世界文化遺産「北口本宮富士浅間神社」大鳥居の改修工事は進んでいた
2013-09-07T10:00:09+09:00 2013/09/07
北口本宮浅間神社は世界遺産に登録される前に一度行っています。
ここは富士登山道の吉田口の起点になっている重要な神社です。
吉田口の五合目にはスバルラインで行くこともできますが、麓から登るとしたらこの神社の奥にある入口から登ります。
ここの鳥居は木造鳥居では全国最大級。60年に一度、およそ1年かけて改修工事を行います。
以前来たときは大鳥居の工事が始まった頃でした。
まだ足場も組まれてないような状態でしたが、今は鳥居全体に幕が掛けられており本格的な大改修が行われているようでした。
「北口本宮富士浅間神社」大鳥居の改修工事・メニュー
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「北口本宮富士浅間神社」の場所・アクセス
地図ではこの位置。
スバルライン入口付近からしばらく行くと、138号線沿いの右側に大きな桧の林が見えてきます。
ここを右折すると駐車場があります。
写真はクリックで拡大します。
大鳥居は本格的な改修に入っていた
日本最大木造鳥居の「大鳥居」。
鳥居は高さ18m、幅約11m、柱の直径は最大で1,2m程あります。
今の鳥居は1954年の4月に新築されたもので、材質には桧や杉、もみの木が使われています。
鳥居の本体はまだこの先60年位は持つようですが、鳥居を支えている約7,3mの袖柱(そでばしら)や幅約9mの袖貫(そでぬき)は既に耐用年数を越えているのが調査により判明したため、今回の改修に踏み切ったそうです。
完成するのは2014年の4月を予定しており、改修にかかる総工費は約1億5000万になるそうです。
御神木の柵(囲い)も新しいものになっていた
拝殿や諏訪神社、その他の建造物は何度見ても風格があり歴史を感じさせます。
今回は150歳まで元気で生きれるようお願いしてきました。(笑)
境内には3本の御神木があります。
下の杉は拝殿の裏にある「富士次郎杉」。樹高30m、幹周7,8m、根張り17,2m。
前回来た時は写真を撮り忘れましたので今回はしっかり撮ってきました。
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「富士太郎杉」は拝殿の左側にあります。
樹高は30m、露出根張り21m、幹周8,2m。
もう一本が「富士夫婦桧」。樹高33m、幹周7,65m。
高さ12mのところで結びついているためこの名前が付いたそうです。
太郎杉と夫婦桧の周りの柵(囲い)が新しいものになっていました。
使われている材質はニレ科ムクノキ属の落葉高木「椋の木(ムクノキ)」。
この木の質は堅さと粘りがあり、主に道具材や楽器材などに使われています。
ちなみに、御神木のしめ縄は1年に1回取り替えるそうです。