標高982m「達磨山」には心臓破りの階段があった
2013-08-20T10:00:57+09:00 2013/08/20
西伊豆の高原には「達磨山」という縁起のよさそうな名前の山があります。
沼津市と伊豆市の境界にある山で標高は982m。
なんでも、80万年前とも言われる大昔、ここに「達磨火山」というものがあり、それが侵食を繰り返し残った峰の一つが今の「達磨山」だと言われています。
山全体がほとんど笹で覆われているため、景色を邪魔する大きな木がありません。
晴れた日は眼下に駿河湾が広がりますし、富士山や箱根連峰、御前崎のほうまで見渡すことができます。
達磨山高原レストハウスから少し上がったところから旧西伊豆スカイライン(現127号線)が今は無料で開放されています。
この道を土肥方面に向かう途中に達磨山はあります。
途中まで車で行って登ることも可能ですが、達磨山高原レストハウスの駐車場から遊歩道が整備されていますので、ハイキングを楽しみながら行くこともできます。
標高982m「達磨山」・メニュー
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「達磨山」の場所・アクセス
地図ではこの位置になります。
旧西伊豆スカイラインに入り、土肥方面に向かうと途中、上の写真のようにほぼ正面に見えてきますのですぐ分かります。
途中にはこんな看板があちこちに出ています。
写真はクリックで拡大します。
達磨山に登ってみた
ここからだと山頂までは0,5kmと書かれています。
登り口には3・4台車を停めるスペースがあったので、そこに車を停め達磨山に登ってみることにしました。
上を見ると立派な階段が造られているので、ちょっと登ればすぐ山頂に付けるだろうと、短パン、Tシャツ、ラバーサンダルという、海水浴にでも行くような出で立ちで・・・
左下の写真はまだ半分まで行ってない所です。この頃は余裕があったので、遥か下のほうに見える戸田村の写真を撮っていましたね。
この坂は急です。
今にして思えば、まだ中腹まで行っていないのですが、頂上は階段が見えなくなっている付近だと思ってました。
左下がおそらく中間地点です。
写真で見ると階段があるので楽に行けそうですが、しかしこの階段、登ってみるときつい・・・
画像で見るより段に高さがあるのです。
しかも、奥行きがあるため歩くテンポが乱れて歩きにくい。
右下は最後の上り坂ですが、ここはとにかくきつかった・・・普段の運動不足がはっきりと自覚できました。
達磨山の山頂
これが達磨山の山頂。
ここにだけ大きな石が置かれています。たぶんヘリかなんかで運んだのでしょう。
山頂には先客がいました。
聞いて見ると、この人たちは達磨山高原レストハウスの駐車場から金冠山を経由するコースを通ってきたとのこと。4時間かかったそうです。
ちなみに、金冠山(きんかんざん)は伊豆半島北西部にある標高816mの山のことです。
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一等三角点がありました。
これは、一等三角測量という方法で、40kmほどの間隔に全国をおおうために設置された三角点です。
経度・緯度・標高の基準になっていて、測量法では永久標識になります。
頂上の石には文字が刻まれてましたが読めませんでした。
頂上から見る旧西伊豆スカイラインです。
晴れた日には富士山もくっきり見えるそうですよ。
もう一つの登り口
この道は達磨山の南側の道。ここから登るには急な坂道ではないので階段が設置されてないようです。
後にして思えば達磨山は伊豆山稜線歩道の一部になっているので、道は他にもあるのは当然ですね。