山梨県、利用料金が無料の「田舎暮らし体験施設」
2013-09-16T18:00:43+09:00 2013/09/16
山梨県に無料で利用できる「田舎暮らし体験施設」があります。
田舎暮らし体験施設とは、簡単に言うと田舎での暮らしを一定期間実際に味わえる施設のこと。
移住に興味を持つ人を対象に、主に自治体が空き家や古民家、アパート等を貸し出しています。
普通に生活できる設備があるところもあれば、かまどで飯を炊き五右衛門風呂を薪で焚くといったようなハードなもの、あるいは蕎麦打ちや農業体験等ができるものなど様々なものがあります。
通常1泊数百円から数千円、週貸しでは数万円位は料金が発生するのですが、中には無料で貸し出しているところもあります。
無料といっても利用するには条件があります。
期間が限定されていることと、空き家バンクに登録していることが前提です。
・・・要するにある程度真剣に田舎暮らしを望んでいる人たちということです。
誰でもいいなら無料の民宿みたいになってしまいますからね。
ちなみに空き家バンクとは、過疎地域等の空き家を利用して移住希望者の貸し付けたり売却するシステム。
中間には不動産業者ではなく自治体が入り双方をマッチングさせます。
そのため、仲介手数料や売買価格に業者が利益が乗っていないので比較的安く手に入れることが可能です。
原則として売買・賃貸の契約を締結するのは当事者同士です。
山梨県には無料で田舎暮らしを体験できる施設が2つあります。
山梨県は都心からもアクセスも良いし、自然は豊かです。このブログでもずいぶん取り上げましたが、最近は富士山が世界文化遺産に登録されたことで穴場観光地やおいしい郷土料理なんかがかなり注目されていると思います。
興味があるような方は一度利用してみてはいかがでしょうか。
※下の写真は「田舎暮らし体験施設」とは無関係です。
山梨県の「無料田舎暮らし体験施設」・メニュー
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山梨市の「田舎暮らし体験施設」
山梨市は山梨県の東部にある街。人口は約3.5800人。
県と同じ名前の市ですが県庁所在地ではありません。
甲府市や甲州市、笛吹市、埼玉県秩父市、長野県南佐久郡川上村と隣接しています。
特産品は甲州ワインや桃、葡萄。観光では県内最古の武田信玄の隠し湯と言われる「岩下温泉」や「フルーツ公園」。
その上にある「ぷくぷくの湯」や「ほったらかし温泉」等が有名です。
田舎暮らし体験施設は市内を流れる笛吹川と徳和川の合流する地点にあるそうですから、山梨市市街からはかなり秩父市よりに行ったほうになります。
以前使用していた教員施設を活用したもので、既に何組かの移住希望者が利用されているそうです。
間取りは2DK、必要最低限な家電製品や調理器具は用意されています。
近くには500円で利用できる「みとみ・笛吹きの湯」がありますのでついでに利用してみてはいかがでしよう。
利用対象者は山梨市の空き家バンク登録者。移住先の住居を探す目的でのみ利用可能です。
利用できる期間は原則として7月から12月。冬季の利用は要相談とのことです。
詳細はページ下の関連情報をご覧ください。
甲府市の「こうふ暮らし体験施設」
甲府市は山梨県の県庁所在地。人口は約195,000人。
ちょうど山梨県の中央に位置し、北から南に細長い形状をしています。
山梨県はフルーツの町として知られていますが、もう一つの特産品が水晶と宝石。
水晶のほうは既に採れなく、輸入品が多くなっているようですが、その加工技術を生かして宝石研磨産業が盛ん。
観光では紅葉と渓谷、ロープウェイで知られる景勝地「昇仙峡」があります。
体験施設は市の南部の過疎地域にあります。
ここも教員住宅に使用していたもので、家財道具や電化製品は取り揃えられてあります。
対象者は県外在住者で、甲府市の空き家バンクに1ヶ月以上登録して、移住や二地域移住を考えている方です。利用期間は3拍以上1週間以内。
利用可能な人数は2人以上4人以内。そして利用期間中の行動記録やアンケート調査があります。
詳細は下記の関連記事をご覧ください。