三島市「三嶋大社」の場所と大銀杏の紅葉
2013-12-06T18:00:57+09:00 2013/12/06
「三嶋大社」は三島駅から2km程南東に行ったところにる神社です。
「楽寿園」に行ったついでに寄ってみました。
御由緒を見ると、創建の時期こそ不明ですが、奈良・平安の時代の古書にも記録が残るほどの歴史があり、古くからこの地に鎮座しています。
御祭神は「大山祇命(おおやまつみのみこと)」と「積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)」。
この御二柱の神を総じて「三嶋大明神(みしまだいみょうじん)」と称されています。
この神名・社名の「三嶋」が地名となっています。
中世以降は、三嶋大社の神助により再興に成功した源頼朝に深く崇敬され、その後他の武門武将にも篤く崇敬されるようになります。
これにより、伊豆国 一宮として三嶋大明神の称は広く天下に広まっていったそうです。
明治になると、近代の社各制度で「官幣大社(かんぺいたいしゃ)」に列せられ、平成12年には本殿が重要文化財に指定されています。
官幣大社(かんぺいたいしゃ)は日本において官(朝廷、国)から幣帛乃至幣帛料を支弁される神社。
紅葉ですが、ここは銀杏です。
境内に何本かある大銀杏がきれいに色づいており秋の気配を深めていました。
「三嶋大社」の場所と大銀杏・メニュー
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「三嶋大社」の場所・アクセス
所在地は静岡県三島市大宮町2−1−5 。
下田街道(136号線)から、21号線を真っ直ぐ行った道沿いですし、駅からも近いというかなり分り易い所に鎮座しています。
地図ではこの位置。
これが22号線沿いにある大鳥居。
向かって右側に駐車場が整備されています。料金は普通常用車1時間ごとに200円です。
左側の紅葉はたぶん桜と欅?!
写真はクリックで拡大します。
三嶋大社の境内
ここは紅葉と言うより桜の名所でしょうね。
鳥居を入ると総門までは桜並木が続いています。恐らくシダレザクラだと思います。
ここの桜は15種200本が植えられており、2月の寒桜からソメイヨシノ、4月中ごろまでは八重桜が境内のあちこちで咲き誇ります。
総門は昭和5年の北伊豆地震により破損したので建替えられています。
両側に「神池」という池があります。
その中ほどに鎮座しているのは「厳島神社」。
これは頼朝の妻、北条政子が信仰した神社です。
三嶋大社は雨乞いの神様、水の神様、農業の神様としても信仰されており、昔は箱根越えの旅人が好天を願いお参りしたそうです。
左下が神門。左下は手水舎。
神門からは神域とされています。
左下は客殿。右下は宝物殿。
宝物殿では三嶋大社の歴史や国宝・重要文化財等が展示されています。
因みに、北条正子奉納の「梅蒔絵手箱(うめまきえてばこ)」という国宝があるそうです。
神馬舎。ここの神馬は黒い!!
ここの神馬は毎朝神様を乗せて箱根山に登ったという伝説があるそうです。
舞殿(ぶでん)。舞いや豆まきなどの神事を行っています。
拝殿。その奥が幣殿、最深部が本殿になっています。
拝殿は参拝者が入る場所。幣殿は神主がお祭りをする場所。本殿は祭神が祀られている場所です。
平成12年国の重要文化財に指定されました。
この日は結婚式が行われているようです。
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天然記念物の金木犀
神門と舞殿の間、右側には天然記念物に指定されている金木犀の老木がありました。
樹齢は1200年以上と言われています。
甘い香りが特徴で、9月下旬から10月上旬にかけて満開になります。
三嶋大社の御神木にもなっています。
「三嶋大社」の紅葉
銀杏の大木が境内に数本ありましたが、ほとんど落葉しており、何とか写真に収められたものはこれだけです。
これは総門の右側にあった大銀杏。左側にもありましたが、かなり散っていたので写真はありません。
宝物殿の横にある芸能殿。
かつては総門だったのですが、昭和5年(1930年)の伊豆大震災で破損したため、ここに移築され芸能殿として利用されています。
その奥にも色づいた銀杏がありました。