橋を渡るとジオパークの看板。
ここは海底火山の記憶を残す信仰の島として「下田エリア・須崎ジオサイト」になっています。
尚、ジオパークについての解説は「南伊豆ジオパークビジターセンターと「ユウスゲ公園」から望む絶景」でご覧ください。
鳥居がありますが、ここを上がると恵比須神社や灯台があります。
桜の木もあるようなので春は花見ができそうです。
スポンサーリンク
恵比須島の全景
とにかく周囲は全て磯です。
しかも歩いて渡れるような低いところばかりなので、磯遊びにはもってこいの場所です。
子供のバケツの中はカニや小さな貝がたくさん獲れていました。
おとうさんが大好きな水着のおねえさんもいましたよ(笑)
周囲はこのように遊歩道が整備されています。
少し広いスペースにテントは張って休憩している人が多かった。
下の写真は島の先端付近。
畳のような磯が広がる「千畳敷」。この時は干潮だったためどこまでも歩いて行けました。
磯にはあちこちに水溜りがあって、小魚やカニ、貝等がたくさん生息しています。
その中にはけっこう深い所もあるので泳ぐこともできます。(左下)
緑色に見えるのは恐らく「アオサ」と呼ばれる海草です。
磯はとにかく海草がたくさん生えていますので、十分注意しないとすべって転びます。
すべりにくい靴を履いたり、走るようなことはしないほうがいいですね。・・・時には大怪我をしますよ。
この辺は島の東側です。
こっちにある水溜りはけっこう大きくて深そうでした。
そろそろ終点です。
歩いて廻るとわずか10分程ですがかなり見所はありますよ。
魚が釣れるポイント
島の最先端は間違いなく磯釣りのポイントです。
潮通しも抜群ですし、ベタ凪にもかかわらず良いサラシ(岩に当たってできる白い波)が出ていました。
冬はオキアミのふかせ釣りでメジナやブダイ、イズスミ、サンノジ(ニザダイ)、海タナゴ、サヨリ等が狙えるでしょう。
夏はこれに加えてルアーでイナダやワラサ、メジマグロ、ソーダ鰹、小カンパチ、シイラ、小ヒラマサ、等も釣れると思います。
東側の内側には地元の釣り人もいました。
カブラと呼ばれる疑似餌でムツを狙っているそうです。