西伊豆の景勝地雲見の沖磯「カンノン(観音)」
2014-03-17T18:00:57+09:00 2014/03/17
雲見は賀茂郡松崎町に属す温泉街です。「岩地」・「石部」とともに三浦(さんぽ)地区と呼ばれています。
雲見は西伊豆きっての景勝地でもあります。港の先には展望台が設けられており、晴れた日は駿河湾のかなたに富士山を望むこともできます。
港の入口にはダイビングスポットとしても有名な「牛着岩」。
標高163mの「烏帽子山」。港を出て南に行くと遊覧船のコースにもなっている「千貫門」等。温泉以外にも見所は幾つもある地域です。
雲見は釣り人の間でも人気があります。
主に磯釣りではメジナやイシダイ、ブダイ狙いがメインでしよう。時々モロコを狙う人もいます。
ここの沖磯はほとんどが足元からかなり水深があるため、春先は大型マダイが高確率でヒットしてきます。
そのため、他の地域に比べマダイを専門に狙う釣り人も訪れます。
渡船屋は3軒。主だった磯は磯割がされています。
ここも出船時間は季節により変りますので事前に問い合わせておくようにしましょう。
雲見の沖磯「カンノン(観音)」・メニュー
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雲見の渡船と出船場所
雲見温泉は地図ではこの位置になります。
港に行くには、沼津方面から136号線を南下していくと温泉街に架かる橋が見えてくるので、その袂を左折して海岸沿いに少し走ります。
駐車場は港の手前に用意されています。
3隻ともこの港から出船しますが、船により集合場所や駐車場が異なります。
雲見の渡船
3軒の渡船屋が営業しています。
- 恵比須丸(恵比須屋)・・・0558-45-0857・(民宿・磯渡し・釣り船)
- 佐市丸(三楽荘)・・・0558-45--0248・(民宿・磯渡し)
- 愛海丸・・・0558-45-0722・(食堂・磯渡し・釣り船)
伊浜との共有磯「カンノン(観音)」
カンノンは雲身エリアの最も南側に位置します。
おそらく、磯の形が「観音様」に似ているので付けられたのでしょう。
隣の集落「伊浜」との共有磯です。
主な足場は沖向きの先端付近と北側の一部になります。
多分、4人位までは乗れると思います。
写真はクリックで拡大します。
左下は先端のチャカ付け場(船付場)。
右下が沖向きの釣り場。足場はけして良い方ではありません。
水深は足元付近で10~12m位。沖に行くほど深くなります。
左下は北側の足場。遠くに見えるのは「八丈」と「長崎(長ッ崎)」。
右下は南側のワンド。
さらに南側は根が点在しており、かなり陸側のほうまで水道が延びています。
ここは奥のほうに潮が通すときがあるので、メジナは狙って見るのも面白いかと思います。
南側には伊浜エリアの磯が幾つか見えます。
左下はすぐ横にある「ハズレドコ」。その先の沖に見えるのが「黒島」。
黒島の少し沖には干潮であってもめったに乗れないという「黒島のハナレ」。
他の沖磯
渡船で行く磯は地磯を含め20~25箇所位。下記の写真はその一部です。
「八丈(八丈島)」
雲見から行くとカンノンの手前にある磯。
「長崎(長ッ崎)」
地元の人はナガッサキと呼ぶようです。
地磯らしく、地元の人は昔ここまで山を越えて釣りに来たそうです。
「長崎小島」・「新屋島」
左下の写真、長崎のすぐ南側に位置するのが「長崎小島」。さらに南側には「新屋島」。
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「切ッ戸」・「サバ島」
左下は「切ッ戸」という地磯。新屋の南側に位置します。非常に分かりづらいですが、右側のサラシが出ている付近です。
裏側はワンドになっているらしい。
右下が「サバ島」。陸とは結構離れているのですがかなり沖側から撮影しているので地磯みたいになってしまった・・・
尚、この写真には写っていませんが、サバ島と切ッ戸の間、陸側付近には「イガミ」という磯があります。
ここは雲見の磯の中では水深は浅いようです。
「千貫門」・「スズメ島」
雲見を代表する景勝地でもある「千貫門」。釣り場は4箇所位あります。
すぐ南にある切り立った磯が「スズメ島」。
どちらもそれほど足場は良くない・・・
「長島」・「八尾蔵」
左下、スズメの南側に「長島」。
その南内側にあるのが最も足場が悪い「八尾蔵」。
八尾蔵のやや沖には干潮しか乗れない「潮かぶり」という磯があるのですが、この写真では見にくいですね・・・
さらにこの南側に「ツリキリ」という磯があります。
「コミタケ」・「浅間下」
左下が地磯の「コミタケ」。ワンドになってる所まで崖を下りて来れるそうです。
右下も地磯の「浅間下」。烏帽子山の最下部で、頂上付近には浅間神社が鎮座しています。
「佐平場」・「丘トンビ」
左下は烏帽子山の正面真下付近にある「佐平場」という釣り場。
一見何処に乗るのか分からないように見えますが意外に足場は良い。
2人位は乗れると思います。
右下は「丘トンビ」。
上が展望台になっています。
以前は比較的たやすく来れた地磯ですが、大きな台風の影響で行きにくくなっていると聞いていますが・・・
「トンビ」・「前の島・中の島(大牛着・小牛着)」
港の入口、南側にあるのが「トンビ」。足場は良くかなりの人数が収容できます。
港の入口、北側にある大きな2つの島が「前の島・中の島(大牛着・小牛着)」。
ダイビングスポットとしても知られています。
ダイバーによると、大きな真鯛が居ついているそうですよ。