夏休みは「浄蓮の滝」で子供を連れて家族で魚釣り
2013-08-04T10:00:02+09:00 2013/08/04
「浄蓮の滝(じょうれんのたき)」は、静岡県伊豆市湯ヶ島にある滝で日本の滝百選にも選ばれている名勝地です。
昔、「浄蓮寺」という寺院が滝の付近にあったことからこの名前が付けられたといいます。
「日本の滝百選」とは、環境庁(現・環境省)と林野庁の後援のもと、緑の文明学会、グリーンルネッサンス、緑の地球防衛基金の3団体がグリーンキャンペーンの一環として企画したもので、1990年に選定されました。
静岡県ではここの他に「白糸の滝と音止めの滝」「安倍の大滝」が選ばれています。
浄蓮の滝というと、ある一定の年齢以上の方では石川さゆりの「天城越え」で知られていると思います。
滝は鮎釣りで知られる「狩野川」の上流、天城山の北西麓を流れる本谷川にあります。
滝の落差は約25m、幅は7mあります。
川は水量も多く清流で、滝つぼの下から約200m程鱒釣り場となっています。
「浄蓮の滝」・メニュー
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浄蓮の滝の場所・行き方
伊豆中央道を南下していき、414号線をしばらく行くと天城峠の入口付近に大きな看板が出ていますからすぐ分かります。
駐車場も広いスペースが用意されており、100台位は停められるでしょう。
写真はクリックで拡大します。
駐車場の真ん中付近に滝に下る道があります。
叶姉妹の友達みたいなおねえさんがポーズを作って入口から出てきましたが、こんな格好でも滝まで下りていけますから道はかなり整備されていますよ。
浄蓮の滝へ続いている坂道
結構急な坂道です。・・・たぶん、滝までは300~500m位歩くでしょうね。
でも階段と手すりが付いていますので特に問題ありません。
女郎蜘蛛の伝説
滝に下りる途中に「女郎蜘蛛の伝説」という看板がありました。
ここの滝壷には女郎蜘蛛の精が棲んでいるという伝説があるそうです。
なんでも、昔きこりがここの滝つぼに落とした斧を探しに行ったとき、きれいな女性が現われ斧を見つけてくれたそうです。
このとき、女性と姿を見たことを公言しない約束をしたらしいのですが、村の人から女郎蜘蛛が滝の主だということを聞き、そのときの出来事を他の地に行き酒の席で話してしまったそうです。
その後は深い眠りについたといわれますから、おそらく約束を破ったことで罰を与えられ死んでしまったのでしょう。
途中に祠がありましたが、何を祀っているのか分かりません。
一面に祈願の御札が貼られていましたが、これだけ多くの願いは叶えられないでしょうね。
滝と鱒釣り場
坂道の終点には、「天城国際常設鱒釣場」の入漁権発売所があります。
どうやら、石ちゃん(石塚英彦)も何かの取材でここに来たようですね。・・・写真が貼られています。
鮎の塩焼きが400円売っていました。
たぶん養殖ものでしょうけど、下流の狩野川は鮎の友釣では関東で有名な河川です。
ここには虹鱒やあまごが放流されています。
入漁漁や貸し竿、餌などの料金の詳細はページ下の関連情報をご覧ください。
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浄蓮の滝
これが「浄蓮の滝」です。
伊豆最大級の直瀑で、岩肌は「玄武岩」でできています。
直瀑とは水の落ち口から滝壺まで一気に落下する滝の事です。
名瀑と呼ばれるものが多いそうです。
滝壺周辺の歌碑
左下の歌碑には、「「昭和六十年度 昭和の森俳句大会最優秀作品」「谺(こだま)して 定まる 浄蓮 滝の丈 英子」と刻まれています。
右下は、石川さゆりの演歌「天城越え」の歌碑。
ジオサイトと天然記念物
浄蓮の滝と柱状節理がジオサイトになっています。
「ハイコモチシダ(ジョウレンシダとも)」というシダの群生地があるそうです。
これは静岡県指定の天然記念物に指定されており、ここと熊本県でのみ自生が確認されているそうです。
天城名物「山葵」
天城といえば山葵。ここは山葵の産地です。
天城の山葵は、延享元年(1744年)に天城湯ヶ島(現伊豆市)で山守を務めていた板垣勘四郎という人が、静岡の山葵発祥の地「静岡市葵区有東木(うとうぎ)」に、三島代官の命によりシイタケ栽培の技術指導で訪れたとき、ここの山葵栽培を知り、天城でも行いたいと懇願し苗を分けてもらったことから始まっているそうです。
山葵は日本原産のアブラナ科ワサビ属の植物。
主に香辛料に使われます。
辛味成分にはアブラナ科の植物独特の「アリルイソチオシアネート」というものが含まれています。これには殺菌効果があります。
上の駐車場で「わさびソフト」を食べてみました。
以前、三保の松原で「しらすアイス」を食べましたが私には今一でしたね。
でもここのわさびソフトはおいしかったですよ。
少しだけピリッとする刺激とワサビの香りがほんのりしてまぁまぁいけました。