世界文化遺産「白糸の滝」は長谷川角行が水行を行った地
2013-05-21T18:00:26+09:00 2013/05/21
白糸の滝というのは全国に12箇所もあります。
あまり知られてないところも合わせればもっとあるかも知れません。
静岡県にある白糸の滝は富士宮市の上井出という所にあります。
日本の滝百選にも選ばれており、国の名勝及び天然記念物にも指定されています。
また、歴史を紐解けば「源頼朝」が富士の巻狩りの際に白糸の滝に立ち寄り、「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」という歌を詠んでいます。・・・ちなみに、巻狩りとはこの時代の大規模な狩猟のこと。富士の裾野一帯(今の御殿場市・裾野市・富士宮市等)で行ったそうです。
滝の幅は約200m、高さは約20m。富士山の雪解け水が毎秒1,5トン(1日平均15~16万㎥)流れ落ち、崖の上からレースのカーテンを垂らしたようになっています。
ここが世界文化遺産の候補に選ばれたのは、「人穴冨士講遺跡」に祀られている「長谷川角行(長谷川左近藤原邦武)」が人穴での修行と合わせて、ここ白糸の滝でも水行を行った地であるということと、長谷川角行が提唱する宗教「冨士講」の信者等が巡礼や修行を行った場所だからです。
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白糸の滝への行き方
大きな地図で見る
東名・新東名からは西富士道路(139号バイパス)に降り富士宮方面に向かい、繋がっている139号線をさらに山梨方面の向かいます。
すると、「上井出IC」が見えてきます。ここを左折します。
ここを降りると交差点がありますので、白糸方面に左折します。
しばらく行くと又交差点がありますので、ここを標識に沿って直進します。
直進といっても右折気味になるので気を付けましょう。下の写真では左の道に行くということになります。
右に曲がってしまうと人穴方面です。
後は道なりに行くと白糸の滝の標識が出てきますのですぐ分かります。
施設が新しくなっている
世界遺産登録を意識して入口付近に案内所とトイレが新築されています。
中には付近の観光地のパンフレットや、白糸の滝の写真、「日本の滝百選」に選ばれた証書等が掛けられています。
案内所を抜けると滝に繋がる歩道も作られていました。
ここを下がっていくといよいよ滝です。
信仰上何か関係あるのか、駐車場の入口向かいには「熊野神社」が・・・
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土産屋と新しい公園
滝に行くまでの道には、様々なお土産屋や食事何処が滝の入口まで・・・
富士宮やきそばの店はここ以外にも幾つかありました。
富士宮の特産品、ニジマスの塩焼きや朝霧牛乳等。
どこかで見た清涼飲料水。
新東名でも販売されていた「木村飲料株式会社」の富士山サイダーやしずおかコーラ等がここにも。
お土産屋街の中ほどには滝が見える公園が作られています。
平成25年5月25日には完成予定。
ここからは富士山もきれいに見えますし、どんな公園になるか少し楽しみです。
滝も工事中だった
滝つぼには今の所下りていくことはできません。そのため上の道から滝を見ることになります。
以前は滝つぼの左側に大きなお土産屋があったのですが、景観を損ねるということで上のお土産屋街に移築予定です。
白糸の滝の説明と頼朝の歌が紹介されています。